最後まで行くのレビュー・感想・評価
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俳優綾野剛と岡田准一による、 危険アクセル全開の、 己を賭けた、プ...
俳優綾野剛と岡田准一による、
危険アクセル全開の、
己を賭けた、プライド合戦。
互いにほと走る狂気。
守り抜きたい沽券。
血に塗れた身体から流れ出る、
汗と涙の応酬。
どこまでも終わりなき漆黒ノワール。
絶えず走り続ける緊張や、
瞬間瞬間での画面をピリつかせる空気、
そしてそれとは裏腹の、嵐の前の静けさ、
その緩急の付け方も
息を呑むほどに冠絶で、
ブッチ切りに面白い。
参りました。
最後はどこ?
最後までビクッ!
試写会に当たったからタダで観たよ。
にしてもよ、いくらなんでも展開が都合良すぎのオンパレードで終始ずっと呆れてた。
主人公補正のその副産物なのか、鶴瓶のガキだけ死ぬのが可哀想。
ラストあたりの隠し金庫の莫大な大金の中での銃撃戦からの墓地の中での大乱闘、カウントダウンと同時のノックアウト。この流れの画ヂカラだけは観る価値アリ!
だからこそなぜそこで終わらせなかったんだ!
大事な娘との取引で、ヤクザ親分が素人工作した4分に頼るのも意味不明。娘焼き死んだら何するの?頭おかしいんか?
それに娘がパパ!パパ!ってママより懐く意味もわからんのよね。
あれT2観てるんだっけ?て勘違いするくらい綾野が
T-1000並みにしぶとくてほんとに人間かよってなるし、特に最後のシーンまで出てきてさすがにまじかって開いた口が塞がらないままエンドロール。この映画の締め方わからなくなって不死身のカーチェイスで終わりとかアホ過ぎてもうね、岡田が笑う前にこっちが笑いたくなるよ。
最終的にヤクザの親分が岡田、綾野、チンピラ、小娘を全コントールして金庫の金ゲットってのが無理あり過ぎるんだよなぁ。またその役者に柄本明って起用が製作陣の『どやぁ感』も相まって腹立つし笑
あ、でも棺桶にチンピラ突っ込んで足ぱっかーん!
からの死んだ母ちゃんの顔ずどーん!の所は超最高だった笑、なんで誰も笑わなかったのか、地方の映画館は感情を殺して観る人が多過ぎるんだよね、なんか寂しい。
岡田のビビり方と怯え方もコメディ感あるし、最初から勢いとノリの映画だったんだからギャグに徹すれば良かったにね笑
以上、音とかなんやで『最後までビクッ』とさせる演出だけは上手い『最後まで行く』でした!
最後まで行け〜!
見たことのない顔!顔!顔!
岡田准一さんがダメダメなおっさんにしか見えない。笑
他の役者さんも全員がキャリア史上最高の顔を見せてくれます!
(あくまでも個人の主観ですが、ここは力強く断言したい!)
綾野剛さんはこれまでも様々な難役をこなしてきたけど、過去一ヤバイ。
広末涼子さんのくたびれ加減もひどい。よくOKしたなと思うほど。
ベテランの柄本明さんまで、最高の笑顔を見せてくれます。
山田真歩さんは声でわかったけど、いつもとは違う役どころで驚きました。このキャスティングは嬉しい。
そして、とにかくストーリーが面白い。
矢継ぎ早に降りかかってくる災難。
ピンチの連続にドキドキハラハラする……だけではない!思わぬ展開が待ち受けています。
2時間に満たない映画とは思えない濃厚さ。
これはリメイクしたくなる筈です。
印象的な音楽が更に緊張感を増してきます。
そもそも韓国映画の、社会派でもきっちりエンタメに落とし込んでくるスタンスが大好きなのですが、
藤井道人監督×スターサンズよりもエンタメ寄りです。
タイトルは『最後まで行く』ですが「最後まで行け〜!」と応援したくなる。
決してそんなシチュエーションではないのに。
爽快だけど悲しく、希望があるようでどん詰まりで、真剣だけど滑稽。
主観と客観が入り混じって感覚がバグる、不思議な高揚感に包まれること間違いなし。
序盤に、主人公が車のフロントガラス越しに前方を見ているカットだと思ってたら、そのままパーンして運転席の主人公を捉えるシーンがあって、視線が変わる違和感にドキッとしました。
普通ならカットを割るところなのに。主観的な目線だと思っていたら客観的な目線だった。。。
さだまさしが「自分の人生の中では誰もがみな主人公♪」と歌っていて、今まで確かにそうだと思っていましたが、この映画を見て「自分の人生だと思っていても、他人が書いたシナリオの登場人物の1人になっている場合もあるな。」と感じました。
全体像が見えていない立場からの主観で描くと、謎が謎を呼びそれだけで良質なミステリになるのか。
一線を越える者はみな、何かに追い詰められているから一線を越える。
トカゲのシッポ切りの要領で、黒幕は決してシッポを掴ませない。
藤井道人監督は『ヤクザと家族』で行き場のない若者の居場所を描いていたと思いますが、この映画では闇バイトで搾取される若者が浮かび上がりました。
誰かのシナリオに乗っかるのは楽だけど、自分で書いたシナリオで「最後まで生きろ〜!」
自分でも感覚がバグっている自覚がありますが、そんなメッセージを感じました。
あそこは無言でも十分伝わる場面
年の瀬も押し迫る12月29日の夜。刑事・工藤(岡田准一)は危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばす。工藤のスマホには署長から着信が。「ウチの署で裏金が作られているという告発が週刊誌に入ったが、もしかしてお前、関わっているんじゃないか?」という淡島の詮索に、「ヤバい」と血の気が引く工藤は、なんとかその場をやり過ごしたものの、心の中は焦りで一杯になっていた。そんな中、美沙子(広末涼子)から着信が入り、母が亡くなった事を知らされた工藤は言葉を失うが、その時、彼の乗る車は目の前に現れた一人の男を撥ね飛ばしてしまう。すでに彼が絶命していることが判ると、狼狽しながらもその遺体を車のトランクに入れ立ち去った(公式サイトより)。
岡田准一と綾野剛のダブル主演と言っていいクライムサスペンス。2014年に同名で公開された韓国映画のリメイク版。韓国映画らしく、複数のストーリーが蠢くように展開するが、分かりやすい構成で置いてきぼり感はない。そんな簡単に行くかよ的なシーンはいくつかあるが、娯楽映画としての許容範囲。
綾野剛が気色悪くてかなり良いし、要所にしか出てこない磯村勇人がいい仕事をしている。岡田君は筋肉が付きすぎていて、歩くシルエットがちょっと変。ラストの柄本明に説明調の科白を吐かせたのが残念。あそこは無言でも十分伝わる場面であり、その演技力を持つ役者だと思う。その分、マイナス0.5。
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