劇場公開日 2023年9月15日

「ミステリと言うより・・・推理と考察」ミステリと言う勿れ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ミステリと言うより・・・推理と考察

2024年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

漫画の久能整はどんな絵なのかと、田村由美さんの漫画の
試し読みをしてしまった。
読んだら原作の虜になった。
菅田将暉の当たり役!!
事実、彼以外に久能整を魅力的に演じる俳優はいないと思う。
だからこそだが、漫画の整くんが菅田に輪をかけだ頭脳明晰の上
超イケメンの白皙の秀才だった。
映画のラストに警察官の4人が出演しているが、
「ミステリと言う勿れ」はある意味で警察対素人探偵の攻防
(主に整の事件への推理)
が、中心にあるのだ。

映画はepisode4「狩集家(かりあつまりけ)遺産相続問題」を描いている。
まるで横溝正史の「犬神家の一族」に似た何代にも渡る
一族の血と血で洗う「秘密と犯罪」を伊能整が見事に解決するお手並みを
特と拝聴する物語だった。
多分この映画は原作漫画をスケールアップしてるのだと思う。
終盤でUSBメモリーの在り処(ありか)
それを整が犯人を罠にかけるシーン。
この展開は映画だけのものではないだろうか?

それにしても狂った一族の財産を守り血筋を守る残虐な犯行。
途中で狩集一族の血塗られた歴史を振り返る漫画と朗読。
この紙芝居みたいな絵は田村由美さん自ら手がけた。
久能の合理的かつ真っ当な思考回路の語りで、事件は全て解決する。
机探偵と呼ぼう!!
アクションもドンパチも全くないけれど、久能に推理されれば
事件の絡まった糸は解きほぐされて真実へと向かうのだ。

映画はオーソドックスな怪奇譚だったが、漫画はサイコスリラーや
切り裂きジャックやバスジャックそして爆弾魔ととても現代的な
事件を扱っている。
続編の材料には事欠かないだろう。

最初と最後にちらりと登場した犬堂我路(いぬどう・がろ=永山瑛太)と
伊能整の対決を是非とも観たいものである。
次作への伏線なのかもしれない。

琥珀糖
おかちゃんさんのコメント
2024年3月2日

琥珀糖さん、コメントと共感ありがとうございます。
琥珀糖さんのレビューには、たくさんの方がコメント寄せられていますね。^ ^

映画を鑑賞した後の楽しみですね、私は表現力にいまひとつ工夫が足りないので、日々精進しています。笑
次回映画鑑賞の後にコメントで
楽しめたらとおもいます。

おかちゃん
seiyoさんのコメント
2024年2月25日

こんにちは。
共感コメントありがとうございます。

管田君がもう少し背が高くて
細かったら、100%なんですけどね。

ガロ君は再現率0%ですね。
対決みたいですね。

seiyo
ぷにゃぷにゃさんのコメント
2024年2月12日

机探偵!
ナイスなネーミングです!

ぷにゃぷにゃ
りかさんのコメント
2024年2月12日

おはようございます😃
ご丁寧にありがとうございます😊
寝落ちの夜中起きで、コールドケースがあり、確信したのです🦁

りか
Uさんさんのコメント
2024年2月11日

共感を有り難うございます。
原作マンガはまだ知らないのですが、VS警察の展開なんですね。鬼の一族の狂った行動ぶりが少々、大袈裟に見えたのですが、そうした様々な異常さによって、久能君の冷静ぶりが際立つのでしょうね。本当の当たり役だと思います。

Uさん
りかさんのコメント
2024年2月11日

ご丁寧にコメントありがとうございます😊
ラストの警察のは、他の方のレビューでは、TVドラマの常連俳優さんたちで、エンドロール後にやっと登場らしいです。🦁

りか
りかさんのコメント
2024年2月11日

本レビューを拝見して、原作者の田村由美さんのイラストを取り上げてくださっていて、今問題の漫画原作者の方のこと思い出しました。本作は円満に進めらているようで安心ですが。🦁

りか
りかさんのコメント
2024年2月11日

おもしろかったですね。
4つの蔵の鍵に漢字2字熟語で書いてあったので、何かで関係するかと思ってましたが、全然。
菅田将暉さん、そうかなぁ、
イケメン?????
可愛い感じだと思いますが。
琥珀糖さんラストには触れていないので良かったです。ご意見いろいろありますが、蛇足。🦁

りか
りかさんのコメント
2024年2月11日

おはようございます😃
共感ありがとうございます😊
やはり熱心❣️漫画見られたのですね。
エンドロール後のは、出たので観られませんでした。私としては、エンドロール迄に全てを完結しておいて欲しいです。『太陽の子』も、他にも、あり。🦁

りか