おひとりさま族

孤独死や核家族、精神疾患など、現代の問題をたんたんと描く作品。1人の女性の内面を通して、何か彼女自身に大きな事件があるわけではないが、周りとの関係で心が動く様子をうまく描いていて、国は違えど共感ができる。面白いのだが、たんたんと話が進むため、いつのまにかエンディングを迎えていた。ハリウッドのアクション映画とは対極な日常の作品。

孤独な人は成人向けの雑誌に埋もれて死ぬ事はない。
心配されなくても良い。
孤独なんて知らない奴が作った出鱈目な話とすぐに分かる。
毎日、不味そうなビーフンばかり食べるのはやめてもらいたい。同じく、テレビなんて付けていたら落ち着いて寝られやしない。
まだまだ、お隣の国は垢抜けていないね。日本は巻き返せにゃならん。

タイトルだけを見ると「ソロ活女子のススメ」のような、 一人を楽しむ生き方を肯定しながら、楽しみ方を描く作品のように見えますが 実際は一人でいることの強がりや孤独、葛藤が色濃く出ています。 主人公の台詞は少ないけど、表情や行動がとても豊か。 シナリオも丁寧に作られていて、鑑賞後も余韻に浸れます。 韓国のちょっと小綺麗な生活圏も見られて楽しかったです。

「一人が楽」とか、それはそれで正解なんだけど、 完全に孤独って耐えられないんだと思う。 何かしらの繋がりがなければ、何かしら他者と共感がなければ、孤独すぎて生きてはいけない。 疲れたときは、ゆっくり休む。とても大事な事。