「静かでいて胸苦しくも…」対峙 Iwarenkonさんの映画レビュー(感想・評価)
静かでいて胸苦しくも…
登場人物ほぼ4人の密室劇で凄い作品でした。出演者全員が素晴らしかったのですが、その中でもアン・ダウドが群を抜く存在感。と言うより存在感を感じられないほど自然で、素のままでは?と感じるほど。相当のハマり役だったと思う。
内容的にはとある事件の加害者と被害者の親が会って話をするのだけれど、アメリカの社会と文化の両極が必然性を持って存在する何とも胸が苦しい内容。物語の細部はフィクションと思われるけど、アメリカでは実際に本作に近い事件は起こっている。このような事後の環境もソーシャルサービスやボランティア活動が充実しているアメリカならではなのかもしれない。
映画館での鑑賞だった事も手伝って没入して鑑賞する事が出来た。
コメントする