ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価
全536件中、221~240件目を表示
興行収入に影響されて…
ドラマ版は、全話視聴しました。
面白い切り口で事件を解決していくなぁという面白さはありましたが、かなり現実離れしているので特にハマらず、映画は観に行こうとは思っていませんでした。
だけど、映画が公開されてからの反響と興行収入の影響を受けて、同じテイストでもいいから観てみるかと思い映画を観てみたら、最高に面白かったです。
私には、ドラマ版より映画の方が断然良かった。
昔からある名家の遺産相続、昔だったらこういうこともあったかもしれないという想像もあり、こうきたかと自分の想像を覆されて、とても斬新な内容にこんなに面白いとは思わなかったです。
菅田将暉さん演じる久能整の笑わせるところと冷静さの空気感と目の動きの演技、問題を解決していくキメの部分の演技は、やはり流石だなぁ…と思わせられました。
忖度なく作られるフジテレビのドラマと映画は、本当に素晴らしい!
観て本当に良かったです。ありがとうございました。
面白くて震えた。人間ドラマかつミステリーだ!
箇条書きします。
○ストーリーがすごい。なんかよくわからんけど色んな要素が入ってる。すごいよなあ。震えるわ。オチって笑っちゃうような、は?ってとこありながら、リアルで怖く、人間的。作者の発想の自由さ、すごい。伏線の貼り方とか、推理の仕方とか
田村由美すげえなあ。サインください。
○登場人物の名前がみんないい。
○主人公がキャラが立ってるんだ。主人公の語る言葉が面白くて、正論すぎて、笑えてしまいます。いつもそうそう、くすりとしながら見ました。知的だ。ととのう君というキャラクタ設定が一番の魅力だ。そして随所にうるっとした言葉、語るんだよなあ。
○登場人物が役者ぞろい。豪華。個人的には町田啓太はいいね。滝藤さんも泣かせるよなあ。原さんも初めてみた女優さんだけど頑張りましたね。ツンデレ加減とつよがるはかなさをよく表現していた。柴咲コウは相変わらずの美女、存在感あったな。
○久々、パンフレット買った。
子供は馬鹿じゃない
ドラマも楽しく拝見してまして、終わり方が完全に続きのある感じで終わったので、絶対続きは映画だなと思い、とても楽しみにしておりました。公開前のスペシャルドラマも見ました。
大変混み合いそうな気がしておりましたので公開3週目の平日に鑑賞いたしました。
それでも思ったより人入っておりましたね。
やっぱりね、面白かったです。数々の名言も出てさすがです。整くん見事でした。
面白かったのですけど、妙に反応してしまったのが、整くんが他人の家のお風呂に入るのは嫌、みんなで入るお風呂なんてもっと嫌、なんならプールも入りたくないのようなこと言ってたこと。めちゃくちゃ同感してしまいました。(´Д`;)私はもしかすると割と独特なのかなと思いつつ、まぁそういう人もいるよね、と勝手に納得してましたがどうでしょうか。
ちょーっと複雑だったかな?誰が誰の子孫???みたいなところが途中こんがらがっちゃいました笑
きっとドラマのseason2もあるのでしょう?
がろちゃんをもっと堪能させて頂きたいです。
乾く前のセメント
原作未読です
冒頭の事故シーンは別にして、スタートが、広島市内の観光案内で女の子が無理矢理に本ストーリーに持っていくあたり、昭和感満載です
犬神家の一族をオーバーラップさせたかったんですかね?
汐路が都合よく思い出していくところは、どうかと思いましたし、みかんジュースに入れた薬は、あんなに遅効するんですね
鬼の集いは、おどろおどろしく、狩集家の秘密と結び付く軸の部分は、怖くもあり、知りたくもあり
それぞれに真実があって、その信念に基づいているので、躊躇なく行動しているのも怖いです
3人の鬼は真壁家と車坂家と、狩集家の当主ということですが、真壁家と車坂家も乗っ取ったんですかね?弁護士と公認会計士になるというのも当主を引き継ぐ以上に大変だと思うのですが、信念で資格を取ったということなんでしょうね
段田安則さんと角野卓造さんからは、その執念が見えず、松下洸平さんが引き立っていました
菅田将暉のラジオと言う勿れで、子供って乾く前のセメントみたいなんですってが1番言いたかったセリフと話していましたが、私にもそのまま固まってしまったところもある気がしました
中盤までは楽しめた
ドラマは越えられず
観察眼
田村由美さんのファンだ。
勿論、本作の原作も読んでる。
楽しかったー
テレビシリーズは見てないので、コレが初見。何より楽しかったのは、整の長台詞だ。
ちゃんとあった。いや、寧ろ売りくらいの扱いになってるのが嬉しい。
事件に関する事もそうでない事も、彼が話す持論はとてま思慮深く、本質を捉えて離さないように思う。
文字で読む時は、何度か読み返す。それが音声になって聞こえてきた今回は、脳の深くに沈殿していくようで心地がいい。
あんな考え方や捉え方をする主人公だから、彼が話す一言一句に「真」があるように思えてくる。
彼は喋る人ではなく、喋れる人で、その裏側には膨大な知識と、そこから連なる答えを持ってる。
それはそのまま、原作者・田村由美の脳内なのかも知れず…アウトプット先の一例なのかもしれない。
作中に「とある映画の台詞で…」なんて喋り出しがあり「犯罪とは努力の裏側」みたいな台詞がある。
エンドロールを観てたら、どうやら実際にある映画から引用したらしい。
驚いた!
別に創作でも構わないと思うのだ。
フィクションだし、そんな映画なくとも「映画で」と枕詞を付けちゃえばいい。
でも、存在する。
作者はその映画を観たか、聞いたかして、心に留めて原稿に落としたのだ。
小説家と漫画家の頭の中を覗いてみたいとホントに思う。特に田村由美さんの頭の中は。
「人の弱さ」とか「女性の幸せ」だとか、古くから慣習に準えて出来上がった価値観さえも覆す。
ここが変だよ日本人!的な事で大好物だ。
なんなら広辞苑とかに掲載されてる単語の成り立ちにまで言及する。長きに渡る男性上位社会の負の遺産なのかもしれない。
原作読んでて激しく頷く事も多ければ、目から鱗な事も多いのだ。
さて、そんな宇宙の如き広がりを見せる記憶領域を持つ主人公は、高性能な観察眼をも持ってる。
普段はどこか抜けてるのだけれど、彼の芯は強い。
それは歴代の名探偵の符号のようでもあり、金田一耕助しかりコロンボしかり、古畑任三郎しかり。
相手の油断を誘う為の擬態みたいなものなのだけど、彼の場合はちと違う。スキルではなく素体なのだ。
相手が勝手に見間違う。
…映像にされるとそんな事まで考えられて楽しい。
素体だからこそ、はぐらかさない。
彼の眼差しは、常に対象に向けられてるように思う。あまり瞬きをしてる印象もない。
強く静かに問いかけ、投げかける。そんなイメージがある。それは今までには無かったタイプなんじゃないかと思う。
菅田氏の真っ直ぐな目が印象的だった。
綺麗ではなく澱みのない眼差しだった。
原作は漫画なので、瞬きなんて設定が描写されるはずもなく…もし、それが役作りの一環なのであったなら、映像制作者としての功績なのかもしれない。
ラストに自供を促す台詞がまるで違和感ないのが痛快だった。快感と言ってもいい。
相手を観察し知り、想定した後の一手。あの台詞がハマったって事は、この作品は成立してるって事の証明でもあると思う。
物語は、田村由美さんが書いているのだから面白くない訳がなく…人間の心理と生理に則ったプロットで味わい深い。
ただ、映像になった分つまづきを感じた部分も無くはなかった。
田村原作のアニメなり舞台はありはするのだけど、なんとなく焦点が合ってる印象は薄く…ドラマを押し出すのは間違いではないのだけれど、実のところそこではなく。
ドラマを構築する人々への繊細な心理とか機微とか、人物に向けての造詣こそが真骨頂だと思ってて、そういう意味では大満足の一作だった。
コレはもう菅田氏を絶賛するしかなく…プッと吹き出すようなカットも多々あって、関係各位にお礼を述べたい。
楽しかったー
▪️追記▪️
『ミステリと言う勿れ』この題名について考えてみた。
ミステリを辞書で引くと
神秘的な事、謎、不可解なんて言葉が出てくる。
表題は「言う勿れ」一括りに断定するなよって言われているようにも思う。
知らないから"謎"であり、分からないから"不可解"なのだ。ならば、それについて知り、理解を深めていけば謎も不可解も消滅する。
その糸口は、何より“対話"なのだと思う。
人に向かい、先人達の文献に向き合い対話し、自らに落とし込む。
主人公・久能整がやってる事そのものだ。
レッテルを貼る前にもっとやれる事があるだろと言われてるようで、とてもイカしたタイトルに思う。
▪️余談
常々思う事がある…。
たまに、随分前に書いたレビューに「共感」される事がある。どうやって僕のレビューを見つけるのだろうか?
その作品に投稿される数百のレビューの内から掘り起こす?僕のレビューから該当の作品を探す?自分が投稿したレビューは1000を超えている。
…方法が分からない。
共感してくれた人のレビューを読もうとページに飛ぶも、スクロールしても該当の作品には辿りつかなかったりする事もある。
簡単なやり方があるなら教えてほしい。
僕にとっては、まさにミステリーだ。
再現度高い映画
何が素晴らしいって、
整くんは現代に生きる金田一耕助だ。綺麗な着地に拍手したい
九能整くんは探偵ではない。
しかし、探偵並みの観察眼と卓越した洞察力と推理力を持つただの学生である。しかもコミ障(笑)
今回の広島編は、ドラマにするには少々複雑な上に連ドラワンクール使いそうな話。
映画化に取っておくのにふさわしく、大成功だ。
映画化する意味に「?」がつく邦画が多いなかでも、とびきり上手くいったと思う。
隣の若い女性が見終わって小さく拍手していたよ。
気持ちは同じですだ。口に出すとコンプラ的に問題ですが・・・。
さて、原作は既読でしたから、話の内容はまあ踏まえており、余程の改変がなければ犯人も知ってる中で、どう見せてくれるのかと思ったよ。
整くんが劇中で言っていたように、これは横溝正史だし犬神家の一族だよねー。
でも、今作の中では誰も死ななかった。でも、過去の殺人は明らかになった。
その経緯がまさに横溝正史。
トリック的な部分は、最初のおどろおどろしい蔵を後継候補に渡すこと位で、整くんによって事実は次第に明らかになる。
最後に犯人を罠にかけ自供に導く所も、本格のルールに則っており痛快だ。
例によって整くんの変な人間性(あくまで見方によるけど)によって、コミカル部分もあり、全く飽きずに最後の着地にたどり着いた。大満足。
珍しく松下洸平がサイコパスなところや、柴崎コウ、町田啓太、松嶋菜々子など美しい人が出ている中、原菜乃華の好演が光るね。声もいい。
尾上松也さんの変顔に癒されました(笑)
いい食事をしたあとのような見て損のない邦画でした。
顔のアップが多い、美術がちゃっちい…
ドラマの時から思っていたけど、犯人の描き方が上手いよなー!
でも、ミステリーじゃないな…
真犯人の言動には小さな伏線はあったけど、事故死の真相を解くのに手帳だけではヒントが弱すぎる。
犯人達の爪の甘さが致命的過ぎる。
舞台の痕跡を消しきれていないのもそうだし、8年の間に4つの蔵の下の人骨をなぜ処分しなかったのかが謎。
人骨以外にも一族の悪習に関わる品々が大量に蔵に残されてたままになっていたことがガバガバだなと思った。
一番の違和感は、役者の顔のアップが多する…
特に原菜乃花の顔だけのカットが異常に多い。
最近、硬派な映画を見ることが増えたからか、この違和感に気付けたのかもしれない。
最近は、脇役にもある程度セリフや見せ場を与えて、キャラを立たせる作品が増えている印象があるし、そういう作品に自分自身も慣れてしまったせいもあるのか分からないけど、菅田将暉と原菜乃花だけやたらカメラが寄ってる。
かと思えば、柴咲コウや町田啓太には寄らないというあからさまな演出がされている。
原菜乃花を売り出したいのは分かるけど、こうもあからさまだと作品の質を落とすことにも繋がる。
先月「春が散る」というボクシング映画を見にいった。
橋本環奈が出演していたが、ほぼすっぴんに近い暗いメイクで、ヒロイン的立ち位置だけど、作品の邪魔はしていなかった。(あくまで個人的意見だけど)
フジテレビが絡むと、演出のあざとさや露骨なゴリ押し感が見えてしまうから、俺はやっぱり苦手だなと思った。
本日もとっ散らかってレビューでした!
結構面白かった
テレビドラマの続編映画?みたいですがドラマは見ていません。なので登場人物とか背景とか一切知りませんでしたが、楽しめました。
広島で行われていた美術展に東京からわざわざ来た大学生の久能整は謎の少女に半ば無理矢理連れていかれ遺言書の立ち会いに連れ出される。
謎の遺言書と遺言書の謎を解いた物に全財産相続とかかなり変わった内容だったが、それによって4人の孫が争う事に。
最初の事件は軽いジャブみたいな物で直ぐに犯人は特定できたが遺言書の謎は不可解。
なにより本来なら孫では無くその親世代が相続するはずが事故で4人とも他界。それ故に呪いだの相続争いの結果だの色々あって孫世代に相続になる訳だが、何故法定相続分ではなく総取りなのか?この遺言書の謎解きが厄介。
そらにしても巻き込まれた探偵役の久能整君は現代風金田一耕助の様な風貌で頭がやたらとキレる。仕方なく手伝っている割に観察力も良いし相手をトリックに掛けて陥れる事もするなど見た目と異なりなかなかの切れ者。
難解な事件を鮮やかに解いてしまった。
確かに画面をよく見ていれば分かる。
なかなか良くできたシナリオだと思う。
人気が高い理由も分かる気がします。
一つ残念なのは広島が舞台なのに美術館と路面電車の駅と宮島と東広島駅位しか広島県が出ていない事位でしょうか。広島が舞台の映画ってかなりの確率で岡山ロケが多いんですよね。確かにロケに相応しい建物が多いのは認めますが。
菅田将暉さんじゃないと整くんは成り立たない! セリフの量も演技も…...
ストリーの流れが映画だからなのか、ゆっくりな感じはしましたが。 人...
全536件中、221~240件目を表示