劇場公開日 2023年9月15日

「これでいいのだ」ミステリと言う勿れ R41さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0これでいいのだ

2025年1月13日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

やはり、漫画の実写でしたか~
単純な面白さがあっていいんじゃないと思った。
我路のことがまったく意味不明だったので調べざるを得なかった。
つまりこの作品は、我路が妹の死の真相を探るところから派生しているようだ。
この際妹の友人だった汐路が我路と知り合うことで、冒頭のシーンに繋がり、かつ久能に繋がったことが理解できた。
最後の警察署のシーンがこの物語の奥行きを演出している。
さて、
久能くん本人も言っていたが、まったく犬神家の一族。
金田一同様、身なりやこだわりが強く、特質したキャラを作っている。
そして犬神家同様に複雑な人間関係が明らかになって行く。
相続法やDNAなど、現実的にはあり得ない設定だが、内容が詰まっていて面白かった。
しかし、
警察には言えないし相談できないことというのが重要な点で、まずはそこに接地しているのは正解だった。
当主幸長の遺言と、絶対服従できない弁護士と税理士一族の関係も面白かった。
先祖が何者だったのかというのは、今の当人たちには関係ないように思うが、それでは済まされないという心情設定も見事だった。
この無視できないことと、表沙汰にしては困るという勢力も面白い。
当主幸長がそれを受け継いだ時、彼は死ぬまで悩んだ末にそれを息子たちに託したことになるが、そこだけが卑怯だと思った部分。
本気で反省と贖罪と今後の繁栄を望むなら、別の方法があったはずだが、そうしてしまうと物語にならなくなる。
でもこれを指摘するのはご法度
この作品はこれでいいのでしょう。

R41
りかさんのコメント
2025年1月14日

ご丁寧にありがとうございます😊
菅田将暉さんもその話す内容も映画よりずっと良くて納得しましたので。

りか
りかさんのコメント
2025年1月14日

共感ありがとうございます😊
漫画もTVも知らずに本作を観てあまりおもしろく感じませんでした。
昨年末ドラマを観ることができ、そのおもしろさにワクワクしました。
我路さんも出てきました。
機会がございましたら、ドラマもご覧いただけたらと思います。

りか
humさんのコメント
2025年1月13日

船上の我路…という絵面もミステリアス度を増してワクワクしました。
整くんも、菅田さんによってキャラが際立ちますね。

hum