劇場公開日 2023年5月19日

「シリアスとコメディの配分が中途半端で、どういう感情になったら良いのか戸惑う」最後まで行く tomatoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0シリアスとコメディの配分が中途半端で、どういう感情になったら良いのか戸惑う

2023年5月20日
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岡田准一演じる刑事の3日間を描いた後に、綾野剛演じる監察官の4日間を描き、追う方も追われる方も、実は追い詰められていて必死だということを明らかにする構成は面白い。
しかし、2人一緒に火葬にしたら遺骨が2体あるとすぐにバレるのではないかとか、わざわざ娘を誘拐しなくても、ひき逃げをもみ消す代わりに遺体を渡すよう要求すればよかったのではないかとか、本部長や同僚の刑事を殺したら、いくら金を手に入れてもタダでは済まないのではないかとか、あれだけの悪事を働いている寺なのに住職等の存在感が全くないのは不自然ではないかなどと、色々と疑問に感じることが引っ掛かってくる。
何よりも、刑事も監察官も、遵法精神のかけらもない悪徳警官で、同情も共感もすることができず、絶体絶命の危機が「自業自得」に思えてしまうのはいただけない。
どうせなら、岡田准一のドタバタぶりだけでなく、綾野剛の不死身ぶりも合わせて、もっとコメディやブラックユーモアに振った方が良かったのではないだろうか?
ラストも、いつまでも2人でいがみ合っている場合ではなく、協力して、共通の敵であるヤクザの組長に立ち向かっていくべきではないのかと、釈然としない気分になってしまった。

tomato
tomatoさんのコメント
2023年5月25日

ガラガラ蛇(柄本明)をやっつけないと、最後まで行ったことになりませんね。

tomato
YOUさんのコメント
2023年5月24日

ぜんぜん「最後まで」行ってないですね(笑)

YOU
トミーさんのコメント
2023年5月23日

トカゲがよってたかってもガラガラ蛇(柄本明)には敵わないんですよ・・

トミー
tomatoさんのコメント
2023年5月20日

そうですね。
特に、同僚が車ごと押しつぶされる場面やラストシーンは、まったく笑えないどころか、不快感さえ覚えてしまいました。

tomato
大吉さんのコメント
2023年5月20日

笑いが中途半端でした。
ストーリーは喜劇ですよね。
ヤクザやっつけてスカッと終わってほしかったです。

大吉