劇場公開日 2023年2月10日

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対峙のレビュー・感想・評価

全105件中、41~60件目を表示

4.0期待通り!

2023年3月6日
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鑑賞方法:映画館

そんな対峙が実際にあったのかどうか知りませんが、あったとしたらこんな感じ?と具体的にイメージできていたわけではないのですが、ぎこちなくもああそうか、人は人を責めるよりも赦せることができればその方が幸せ、人は相手から何かを引き出すよりも自分のことを聴いてほしいものなのだということが改めて確認できたような気がする。 前座みたいに場所を貸す人・対峙のコーディネーターの人が段取りを打ち合わせしていたけど、そういう善意の人の何気ない準備ってやっぱり大事。 設定は映画というより演劇空間。集中して入っていけました。 キャスティング、リアリティーすごい!

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Kumiko21

4.0I forgive you

2023年3月4日
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鑑賞方法:映画館

劇場の空気がずっとピーンと張り詰めていた。 疲れた……。 けど、事件の全ぼうを知った今、もう一度観てみたい。 ピンクテープ……はなんなの? テープによって、(目に見えない)空気の動きが可視化されるように、悲しみや憎しみの感情や心も、「言葉」というテープによってその激しさが伝わってくる、ということか… 最後近くのゲイル(被害者の母親)の一気の発言に息をのんだ。『今の生き方を続けられない。このままではあの子を失う…』思わず背筋が伸びた。

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night runner

4.0被害者家族と加害者家族のキリスト教的な関係性

2023年3月3日
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鑑賞方法:映画館

2021年。フラン・クランツ監督。男子高校生による殺人事件の被害者家族と加害者家族が救いを求めて対話する様子を描いた作品。教会の一室を借りて、第三者を交えず、お互いの思いぶつけあう。 ほぼ会話だけで成り立てっている動きの少ない映画なので、論理展開が勝負。当事者の家族としてお互いに傷ついた、お互いに子どもを愛してる、というところに設置するしかないのだが、明確に被害者家族の方に寄り添っていて、加害者家族および加害者本人を「赦す」という母親の発言が、その後のすっきりした表情とともに、山場となるようなつくりになっている。 まあそうだろうだなと思いつつも、加害者家族はすっきりしていはいけないかのようなつくりに違和感が残る。加害者家族は赦されなければいけないのだろうか。または、この会合をきっかけにすっきりしていはいけないのだろうか。 教会という場所。ラストの讃美歌。神から与える一方的な「赦し」を被害者家族が加害者家族にあ耐える映画だった。キリスト教圏では自然に受け止められるのだろうか。

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文字読み

4.5亡くした子供を思って生きることの重さ

2023年3月2日
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ニョロ

3.5なんだか微妙にピントが外れている教会の職員

2023年3月2日
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北枕寝二

3.5提案者は何者?その意図と勝算は?

2023年2月27日
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鑑賞方法:映画館

鑑賞前から大まかな内容は知って予想はしていたのだけど、予想を上回るド直球の超真面目映画でした。 しかしこれが日本の場合成立するのかなぁ~。いや、日本の場合というより現実的に成立するのかどうか、想像しようとしても頭の中で全くシミュレーション出来ません。 あくまでも、個々の性格的要素が大きく影響するので、本作の様なエンディングの確率は何万分の1の様な気もするのだが、それでもあの教会の施設の一室の様な場を日本に置き換えようとしてもイメージが湧かず、ひょっとしたらああいう場で奇跡は置き得るのかも知れないという気にも少しなりました。

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シューテツ

4.0見応えのある4人の会話劇

2023年2月26日
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鑑賞方法:映画館

1室4人の会話劇、迫真の演技で非常に見応えがあります。 銃乱射事件で息子を失った被害者両親と加害者両親の対話が描かれます。 重いテーマで精神的にくるものがあるので、よいコンディションでの鑑賞をおすすめします。 音楽も回想シーンもなく、ほぼ4人の会話のみなのですが、スリリングで緊張感にあふれています。 臨場感がすさまじく、肩を揺さぶりつけられるように訴えかけてくるものがあります。 舞台でも十分成立しそうではありますが、映像作品だから伝わってくるものがあります。 カメラワークがすくい上げる唇や指先のわななきが痛切です。 邦題は「対峙」ですが、原題の「Mass」はミサ(クリスマスのマス等)を指すそうです。 本作のテーマを狂いなく体現する邦題もすばらしいです。

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moro

4.0見届ける役割り

2023年2月26日
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冒頭に何の説明もない。いったいこの4人で何が始まるのか・・ゆっくりと静かな波が徐々に心の奥底から浸透していきとてつもない渦になっていく。その模様をこちら側から身動き一つできずに見守るだけ。 4人の言葉に嘘はない。 もうこれ以上ないだろうというセリフの応酬。いったいどういう風に撮影したのだろうか?この難しい感情を何日間かけて・・観る限り1日で撮影しなくては無理じゃないかと思う。それくらい役者さんたちのテンションは守られていないと無理だと思うのだが。 ラストには涙が出て止まらなかった。安堵なのか何なのかはわからない。

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ノベコ

4.5モキュメンタリーっぽいかと思ったらちゃんと映画だった。

2023年2月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

大事な息子を銃で失った両親と その息子を撃った息子の両親。 その事件から6年後の今。 もし、自分からだったら 何を話す? 何を聞く? 何をしても子供は帰って来ないのに。 この4人の会話は 深く 重く 辛く そして、人間だ。 題材が題材なので モキュメンタリー的で よくある“この会話劇を楽しむ”だけでも 充分素晴らしいのですが 今作はちゃんと映画になっており 物語としてちゃんと解決してくれる。 4人の会話劇なのにカメラワークも 画角も凄い考えられてる。 素晴らしい時間でした。

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溶かしバター大盛りポップコーン

3.0役者が全て

2023年2月23日
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キャストは少なく安上がりにできてる感じです。 被害者、加害者の両親の心情を感じ取ることができると思います。 だから役者が下手だと全く伝わらない作品になってしまうのですがその心配はあまりありませんでした。 できたらもう少し映像に力を入れて欲しかった。 観て良かったかと言われたら別に…ってなるかも? 気になる方は観てください。

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883HT

4.0死ぬまで自分の中の「想い・感情(苦しみも含めて)」と“対峙”していかなければならない四人の人々。

2023年2月23日
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もーさん

3.0日本であれば許されないであろう

2023年2月21日
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てつ

4.0愛していたのは真実

2023年2月20日
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演劇がオリジナルではないようだが、堂々たる会話劇作品。攻守が丁々発止、というダイナミックさはないが、静かに「起きてしまった」悲劇と向き合っていく。千々に乱れた親としての感情が交差し、互いに腑に落とすために、語り合う緊張感。なかなか息詰まるスクリーンだ。

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t2law

2.0私には無理

2023年2月19日
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銃もそうだし、赦しもそうだし、こういうアメリカ人の習慣だったり感情だったりは見ていて不快でしかない。 日本人だったら。。 人の子を殺しておいて、許してほしいだなんて思うだろうか? 自分達に非は無いだなんて発言できる? そしてその場を満足そうにセッティングする偉そうな女。 私には相変わらずの偽善で図々しいアメリカ人の典型ともいえる作品にしか思えませんでした。

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やみくろ

4.5心に沁みる作品

2023年2月18日
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正直どう言葉にしていいかわらない。 鑑賞中は映画であることを忘れてドキュメンタリーなのではないかとすら思わされた。 キリスト教への知識の不足からか、何ヶ所か理解できてなさそうな部分もあるが、迫真の4人の会話劇は内容の重さと相まって、非常に心に沁みる作品でした。 ぜひまた見たい作品です。

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よして

4.5米国の田舎町、そこにぽつんと建つキリスト教系の教会。 牧師の妻が対...

2023年2月18日
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りゃんひさ

2.0睡魔との対峙

2023年2月17日
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ジョージ

4.0知的好奇心を刺激した

2023年2月17日
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密室での4人の会話劇が、こんなにヒリヒリ緊張感に溢れていて、怖いとは。 そして、この作品のすごかったところは脚本や役者の演技に加えて、撮影でしたね。 登場人物の心境によって、寄りになったりするのは普通ですけども、お互いの理解が深まるごとに、レンズにどんどん広角を多用。 最後には画角(縦横比)が変化し、超広角レンズを使用するという。 見ている景色が変わっていくことを見事に表現していました。 2018年のフロリダ州パークランドのM・S・ダグラス高校乱射事件を知った監督が、アメリカで加害者と被害者(または本作のように加害者の親族と被害者の親族)同士で語り合う「修復的司法」を取材して作り上げたもので、リアリティに溢れたものだったのですが。 私には未知の、そんな司法制度の「新しい知識」を得られて、また『ヒトラーのための虐殺会議』の真逆な人間の共感・理解を深める感情のキャッチボールを惜しまない会話、そして「優れた表現」を観られました。 面白いとかつまらないとかの話ではなく、知的好奇心を刺激してくれて、観ておいてよかった作品だったな、と思いました。

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コージィ日本犬

3.5赦しは誰のため?

2023年2月17日
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自分のためでもあるのよねぇ。 加害者のお父さんは、まだまだ心の鎧が厚いね。 後2〜3回ぐらい脱皮しないと。

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Oyster Boy

5.0「赦し」がテーマ

2023年2月16日
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なんてすごい作品なのだろう、なんてすごい演技なのだろう、その気持ちでいっぱいです 何よりも赦す事が難しくて苦しい相手なのかもしれない人を赦す事の難しさ、きっと想像できないけど考えずにはいられません 効果音もなく、ひとつの部屋の中でほとんどが4人の会話で進行していきますが全く退屈せず、序盤から緊張感がすごくてストーリーの中にぐいぐい引っ張られてあっという間の2時間でした 何が起こったのかの回想もなく、どちらが被害者の両親なのかもわからいまま会話の中でその出来事がわかっていくっていうのがこの作品の良さなのかもしれません 4人の俳優さん達も本当にその立場なのかと思えるようなすごさでした 加害者のお父さんはどこか「自分達も被害者」って思ってるようで、それが私には違和感でしかありませんでした そういう部分もあるのかもしれないけど、やはり被害者ではないとしか私には思えず、そんな人と一緒にいる加害者のお母さんはどんなに孤独なのだろう それがあのラストで救われた気持ちになれました 「赦す」事は自分のため、それは本当にそうだと思います まだまだレビューが書ききれないくらい思いがまとまりませんが、この作品を観て良かったです

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小町