マイ・エレメントのレビュー・感想・評価
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お決まりのストーリー
ディズニー・ピクサー・スタジオが、自然界における火・水・土・風のエレメントを、擬人化した世界を描いたアニメーション。スクリーンいっぱい、細部にわたるまで、ピクサーらしく妥協のない美しい映像美で楽しませてくれる。
ピクサー作品は、子供向けの物語の中にも、多様な人種や文化との共生、新たな自分への脱却等のテーマを盛り込んでくる。本作においても火や水、土、風といった全く相容れないエレメントの違いはある中でも、繋がり合い、愛し合うことの大切さ、そして、自己啓発的なメッセージが含まれている。
舞台は、エレメント達が暮らす、エレメント・シティー。中でも火は、燃やしてしまう性質から、他のエレメントからも敬遠されがちで、火の街の中だけで暮らしていた。そんな火の街で、火のエレメント・エンバーは、父の店を継ぐことを小さい時から夢見てきたが、水のエレメント・ウェイドに出会ってからは、自分を縛り付けていた慣習を脱ぎ捨て、広い世界への憧れも抱くようになる。そして、ウェイドに対しても恋心を抱いていく。
全体的には、それほどのサプライズも無く、ストーリーも単純。子供から大人まで楽しめる、ディズニー・ピクサーらしい作品と言える。もう少し、クライマックスの盛り上がりが欲しかった。しかし、隣で観ていた親子連れの小さな女の子は、ラストシーンで泣きじゃくって、大きな嗚咽をしながら見入っており、心のピュアさに、微笑んでしまった。
今回は、吹き替え版で鑑賞したが、主役のエンバーの声優を川口春奈が務めていたが、まあ、それなりに頑張ってはいたが、女優の声で、声優の声ではなかったように思う。その点、ウェイドの声優を務めた玉森裕太は、本物の声優の様で、ウェイドの風貌や表情合わせて声色を変えており、ドラマの演技のセリフよりも良かったように感じた。
ロジックよりもケミストリー
ロジックよりもケミストリー
logicよりもchemistry(化学変化)。
頭で考えるより、
心で感じる。
を描くには、
国と国(の設定)では、
メンツが邪魔して、
論理でしか考えない。
組織と組織では、
利害優先で、
心で感じる事で対応する事は避けられる。
人と人では、
プライドや文化まで描かないといけないレイヤーが多すぎる。
頭で考えるよりも、
目の前で起きている事に、
心を寄せるには・・・
火と水。
原始的な最初の第一歩、
自然発生する化学変化→
elementalを感じる事を思い出そう。
とはいえ、
そんな消去法だけではない、
火と水でしか描けない積極的ポジティブ展開もおもしろい。
水ファミリーの夥しい涙、
火ファミリーのメラメラ、
何より、
エンバーとウェイドの小さな、
ほのかな化学変化のケミストリーの、
エレメンタルの、
ゆらめきを、
頭で理解するか、
心で感じるか、
で、
評価は大きく分かれる。
製作側はちゃんと仕掛けてきてる、
利害も論理も人種もプライドも不要。
スクリーンで起こっている事を見よう!
そして、
感じよう!
『タイタニック』『アラジン』
『わんわん物語』『眠れる森の美女』
級の○○シーン!
それがelemental。
諦めない心。
3Dおすすめ!
予告編を見て、あまり好みじゃないかなと思いつつちょうど良い時間帯に上映があったのでなんとなく3Dで鑑賞。
最初のカールじいさんでワクワクさせられ、本編を見終わった後はテーマパークでファンタジー世界を体験したような、高揚した幸せな気分になった。
まず、エレメントたちのキャラクター描写がすごい。
いつも体のどこかしらが泡立ったりなびいたり揺らめいたり、こんなキャラクター見たことない。
ポスターの静止画ビジュアルで見るのと、動き回るキャラクターを見るのでは大違い。
キャラクターの内面が細かく描かれているのも相まって、ウェイドもエンバーもこの上なくかわいく愛しく思えてくる。
エレメントとしての独特の楽しい表現に驚きワクワクしながら、私たちと同じような悩みに感情を揺さぶられる姿に自然と共感できて、それに違和感がない。不思議。
映像が綺麗で、花のシーンは映像だけで心震えた。
3Dで観て良かった。
「ディズニー、ピクサー」
水もしたたるイイ男の映画
火と水、相容れない存在の二人の行く末は。
エレメントシティに訪れた火の一族から生まれた少女エンバー。
彼女は生まれた時から父の店を継ぐことを約束させられていた。
そんなある日、水のウェイドと知り合い価値観を一転させられることに。
ディズニー映画らしく人種差別を精霊に置き換え
火と水はお互いが接触できないという認識で鑑賞させられることに。
これは現代社会での黒人と白人の恋愛のようにも思える。
今でこそ珍しいカップルでもなくなりましたが、ある地域では
黒人と白人の差別は著しく存在する。
あくまで家族を大事にしようというテーマは一環としてあるが
その価値感を強要すべきでないという道徳的な物語。
精霊が出てくるというテーマはありつつも
風や土の精霊は陰に隠れていたので、彼らにもフィーチャーしてあげたかった。
メッチャ泣けるディズニーの恋愛映画。 本年度ベスト!!
あまり期待してなかったけど自分好みの作品で泣けた!
ほぼ満席状態の中、遠慮しながら泣いたので完全燃焼が出来なかったのが残念(笑)
火、水、土、風の4種のエレメント達が暮らす街。
エレメント・シティーで火の属性のエンバーと水の属性ウェイドの2人を中心に進むストーリー。
他の属性はあまり登場しなかったけど全然問題無し(笑)
本作で一番びっくりしたのはエンバーのCV、川口春奈さん。
声優でもやって行けそうな感じで違和感無し。
エンバーの声に終始釘付け(笑)
本作はほぼエンバーとウェイドの二人の物語って感じ。
異なる属性同士が触れ合う事も出来ない中、エンバーとウェイドの距離が近づく感じが良かった。
エンバーとウェイドの家族達の相手に対する考えが反している感じが印象的。
火の属性が怒りっぽく、水の属性が涙脆い設定も良かった。
触れ合う事が出来なかったエンバーとウェイドが初めて触れ合うシーンに泣ける。
エンバーの家族愛も素晴らしい。
終盤の家族と別れる時の挨拶も伏線もあってなのか泣けた。
映像は流石のPIXAR。
やっぱり映像は安定の美しさ。
エンバーがウェイドと水中で幻の花を見に行くシーンが自分的にとてもエモかった。
作品で流れる音楽もジャンルに拘らない多様な音楽が作品を盛り上げていた感じ。
主題歌は今さら感のあるSuperflyの「やさしい気持ちで」だったけど、これが良かった!
エンドロールで流れる時の字幕が余韻に浸れた。
ウェイドが涙脆くなかったら、あの絶体絶命なシーンはどうなっていたのか?
気になります( ´∀`)
万人受けしそうな良作。
設定は作り込んでいるが、ストーリー自体はわかりやすくシンプルだなといった印象。
台詞一つ一つにも深くメッセージ性が込められていて、受けての感受性を揺さぶってくる感じがします。
笑いどころもあるし、上映時間の長さの割には全く間延びせずいいテンポ。
これなら子どもにも楽しんでもらえそうな感じ。
アニメーションは美麗で、さすがの技術。
全然字幕やってないので吹き替えで見ましたが…川口春奈の吹き替えはちょっとイマイチかな…。
玉森裕太は案外良かった。演技がめちゃくちゃ上手いというよりは、今回の主人公の優しさにピッタリの声というか。役にハマってる感じがしました。
洪水のシーンは、苦手な方は注意した方が良いかもしれません。
とんでもない設定なのに感動してしまう(いつものピクサー)
ピクサーはたまにとんでもない設定の映画を作ってくる。ネズミが人間界の名シェフになろうとする「レミーのおいしいレストラン」や人が住めなくなった地球でごみ処理を続けるロボットの恋を描く「ウォーリー」、一人の女の子の頭の中にいる感情たちを描いた「インサイド・ヘッド」なんかは、個人的にかなりとんでもない設定だと思っている。そして本作。火、水、土、風のエレメントたちが生活する世界で出会い、恋をする水の男性と火の女性を描いた物語。最近のディズニーが推し進めるポリコレに最適の設定と言える。
案の定、冒頭はエレメントシティに移住してきた火の夫婦の話から始まる。なるほど、これ移民の話なんだな。他のエレメントからはちょっと煙たがられる火の人たち。たしかにあの4つのエレメントなら火は危険すぎる。だから火の人たちが居住するコミュニティができていき、他の住民とは距離を置いてしまう。まさに移民の話だ。
とんでもない設定なのに、どんどんエレメントシティの世界観に浸かっていく。風景もキャラクターも、水と火の表現がとてもリアル。水浸しになったときの水は実写なの!?と疑うくらい。それぞれのキャラクターの特性とか、エレメントシティの自治とか、細かい矛盾点をいろいろ考えるとキリがないから、あまり考えずに鑑賞するのが得策だ。
だって、最終的にはあんなに心が揺さぶられるんだよ。橋の下のあのラブシーンは最高だった。観る前から、2人の恋物語だけでなく、親子の絆や、自分たちとは違う他者を受け入れるという要素も含む物語になるのだろうと予測していたはずなのに。
ディズニーだけでなく、ハリウッドが推し進めるポリコレの要素も、この程度だったら大歓迎。直接的な表現ではないから、説教くさくならずにとても見やすかった。やっぱりピクサーはとんでもない設定を、最終的にはいい話に仕上げてくる。次のとんでもピクサー映画は何になるんだろう。今から楽しみだ。
※字幕版を鑑賞
期待以上!
なんとなく主人公のキャラクターデザインが好みでなく、観に行くのを悩んだけど、行ってよかった!
ウェイドの声優、玉森裕太さん優しく涙脆いウェイドによく合ってました!川口春奈さんの勝気なエンバー役うまかった!
最初はエンバーの癇癪にはこちらもハラハラしたし怖い子だなあ、って思ったがだんだんとウェイドに会ってから性格が可愛くなっていく。
エレメントを擬人化している世界観がとても美しく、
電車や駅や町の様子にワクワクしました!
笑えるシーン、ジーンとするシーン様々あり飽きなかった。子供でも大人でも楽しめると思う。
ネタバレを避けたかったのでストーリーに触れずにレビューしました。
いやあ、本当久しぶりにアニメ映画に見入って感動しました!
色んな人に見てほしい
Pixar映画を劇場で鑑賞するのは初めてです。
3DCGアニメーションが苦手で敬遠していましたが、今の技術が凄すぎて驚きました。
同時上映のカールじいさんのデート、犬の毛並みに肌の質感。
これがアニメーションなのか?と思うくらいにリアルで、同時上映のショートムービーから驚かされましたがその後の本編も描写の細やかさ、発想、物語の描きかた、正直ディズニーピクサーなんて子供向けと舐めていた分感動してしまいました。
実際にエレメントシティがあったなら、そう思わせるだけでもワクワクしてしまいます。
因みに私は吹き替え声優を担当されている方のファンです。
勿論吹き替えを担当されているのでヒットして欲しい気持ちも、贔屓目もありますが、アニメーションの出来栄え、物語、ひとつの作品として見に行ってみてほしいと勧められる作品です。
2D、3D両方で鑑賞しましたが3Dはオススメです。
ある程度の精神年齢が必要
家族3人で見に行ってきた!
私と夫は面白かったけれど、小5の息子には刺さらなかったよう…。
キャラクターは可愛くて、世界観が色彩豊かでキラキラしていて…さすがピクサーと言った感じ。
それぞれのエレメントが“らしく”、色調にしろ、住む家、使うアイテムにこだわりがあった。
とにかくどこを見ても見応えがあり、目が忙しい。
情報過多で、気持ちの揺れ動きがバタバタと忙しく感じる映画だった。私個人的には、もう少し落ち着いた感じで、画面のどこに集中すべきなのかわかりやすい映画が見やすかったのかなと思う。
しかし、細かいところまでのこだわりや、ストーリーの奥深さなど、ディズニーらしさは健在で、たくさんの方が楽しめる映画だと思う。
ウェイド役の玉森裕太は声優に向いている。
上手すぎて驚いたくらい。夫は最初から最後までプロの声優だと思っていた。
川口春奈は川口春奈だとすぐに分かった。
小さな子供向け、よりは中高生から大人向けだと感じた。好みが別れると思う。
ガールミーツボーイ
考え事しながら見てたので、あれよあれよと話が進んでいた(-.-)
ボーイミーツガールならぬガールミーツボーイ。
火の玉突貫少女が、属性から中身、家庭環境まで真逆の水ドバドバ少年と出会い、成長する物語。
ドラクエ的には火の真逆の属性は氷だから水だと真逆ではない?…どっちでもいいや。
縦軸が少女の成長、横軸が恋愛。
いや、縦軸が恋愛で…これもどっちでもいいや。
そこに家族も絡み、人間ならぬエレメントドラマが繰り広げられる。
エレメントシティが美しく、そこは一つの見どころ。いや、最大の見どころ。
3Dで見ても良かったかも?と思ったり。
考え事しながら観てしまった割には、最後は結構ウルッと来た自分は単純なのか子供なのか!?
推せるキャラが一人…いや、一エレメントもいなかったのが残念。
火のエレメントに煉獄さんみたいなキャラがいれば…いる訳ねえ!
ユーモアたっぷりのキャラ達が魅力的
きらびやかで美しい映像と音楽、そしてユーモアなキャラクターたちが織り成す世界がとても楽しかったです。自然に笑顔になって見てる自分がいた。
属性じゃなく個としてみることで人生が豊かになった、エンバーとウェイドのカップルに癒された。硝子で水路の亀裂を補強したのには「そりゃだめだろ」と心の中で突っ込んだ。まぁそういうのは置いといて、劇的なクライマックスがある訳じゃないけれど、いろいろ考察とか声優の良し悪しとか考えずに見れる作品でとても良かった。主人公二人の声は全く違和感なくてキャラそのもののように感じた。
同時上映の「カールじいさんのデート」も久しぶりに彼らが見れて嬉しかったです。
玉森ウェイドが可愛い
安定のディズニー映画
そんなに期待しないで観たマイエレメントで久しぶりに最高に好きだしな...
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