「「赦し」がテーマ」対峙 小町さんの映画レビュー(感想・評価)
「赦し」がテーマ
なんてすごい作品なのだろう、なんてすごい演技なのだろう、その気持ちでいっぱいです
何よりも赦す事が難しくて苦しい相手なのかもしれない人を赦す事の難しさ、きっと想像できないけど考えずにはいられません
効果音もなく、ひとつの部屋の中でほとんどが4人の会話で進行していきますが全く退屈せず、序盤から緊張感がすごくてストーリーの中にぐいぐい引っ張られてあっという間の2時間でした
何が起こったのかの回想もなく、どちらが被害者の両親なのかもわからいまま会話の中でその出来事がわかっていくっていうのがこの作品の良さなのかもしれません
4人の俳優さん達も本当にその立場なのかと思えるようなすごさでした
加害者のお父さんはどこか「自分達も被害者」って思ってるようで、それが私には違和感でしかありませんでした
そういう部分もあるのかもしれないけど、やはり被害者ではないとしか私には思えず、そんな人と一緒にいる加害者のお母さんはどんなに孤独なのだろう
それがあのラストで救われた気持ちになれました
「赦す」事は自分のため、それは本当にそうだと思います
まだまだレビューが書ききれないくらい思いがまとまりませんが、この作品を観て良かったです
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