「岡田准一はやっぱファブルが一番カッコいいです」最後まで行く カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
岡田准一はやっぱファブルが一番カッコいいです
綾野剛目当て。期待を上回る怪しさ。ターミネーターもゾンビも顔負けのしつこさ。特殊メイクもCGもいらないから、コスパ最高です。誉めています。
韓国映画のリメイク。そのへんは常にプンプン匂ってきました。アクが強い。お寺、政治家、警察、莫大な闇金とかはリメイクしやすい内容でした。坊主の儲けを横取りする県警本部長ってセコいよなぁ。韓国では警察官は日本よりも社会的地位がうんと低いのか?と思いました。あの札束の量は半端ない。10兆円越え?
主演は岡田准一ですが、アタシの期待どおり、綾野剛、柄本明、磯村勇斗が美味しいところを持って行きました。
駿河太郎(鶴瓶の息子)の同僚役も良かったです。火葬場ですぐ状況を理解してバディに。以外に賢いのよ。これからっていう時に巨大ドラム缶で殉職。
いくら死体でもあんなちっちゃいニッパーで指切られたら、むちゃくちゃ痛そう。ホントに冷たくなってむくんだ指でも指紋認証オッケーなんでしょうかね?
年末に葬式、結婚式となんとセワシないこと。曲者の山田真歩を新婦役に使うなんてこりゃまたニクい。いちばん普通の人の役が広末涼子なんだからスゴすぎる濃い~キャスティング。あの杉本哲太が霞んでしまうほど。棺桶重かったでしょうね。気が付けよ~
山中崇なんか全然目立たない。
あのお姉ちゃん(清水くるみ)もちゃっかりしていて、最後のワンボックスで柄本明と目配せするなんて。
もうやめてよぉ~
時系列がちょっと分かりにくかった。リメイクだから仕方ないのかも知れませんが、種明かしシーンがちょっと野暮ったい。
いちばん大丈夫か?と思ったのは、棺桶のなかのご遺体逆二段重ね。焼き場の係が69のお骨を見たら、驚くでしょうね。
汗だくでずぶ濡れでテンパっている演技はなかなかだったけど、岡田准一はやっぱファブルが一番いいです。