怪物のレビュー・感想・評価
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❇️『瑛太さんは何故飴を食べたのか?マジ一番笑うところ😅』
怪物
❇️『瑛太さんは何故飴を食べたのか?マジ一番笑うところ😅』
🇯🇵長野県諏訪市
🔵かーるくあらすじ。
シングルマザーの息子が虐められてるのか?
靴が無くなったり、水筒に泥水、先生に殴られた事を母親に伝える。母親は学校に抗議する。
しかし見方の角度を広げて見ると、おかしいのは学校だけではなかった!いろんな種類の怪物達が現れる青春クライムドラマ。
◉70点。
★彡ややこじつけや過剰な演出も、あった様な気がするが、角度を変えて見るとこんなに真相は違う事に驚きました。
🟢感想。
1️⃣🔺『怪物とは言い難い!』
★彡怪物の表現には見合わないと思いました。
2️⃣⭕️『学校の対応ってあんなに酷いのか?』
★彡瑛太さんも飴を途中で舐めるとか普通ないでしょう😅ちょっとコメディーの雰囲気ありました。
3️⃣⭕️『スタンドバイミーぽくて良かった。』
★彡秘密基地的な環境は癒されるな。
4️⃣⭕️『一筋縄では行かないイジメの実態』
★彡誰でも瑛太さんの様になりうる。
見た時の状況だけでは判断が難しいですね。
👩🏻👦🏻🚃🏞️🧑🏻🏫
苦しくて辛い
火事を起点に少しずつ事実がわかっていくところが、時系列の記憶が追いつかず
もう一度確認のために観たくなるのかもしれないけど、もう一度は辛い
ずっと胸の奥がザワザワして
「かいぶつだーれだ」 が突き刺さってきます
最後の最後になって もしかしてもうラストを迎えているのか?と不安になったところでエンドロール
こんなラストなんだーー岩井俊二作品だから??
とか思いました。ファンタジー
子供を愛している 日々の暮らしがある
なんかおかしい
こうありたいと思うがどうにもならない
モヤモヤする
気づけない 気づいても私ができることは?
なんでこんなに忙しいのだろう
忙しいふりをして本当は煩わしいのかな
モヤモヤする………
とにかくキメツケルのはやめよう
推測や憶測での話は控えよう
認知のズレ
その先は・・・
怪物とはなんなのか、という問い
「藪の中」のような作りになっているが、それぞれの主張が食い違うのではなく、それぞれの出来事が組み合わさると事実が見えてくるという作りがうまい。
作中でテレビのドッキリを見ながら「どうしてわからないんだろうね」と母親が言って、息子が「(自分たちは)テレビで見ているからわかるんだよ」と返すやりとりがある。それがこの作品の構成をうまく言い表している。
麦野早織はシングルマザーで息子の湊を育てている。元気な良い子なのだが徐々に様子がおかしくなってくる。早織が問い詰めると、学校で担任の保利にいじめられていると打ち明ける。
早織は事実を知りたくて、学校に行って校長に訴える。しかし、学校側は棒読みの謝罪を繰り返すばかり。それでもあきらめない早織の前に保利が面会し、謝罪する。心のこもらない言葉に早織は苛立ちを募らせる。事態が悪化していく中で、保利が「あなたのお子さんは星川依里という同級生をいじめている」と口走る。
本作には3種類の「怪物」が登場する。
最初の怪物は麦野早織だ。学校側にとって、クレームをつけてくる親は怪物で、事態が大事にならないように対応しなくてはならない。
次は、教師の保利だ。早織にとって息子の湊を傷つける保利は怪物で、事実を確認しても謝罪の言葉をつぶやくばかりの存在だ。
最後に、湊の同級生の星川依里。彼の父親が「息子は怪物なんです」と語る。また、星川は教室でも宇宙人扱いになっている。
時間軸を戻しながら、それぞれの「怪物」の視点で物語が描かれる。
誰が「怪物」なのか、という犯人捜しがテーマではない。
描かれているのは「怪物」の印象に踊らされる人々の姿だ。
現代社会において主にインターネットの問題点としてよく指摘される、陰謀論やエコーチェンバーといった問題が本作にも通じるテーマになっている。ネット社会だけでなく、われわれは印象や噂に踊らされる。自ら作り上げたフィクションの中で生きている。
レビューの最初に書いたドッキリに関するやりとりのように、我々も自分の視点からしか物事を見られないのだからいたしかたない。それが現実というものだ。
現実的な問題とサスペンス・ミステリーの融合
内容は言わずもがなヘビーですが、物語の運びがスムーズでどんどん進んでくれるので、映画としてとても面白いです。
なぜ?と感じていた部分が進むにつれてキチンと分かっていくので、サスペンス・ミステリーとしての気持ちよさもあり。
登場人物の誰しもが怪物っぽさを持っているところが現実的でした。
それぞれ自分が正しいと思う行動をしていて、でもそれが他人にとっては正しくない場合もある。しかも正しさを盾に守ろうとしている存在にとっても…
対話・相互理解は重要ですが、話さない自由もあるよなと思いました。
登場人物1人1人の人間性やバックボーンも、限られた上映時間の中で最低限、しかし十分に描かれていたと思います。
是枝さん、坂元さん、凄い…
保利先生かわいそう‼️‼️‼️
ビルが燃えてるところから始まる。そこに息子が来て「人間の脳に豚の脳を移植したらそれは豚?人間?」という
そんな中息子の片方の靴が無くなったり保利先生にお前の脳は豚の脳みそだと言われたと母親が聞いて学校に伺う。
校長は生きているのか死んでいるのかも分からない表情、担任の保利先生はなにかを暗記してうろ覚えのような口調で謝り出す。先生たちの態度に怒る麦野母。それでも保利から麦野に対しての暴力や暴言が耐えずまた母が学校に行く。保利先生が「麦野くんは同じクラスのよりくんをいじめてますよ」と発言。そこで麦野母がよりくんの家を尋ねると麦野の靴が片方あったり火傷したあとなどの不可解なことがあった。そのあと家に帰ると麦野のカバンからライターが出てきた。
一方、保利視点から見ると麦野が暴れているところを止めようとして手がぶつかってしまい鼻血が出ただけなのに、これらが大事になり保利は謝罪会見をする。新聞にもなった。
そして家にカメラマンが来たりそのせいで彼女も失ってしまう。豚の脳みそらしきものが置かれていたりなど嫌がらせを受け保利は限界そうだった。そして実はよりは他のクラスメイトからいじめられており麦野は傍観していたが、2人気にりなった時は仲良くしていた。
終末になると麦野とよりが仲良くしてるところがよく見られた。よりの家に尋ねた時よりが虐待されている描写があったこれは私の推測だが麦野はよりのことが好きなんじゃないかと思った。
映画のタイトルの「怪物」とはいったい誰のことだろう? 校長?教頭たち?保利?依里?湊?依里の父親?オバマ元大統領は2023年に見た好きな映画の一つにこの「怪物」を挙げているらしい。
動画配信で映画「怪物」を見た。
2023年製作/125分/G/日本
配給:東宝、ギャガ
劇場公開日:2023年6月2日
安藤サクラ(早織)
永山瑛太(保利)
黒川想矢(湊)
柊木陽太(依里)
高畑充希(広奈)
角田晃広(正田)
中村獅童(清高)
田中裕子(伏見 )
予備知識なしで見はじめる。
知っているのは監督が是枝裕和、
永山瑛太と安藤サクラが出演していることだけ。
物語は雑居ビルの火災からはじまる。
早織の息子、湊は学校でいじめられているようだ。
「自分の脳は豚の脳と入れ替わっている。担任の保利にそう言われた」と話す湊。
早織は学校に乗り込んだ。
校長や教頭たちは頭を下げるだけでまともに向き合おうとしなかった。
沙織は何度も学校に押しかける。
保利は「湊は同級生の星川依里をいじめている」と話した。
しかし依里は「自分はいじめられていない。保利はいつも湊に暴力を振るっている」と証言した。
保利は保護者会で謝罪させられた。
そして退職に追い込まれる。
星川依里は友達がいない。
宇宙人と呼ばれてクラスでいじめの標的になっている。
依里が湊にいじめられた確証を得ようと保利は星川家を訪ねた。
依里の父親は息子を化け物と呼び、
「頭に豚の脳が入っているから人間に戻そうとしている」と平然と語った。
ひとりの女生徒は湊がネコをいじめていたと保利に話した。
保利の家には週刊誌の女性記者が押しかけた。
雑誌記者が片山萌美だったのでちょっと驚いた。
他の是枝監督の作品にもちょい役で出ていた。
週刊誌に暴力教師と書かれ、学校を退職する保利。
雑居ビル火災の夜、ライターを持って出歩いていた依里。
映画のタイトルの「怪物」とはいったい誰のことだろう?
校長?教頭たち?保利?依里?湊?依里の父親?
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
オバマ元大統領は2023年に見た好きな映画の一つにこの「怪物」を挙げているらしい。
教職志望者が減らないか心配
衝撃
タイトルが秀逸
事前情報なしの鑑賞。タイトルから、キャハハと笑いながら人を殺めるこどもたちのホラーサスペンスかなと思ったら全く違いました(反省)
主役の交代と時系列が前後する構成でややこしいが、伏線が自然に印象づくように作られていて、回収パートではどれもが全く違うかたちで出てくる。
「嫌な奴」として出てきた人物が、別の視点では「いい人」になる。チラホラ嫌な奴が残っていたがそれは単に掘り下げる尺が足りなかっただけで、また別の視点で見ればその人にも主張がありストーリーがあるのだろう。
そうなると結局、怪物だーれだ?とのキャッチコピーに対し、素直に怪物探しをし、ある場面ではあいつムカつくだとか、次の場面ではあいつが悪いだとか、そういう犯人探しをしていた自分こそが怪物なんじゃないかと思えてくる。
ラストは作り手からの優しさとだ思います。あれがなかったら本当に誰が悪かったのか、どうすればよかったのかを探す怪物になってしまっていた気がする。
それにしても子役含めてみなさんの自然な演技が素晴らしいですね。
安藤サクラさんと瑛太さんの、主役パートの凛とした感じと、そうじゃないときのモブっぽさの差が改めて役者さんや演出の力を感じます。
良い作品 是枝監督作品にしては物足りない
「怪物」は私たちが作っている幻影
アマゾンプライムで無料配信されるようになったので視聴。是枝監督の作品は、かなり好みです。随分と前にレビューをいくつか読んで面白そーだなーと思っていました。「怪物」という表題がつけられているけれど、劇中、「怪物だーれだ」の遊びがひねりになっているように感じた。「怪物だーれだ」に対して、相手が質問をして、その解答で、怪物が絞られていって、相手が怪物を特定するという遊びだが、質問で分かるのは、ある特定の視点に対する回答、つまり一つの側面でしかない。
この映画は、ある人物の視点から見ると、周りの人間が、まるでモンスター(怪物)のように見えてしまう作りになっている。しかし、それぞれの視点から見えたものを総合すると、誰ひとりとして怪物なんていないっていうことに気づく。怪物に見えてしまうのは、私たちが様々な間接的な映像、事件などを見過ぎていて、それでバイアスがかかって、ついついフィルターの目が見てしまうからなのだと訴えているかのよう。学校は、先生をかばおうとしているとか、親は、子どものためにモンスターになってしまうとか、子どもは何を考えているのか不可解だとか。それが大きなテーマか。
と同時に、「湊」と「依里」の二人が築く世界は、「スタンドバイミー」的な逃避行にも見え、そういった世俗のフィルターがかかっていない純粋な世界にも見えた。そこに達するには、バイアスを突破して、人間と人間とが向き合うしかないのだよって、是枝監督は言いたげに見えた。
凝りに凝った構成 まさにあっぱれ
是枝裕和監督作品ということと、様々な賞を受賞した作品ということで、かなり期待して鑑賞。
あらすじは全くチェックせずに観始めたため、前半のいじめや虐待をおもむろに匂わせるシーンの連続に気持ちが相当沈む。
この気持ちのままでラストまで観きることができるのかと不安を感じ始めたころ、中盤に入る。えっ、そういう構成だったの…。
これはあっぱれ!全然下調べなしの状態からのこの流れはあまりに見事で、テンションは一気に最高潮へ。
そしてそこから衝撃のもう一回転。
ラストシーンの、悩みから解放されたが如くはしゃぎまくる2人の幸せあふれる姿には、自分でも嬉しいのか悲しいのか判別できないまま高ぶった気持ちを抑えきれず思わず落涙。
さすがは是枝裕和監督。尊敬です。
そしてエンドロールで「音楽 坂本龍一」。心の深いところに染み渡るのだが、下手に目立たせない絶妙な天才的メロディー。教授、これまで本当にありがとうございました。
緻密な物語構成を評価
【鑑賞のきっかけ】
「万引き家族」の是枝監督作品ということで、当初、劇場鑑賞を予定していたけれど、鑑賞を逃してしまいました。
このたび、動画配信にて鑑賞することとしました。
【率直な感想】
本作品の印象としては、「とても緻密な物語構成」があり、カンヌ国際映画祭で、脚本賞を受賞したことに納得できる作品でした。
物語としては、シングルマザーの麦野沙織が、小学5年生の息子、湊の異変に気づき、いじめを受けているのではないか、と学校へ訴えに行くというのが、冒頭の展開です。
校長室での彼女の訴えに対し、校長や担任の保利道敏など複数の教師は、ひたすら申し訳ないと頭を下げるばかりで、血の通った返答が得られない。
ここで、私は、一体、本当は何が起きているのだろう?と次第に作品に引き込まれていきました。
本作品は、時間軸が激しく移り変わります。
湊は、本当にいじめを受けていたのだろうか?
また、担任の保利は、湊に暴力を振るったとされているけれど、それは事実なのか?
時間軸が移り変わる中で、次第に、物語の冒頭とは違った現実が浮かび上がってきます。
この過程が、冒頭で述べた「とても緻密な物語構成」ということに繋がっていきます。
本作品では、湊の同級生である、星川依里という小学生がキーマンのひとりなのですが、二人の関係性についても、思いがけないことが明らかになっていきます。
物語の後半になってくると、麦野湊、保利道敏、星川依里の三者の作品世界の中での立ち位置が随分と変化していることに気づかされます。
そして、物語は、冒頭では予想もしなかった形で幕を閉じていきました。
【全体評価】
時間軸が揺れ動く中で、思いがけない事実が明らかになっていく展開に引き込まれ、2時間という上映時間がとても短く感じられた、印象深い作品でした。
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