ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価
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聖地巡礼はお早めに
瀬戸内は温暖だというイメージがあったのでいきなり雪のシーンで驚いた。でも次のシーンで雪無し。なんじゃ、1シーンだけなら撮り直せないの?
で、本格ミステリー犬神家の登場です。何でもかんでも犬神家につなげる?
でもここのロケ地、倉敷の旧野崎家住宅なんだって。すごいお屋敷があるもんだ。ドラマ版の犬神家でもロケさせたみたいで、全く無関係でもない?
この通称広島編は映像化で6時間かかるから順番を飛ばしてドラマ化したとか。でも6時間は長すぎだね。もっとも、作品のトーンがだいぶ違うから映画で正解だと思う。
車のシーンも実写かCGかは分からないけど金もかかっているだろし。
一族の秘密が今ひとつ分からなかったけど十分楽しめました。
最後の有名俳優出演シーン、素晴らしいお言葉、引き締まって良かった。
そしてエンドクレジット。東京の刑事陣の名前が。アレどこだった?見落とした?
有りました。ポスト・クレジットシーン。あの人たちやっぱり楽しい😃
素晴らしい仕上がりでした
ドラマは見ていなくても面白かった
予告が面白くて見に行った。
最後まで引き込まれた。
私は子育て相談員をしているので
「子供の心はセメントが固まる前のような物だから、ついた跡が残る」
という言葉や
ラスト5分の「お母さんとカウンセリングへ行ったほうがいい。日本では弱いのが駄目だとカウンセリングに偏見を持たれているけれどアメリカでは日常的」
だという台詞に
「よくぞ言ってくれた!」とスッキリした。
(母親に小さな不安があるうちに対応を変えれば早く解決するけれど
放っておくと悩みが大きくなり
解決に時間がかかるため)
人の数だけある真実と一つの事実。
遺産相続の際に死人が出るという狩集家の話。
広島の美術展に訪れた整、そこへ現れたのは我路から紹介された狩集汐路、汐路から整への依頼は遺産相続での「ボディーガードと謎解き役」、引き受けたというか結構強引に狩集家へ連れてかれた久能整のストーリー。
狩集家、車坂家、真壁家の昔から仕来たりとその仕来たりの実行人気づいた汐路の父、気づいた事が切っ掛けで…
原作は知らないけど面白かったです!
終始謎解きストーリーに引き込まれました。
合間合間に入る整君の潔癖な感じ、めんどくさい感じも面白く、リアル身近にいたら何かちょっとくどいしウザイし何なのコイツはと、思ってしまうかもだけど整君の一本筋の通った正論、柴咲コウ演じるユラと父とのやりとりシーン、そこへ割って入った整君のセリフ、「結婚=女の幸せ、家事は女の仕事」は決めつけ、幸せ、好き、良かった、良くないは相手しか分からないこと…辺りのセリフは何か当たり前の事なんだけど聞き入ってしまった。
ラストの汐路、紀之助、新音、ユラ、それぞれの親の思いの込められた石のブレスを渡されたシーンは泣けた。
松嶋菜々子さんのキレイさは素敵すぎました!
整くんのお喋りが清々しい
ドラマのフアンなので、映画化を楽しみにしていた。
物語は若干オドロオドロシイ下りもあるけれど、二度楽しめる展開!?で満足。
整くんの正論交じりのお喋りは、時に厳しいけどスカッとするし優しさに溢れていたりもする。
映画館の整くん(菅田くん)のパネルの前で「可愛い」と言いながら写真を撮りあっている老夫婦がいて、きっとドラマからのフアンなんだろうと思った。
面白かった~
伝統が嫌いなら負を恐れずに変える勇気を継続する
広島で旅行中の整が狩集家の遺産相続に巻き込まれる。父を亡くした汐路は遺産相続で殺し合っていると思っていて、遺産相続のミッションをこなしていく内に違うことがわかり、これは伝統であったことがわかっていく話です。
どんなに堅苦しくても、伝統だから、歴史であっても変える意志があればその代で変えることはできます。できないではなく、変える意志がないのは怖いからです。古臭さを変えたければ恐れずに変える努力をし、周りを巻き込むことが大切です。伝統が続く理由は今までこうだったからであり、この伝統が良くないと思うのなら変えることはできます。
原作未読、ドラマ未鑑賞ですが、他の話も気になります。理不尽と思ったり、なにかに巻き込まれていると恐れているとき、自分が弱いときこそ強がらず、弱いことを認め、哲学的に対策を考えていくと違う見え方がわかります。
違う考え方を得るヒントがこの作品にあるかもしれません。汐路役の原菜乃華さんの演技もよかったですね。
想像していたより本格的なミステリー
待望の続編を楽しむ回
脚本のテンポの良さが魅力的
人気コミックの映画化である。2022 年にテレビドラマ化されて高い評価を受けている。テレビドラマでは原作連載の順序通りになっておらず、コミック2〜4巻の「広島編」が抜けていたのが気になったのだったが、予め映画のために取っておいたのであろう。
道具立てや設定は横溝正史のおどろおどろしい雰囲気を借りているが、無意味に連続殺人が起きる訳でもなく、現代的でスッキリした物語の展開は好感が持てた。テレビシリーズと直接的な関連はないが、登場人物についての説明的なものは一切ないので、特に主人公の人物像を知っておきたければ、コミックの第1巻を読んでおいた方が良い。
登場人物のキャラ立てや物語の展開の見事さはこのシリーズの売りであり、こういう話が組み立てられるのであれば、今後いくらでもドラマや映画が作れそうである。各人物の抱えた闇を話の牽引力として次の展開へと導くやり方も見事なものであった。「確信犯」という言葉は誤用が多いが、本作では「犯罪と思わずに信念を持って犯行を行なってしまう」という本来の意味での確信犯を目にすることができる。
それにしても、旧家の秘密に気づいてそれを演劇の脚本にするという行為は、どう考えても自殺行為に思える。フリーメイソンの儀式を口外すれば命をもって償わさせられるそうだが、この場合も同様な危険な香りがしたはずなのである。
配役は見事の一言であるが、特に狩集汐路役の原菜乃花は素晴らしかった。彼女がいなかったら、本作のビジュアルは相当違ったものになっていたはずである。オーディションでの選考というのにも驚いた。彼女が応募してくれて本当に良かったと思う。その他の配役も非常に豪華で、主役級が多数出演していた。原作の久能整は、必ずしも菅田将暉のイメージではないが、既にしっかりと定着してしまった感がある。
脚本家や音楽担当はテレビシリーズと同じで、非常に手堅いものを感じた。劇伴のクラシック曲の選曲も的を射ていたと思う。
(映像5+脚本5+役者4+音楽4+演出5)×4= 92 点
結構感動作
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