「モジャモジャの宿命w (終わり良ければ全て良し♪)」ミステリと言う勿れ 映画大好きアラフィフママさんの映画レビュー(感想・評価)
モジャモジャの宿命w (終わり良ければ全て良し♪)
公開初日に鑑賞。
モジャモジャに始まり
モジャモジャで終わる。
モジャモジャ天パさんの
悲しき宿命のお話し。
ざっくり言うとそんな印象でした。
フジ月9連ドラ時代にハマり、
番宣で期待もあり、いざ観ました。
冒頭、車が崖から落ちた後
いきなり違和感。
(あれれ?大丈夫か?と)
1台であんな大爆発炎上しないでしょ、
西部警察かいな?と、やり過ぎ感に
期待と違和感、内心ツッコミ。
けどもしかしたら、劇場版だし
爆弾しかけられた大スケールの
凶悪ミステリーかも!?と、
淡い期待しながら観進めましたが・・
違いました、、^^;
午前中に本日(公開初日)の1本目
本命のグランツーリスモを観て
興奮感動大満足しまくった後、
続けてこちらを観た疲れ?なのか・・
いやいや、疲れてないぞ。
パワー貰った。はずなのに・・
中盤手前でまさかの睡魔が・・^^;
(自分でも驚きつつ睡魔と戦い数分)
懐かしき犬神家的な展開と重なり、
鬼イラストが入る説明シーンあたりで
あくび続出、夢と現実をさまよい
所々記憶飛びまくり・・ヤバかった、、^^;
久能くんの癒やしトーンと共に続いた
平坦な展開が催眠効果だったのか、、
(ごめんなさいw)
幸い朝晴(松下洸平さん)登場以降は復活し
久能くんの推察で伏線も繫がり展開も進み、
最後まで見届けられました。
ラスト朝晴の正体、サイコパスぶり、
松下洸平さん好演ながら、
役柄としての後味は物凄く最悪でした。
(洗脳が解かれ更生しますように・・願望)
心傷ついた女子高生の
汐路(原菜乃華さん)は
君のせいじゃないよ、悪くないよ、
カウンセリング受けてみたら、と
久能くんや周りの大人たちに
優しくケアされ、
心のセメントについた跡はまだ埋められる、
という前向きな終わり方でしたが、
一方、朝晴は、きっと子供時代・・
まだ正しく善悪判断つかぬ前に
大人(親や祖父)から歪んだ伝統と信仰、
使命を植え付けられ洗脳され育ち
“心のセメントに歪んだ跡がついたまま”
自己流の正しさで使命を継承してしまい
=逃げられないプレッシャーと共に
残念な大人になってしまった犠牲者。
もっと早くにまともな大人に出会い
助けられていれば・・
仲良しだったはずの
汐路と朝晴が対象的でした。
朝晴の後味が悪すぎたので
悪人のままで終わらせず
例えば逮捕後に反省、更生したとして
少しでも“その後”のフォローが
あればよかったなぁ。(個人的願望)
尺の都合で難しかったのかもですが。
ゆら(柴咲コウさん)と父親とのやり取り
「女は家事と子育てしてた方が楽で幸せだ」という昭和的な関係性に、
喝を入れた久能くん、爽快でよかった!
今回の作品の趣旨ではないかもですが
現代の社会問題と重なり
(宗教2世問題や男尊女卑や差別)
子供時代の親や大人からの影響の強さ
遠回しながら一石を投じていましたね。
全体的にシリアス展開、
モジャモジャ以外の笑いは少なめでした。
ちょっとつまんなかったな
テレビの尺でよかったなとか
やや不満げモードでエンドロール
名前出てるのに本編に居なかった
大隣署3人組、睡魔中に見逃したか?と
大後悔していたら・・
エンドロール後にキターー!!!笑
ビックリするほど短時間でしたが
尾上松也さんが今回一番面白かったです。
松也さん最高、ツボ、大好き。(発言もお顔も)
声出して笑っちゃいました。
おかげで最後ほっこり。
終わりよければ全て良し?
謎めきすぎなガロくん(永山瑛太さん)は
もうちょい見たかったけど、おけ。
今回はやや厳し目レビューでしたが
観なきゃ絶対後悔したはずだから
観てよかったです。
映像は綺麗でしたし
豪華すぎるキャストも満足です。
ドラマ時代からのファンなので
続編楽しみです。
やっぱりドラマで描かれていた
身近な素朴さや日常の中にある
ミステリーが好きだったので
1時間尺テレビで良いかな。笑
ありがとうございました!!
こんにちは、みかずきです。
原作のキャラとは違うようですが、
菅田将暉が久能整という役を掴み切っていました。
はまり役だと思います。
事件に関係のないジェンダー問題のような社会問題などに寄り道して、
主人公の人生訓の様な主張が聞けるのが本作の特徴だと思います。
その寄り道と推理のバランスが程好く取れていて、新発想・新感覚のミステリーでした。
映画、TVドラマでの続編に期待します。
では、また共感作で。
ー以上ー