最後まで行くのレビュー・感想・評価
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藤井監督は今年の日本映画を支えている。
今年の日本映画のベスト5に入る。
綾野剛の存在感がすごい。彼が軸で回っている。柄本明は日本映画の至宝だ。かつての樹木希林のような、ワンカットでも顔を出せば、作品の質を大いに高める。脚本の力が漲る、イコール韓国映画のパワーを感じさせる、そして絶望的に日本オリジナルの娯楽映画の衰退を痛感してしまう。
凄まじいクライムアクション
日本リメイク版は、クライムアクションとしてよくできてました。
綾野剛の狂い方と、柄本明の極悪人ぶりが際立っていて、ここまで全員悪人だと主人公がかわいそうになってきて、ちょっと応援したくもなりました。
主人公が岡田准一だからかもですが。
原案となるリメイク元の韓国映画って、観ている間はハラハラしていいんですが……
観終わって時間がたつごとに、「雑に盛り込みすぎ」なのが気になってくるのと、主人公の小悪党っぷりに共感できなくなり、「そんなに面白かったっけ?」と印象が変わっていったのですが。
この日本リメイク版は、筋が通るようにきちんと整理してまとめたことと(その分、原案比では勢いがそがれた印象もなくないが)、どの登場人物もキャラが立っていたから、観やすくてストンと腑に落ちるような内容になっていました。
これは監督・脚本の力量によるものとも言えますし。
主人公が岡田准一だからかもですが(大事なことなので2回書きます)。
「スピード感が好き」
今年66本目。
2014年の同名の韓国映画のリメイク。オリジナルと言われても間違えてしまう位面白い作品。結局最後素手なのがいい。岡田准一さんは新聞の記事でかなわない相手は?と聞かれて、ファブル2でも共演した橋本知之さんと木村拓哉さんを挙げていました。ブラジリアン柔術のトップ選手で戦って子供のようにあしらわれたと、木村さんは時代を築いた方ですね。自分も身近にかなわない相手がいます。
作品はどんどん状況が変わっていくスピード感が好き。藤井道人監督なので本当に表情を撮るのが上手い。
不自然さがちょっと気になる
予告編で見た印象そのままだった。
緊迫感がある場面と笑える場面が混在してまあまあ
面白かったのだが細かい部分で不自然さが気になった。
例えば冒頭、車の中で電話している場面。
雨が上から下へ真っ直ぐ落ちていくから駐車している
のかと思ったら設定の上では結構スピードを出して
走っているらしい。ならば見た目上は雨は前方から
後方に向かっていなければおかしい。あと、時速数十キロ
で人をはねたら車はもっと激しく破損しないか?
その他いろいろ。ご都合主義の脚本と手間を省いた撮影。
岡田准一の役柄には魅力を感じなかったが綾野剛には
凄味を感じて、それだけでも観る価値があった。
二人の対決がクライマックスになるが後半の展開は
ちょっとくどい感じがした。
主演2人の雰囲気が良い
汚職の暴露と母の危篤が同時に起き焦る工藤は、豪雨の中で若者を車で轢いてしまい…。
韓国映画の日本リメイク作品。原作未鑑賞。登場人物がクズばかりなのでどうなっても良いや感は否めないが、最後まで行くほどに理性を失う岡田准一と綾野剛の双方の雰囲気はとても良かった。
悪くはなかったんだけど、ついつい韓国版と比べてしまう 一線を越える...
悪くはなかったんだけど、ついつい韓国版と比べてしまう
一線を越える系のこういう作品は、
外国産の方が受け入れやすいと気付いてしまった
まさに狂気の展開
予告編やTBSのモニタリングを見ててコメディ調みたいだから止めておこうかなと思いながらレビューを見ると評価が高かったので観に来た。韓国映画のリメイクでもあるそうなので、きっと面白かろう。
と言う気で観たらなにがなにが最近にない狂気の展開でびっくりしたね。刑事でありながら岡田准一の動揺ぶりや刑事でありながら綾野剛の豹変ぶりには度肝を抜かれたな。なるほどやっぱり原作韓国物は凄いね。まさに題名通り最後まで行くだったよ。
主役2人で最後まで
韓国版を観ていたので、ドキドキ感が少なかったですが、ちゃんと本家をリスペクトしつつ、日本版として成立していました。
岡田准一、綾野剛2人がだんだん絡み合っていく様は見応えがありました。
ただ岡田准一氏は引き逃げしちゃてるのだから、もう少しダークな感じにしていれば、対決感が増したと思います。
最後のシーンは、「そっちか」と思いました。
みんな演じるのが楽しくて仕方なかったんじゃなかろうか
綾野剛の怪演がこれでもかと観られて最高だ。綾野も岡田准一も表情の演技が上手い。アップを見てると楽しくなってきて感謝の思いさえ浮かんでくる。
そして柄本明が最高なのです、こういう役。
彼らの顔面演技は大画面で観るべきです。
堕ちていく人生の顚末!! 砂漠の中の蜥蜴が2匹⁉
いるようなストーリーでした。
韓国と同じくらい人を踏みにじる暴力的な場面がありました。
岡田准一演じる工藤が車で事故を起こしたことに始まる、警察署に隠し通そうとする展開にハラハラ・ドキドキのサスペンスを楽しむことが出来ました。
綾野剛演じる矢崎が、なかなか死なないしぶとさに可笑しさやスリルを感じました。
不正や隠蔽工作が警察だけではないことが
実際にある可能性をイメージしました。
人のお金を奪い取ろうとする残忍さ、
柄本明演じる仙葉、綾野剛の義理の父親など
悪役の際立つ個性的な演技を見られました。
砂漠の中の蜥蜴が熱さにもがき苦しむような
人間の顚末を感じる作品でした。
何でも有り有り、予測不能
岡田准一くんと綾野剛くんのふたり迫真の演技、金と組織の裏切りと予測不能な展開で目が離せない。
こんな法治国家でこんな警察組織があるんだろうかと年末の最悪な四日間の物語でした。
いいところまで来たのに終わり方が今一微妙(笑)
邦画実写版もここまで来たか
脚本が素晴らしい。
人をはねて死体を隠そうとする刑事(岡田准一)と彼を追う監察官(綾野剛)。
前半は主人公の刑事が死体を隠すためにてんやわんやするコメディータッチだけど、時を遡り今度は監察官側のストーリーが展開していく。
綾野剛が結婚したばかりで義理の父(本部長)から「この出来損ない!」と罵倒されてゴルフクラブで何度も叩かれてボコボコにされた後に逆襲してタコ殴りしたシーンは良かった。
お寺さんのマネーロンダリングを嗅ぎつけて人を操るやくざ(柄本明)の表情が凄みがあって怖い。
泣くのはいやだ!笑っちゃお!進め〜
韓国語(ハングル)での原題を知らないのですが、英語表記だとA HARD DAY、こちらの日本版はHARD DAYSと複数形。
ふむふむ。
韓国版のオリジナル見なきゃ‼️ですね
何か意外なところで違いがありそう。
〝最後〟についての解釈も、この邦題をつけた人の気持ちについても想像が膨らみます。
嘆いたり、うんざりしたり、ため息をつくのではなく、もう笑っちゃうしかない。
あれを最後とするの?
どうやらあの先も簡単には死にそうにないし、最後なんてね、死ぬまでこないのさ。
なんてことを考えてたら、こんな歌詞が浮かんできました。
🎶波をチャプチャプチャプチャプ追いかけて
まるい地球の水平線に
なにかがきっと待っている
苦しいこともあるだろさ
悲しいこともあるだろさ
だけど僕らはくじけない
泣くのはいやだ 笑っちゃおう 進め〜
ひょっこりひょうたん島
ひょっこりひょうたん島
ひょっこりひょうたん島
強い男岡田くんは封印か。
番宣でコミカルなシーンもあるといっていたけど、それほど私は笑えるところはなかったかなぁ。隣の母は結構笑ってました。人それぞれかと。
アクションに定評がある岡田准一くん、今回はヘタレでオドオドしたタイプだったのが今までとは違って新鮮で面白かった。強い男は封印。後半の札束を挟んでの綾野剛さんとの泥試合のような対峙は豪快で、むしろ札を踏んづけて散らし無茶苦茶にしてるのが爽快ですらある。物語はいたってシンプル。どんでん返しを期待していたので肩すかしだったけど、ストレートな金蔵(鍵になるもの)の奪い合いだったのが、下手に分かりにくく小細工するより見やすくて良かったです。
今度は岡田くんのキレッキレのアクションをもっとみたい。
岡田准一×綾野剛×磯村勇人、絶品
良いも悪いも田舎臭い昭和な臭いがしました。展開もおよそ3日間の出来事なので難を感じず先読みが容易でストレートに二人の泥臭い対決を堪能出来る内容。ツッコミどころが有りつつ一度の鑑賞で満足出来るので何度も見返したいかと思うと首を横に振ってしまう。
岡田さんの工藤がとにかくダサい刑事を演じるなんて珍しく、コミカルなシーンは重い題材の合間に挟まれるので微笑しながらも緊張感やスリリングさが充分演出されていた。
そして相対する綾野さんの監視官は何を考えているのが一見分からないが、彼視点の時間枠に入った途端パズルのピースが当てはまり、表裏のある外面内面の危うさに驚きつつ狂気さを堪能したことは得難い体験でした。
磯村くんの配役も「ヤクザと家族」で綾野さんと共演していたもののイメージが覆り、やはり役者さんの凄さを楽しませてもらった。
磯村勇斗がいきなり死んだ辺りから何かあるんだろうなとは思っていたけ...
磯村勇斗がいきなり死んだ辺りから何かあるんだろうなとは思っていたけど。
大体刑事が轢き逃げしちゃダメでしょ。更に死体遺棄まで…
あー付いていけないと思ってた前半から一気に加速してあらまぁそうゆう事?
あれで死なないのは何故だ?
という事は次も死んで無いよな
とまぁ次から次から
面白くなくはないけど好きな感じでは無いなぁ
元々韓国映画もドラマも苦手。
綾野剛と岡田准一と磯村勇斗見たさに。
綾野剛怖かった。岡田准一凄かった。磯村勇斗チンピラ感がいいね。
どこまで行く?
ただただハラハラ、ドキドキを感じて楽しめる映画は久々でした。
トカゲの生き方を選んだ二人の最後と思わせる場面を何度観たことか笑。
終盤、本当にトカゲみたいな動きで揉み合っている様子はちょっとおかしくなっちゃいました。
いろんな映画の時間設定に使われますが、新しい年は誰にも平等にやってくるっていう感じはスキです。
外さない
原作映画未見ながら評判で聞いていたとおり、めちゃくちゃ面白い。特に、綾野剛パートになってから。
主人公の視点で事件が始まるより前に事態は相当ヤバいことになってたんだ、ということが明かされるストーリーって、面白い話の鉄板だよね。
綾野剛は良い味出してる。岡田准一はあんな風に駄目には見えないからそこがひっかかるかな。
しかし藤井道人監督だけあって、演出にそつがなくてときどき印象的な画があったりと外さない。
ひとつだけ注文を付けるなら、予告編でのネタバレにはもう少し気をつけてほしかった。あの車のシーンとか、構図でなにが起こるか分かっちゃうからね。たとえ韓国版と同じなんだとしても…
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