劇場公開日 2023年6月2日

怪物のレビュー・感想・評価

全582件中、361~380件目を表示

3.5表現が難しいモヤモヤ

2023年6月9日
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鑑賞方法:映画館

 映画館にて鑑賞しました。

 かなり正直に言うと、CMで見た情報からなんとなく想像していた「こんな話なのかな?」感は超えなかったように思えました。
 登場する大人達(湊の母親や、担任の保利先生などなど)の性格や行動原理は「たしかにこの人ならこんなことするかもな」と、ある程度納得はできました。
 ただ、人物描写がリアルなだけに、学校側の描写や、事態を解決に向かわせようとする人物が登場しないこと(というより事実関係を確認しようとする人物が母親以外にいないこと)に、ストーリー展開にはリアルさを感じられず、人物描写とストーリー展開のリアルさの差異を感じてしまい、違和感を覚えました。しかし、そもそもとしてストーリー自体が、母親・保利先生・湊の視点で描かれていくので、あくまでそれぞれのキャラクターが受け取った真実だと仮に考えると、認知のズレがある可能性もあるため、なにがどこまで事実なのかは正直分かりません。そう考えると、自分が感じた違和感や劇内での本当の事実は映画で描きたかったことにはあまり関係がないのかもしれません。
 湊と依里の関係性や掛け合いはとても良かったです。依里の若干の距離感の近さは、依里の人物像をとても表現できていたと思います。

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kame-pukupuku

5.0瑛太さん

2023年6月9日
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切腹?一命?良かったです、想像しただけでキツい

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ミスター

4.5怪物は誰の中にも

2023年6月9日
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鑑賞方法:映画館

坂本裕二脚本、是枝裕和監督って面白くない訳がない、ワクワクして鑑賞した。ストーリー展開、目線を変えて同じ日時を立場毎に描く手法、徐々に明らかになる隠れていた部分、それらが上手く紡がれて、予想もしなかった展開へ。隠れていた事が少しずつ見えて来て、でも何故?という疑問が徐々に解けていく過程、そして戸惑いと迷い悲しみが複雑に絡み合ったその情景に唖然とする。怪物の影はきっと誰の中にもあって、そしてお互いを受け入れることで、その見えないものが見えてくる。
とてもせつない気持ちを受け取った作品だった。坂本龍一のピアノが静かに心の機微を表現しているようで、とても自然にシーンにマッチしていて泣きそうになった。

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まっちゃまる

5.0怪物はいない

2023年6月8日
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鑑賞方法:映画館

是枝監督の作品はいつもラストがいいので好きです。本作もラストはハッピーでもバッドでもすっきりでももやもやでもない、あえてこの良さを言葉にするのなら「美しい」ラストシーンでした。しかもちょっと考察してしまいそうな。(二人はもしかしてもう…)

タイトルに引っ張られると怪物探しをしてしまいそうですが、登場人物それぞれを多面的に深く見せることで「怪物なんていない」という逆のメッセージがあったように思えます。噓、暴力、犯罪…残酷な世界では、普通に生きようとしても見方によって人間ではない「怪物」に誰しもがなってしまう。そういうことではないのかと。

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うら

4.0真実という名の怪物

2023年6月8日
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あの美しい湖も、おだやかな湖面の下は、深く深く、藻が絡み、水流が渦を巻いているかもしれない。外から見てるだけでは何も分からない。
そして人は、あのカードゲームのように、自分が何物なのか実はまったく見えていない。

そして私たちは、母親の視点、担任教師の視点、
子ども二人の視点から真実を分かったつもりになっている。でも、校長の視点、教頭の視点、一年生の時の担任教師の視点、猫の死骸を見つけた女の子の視点を加えれば、真実は別の様相を呈してくるかも。
真実という名の巨大な怪物はいつも私たちの前に立ちはだかる。

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joe

3.5脚本は良いんだと思うけど

2023年6月8日
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いい脚本があるんだから、もう少し私のような頭の悪い人間にもわかるような演出をして欲しかった。
最後のシーンも観ている側の解釈に丸投げで「なにこれ?」っていう感じ。
監督が偉くなりすぎて誰も意見できなくなったのかな?

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ジミー

4.5

2023年6月8日
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吹き荒れる嵐が過ぎ去ったような気持ちになった。
物語が進んでいくたびに、
心を掻き回す。掻き回す。掻き回す。
嵐が過ぎ去った空は、明るく晴れやかで、まるで何事もなかったかのような青空が眩しくて、少し寂しかった。

 そして、この物語をもう一度見たいと思った。もう一度見たときに気付いたことが、これからの心の支えになるんだろうと感じた。

そんな作品でした。

 インタビューで脚本家の坂元裕二さんが、話していたことが忘れられないんです。

 坂元さんが運転をしていて青信号になった。しかし前のトラックは動かない。クラクションを鳴らしてみると、老人が横断歩道を渡りきれてなかったので老人が渡り切るのを待っていたとの事。
 この時、人は気付かぬうちに加虐していることが有ると気づいたそう。こういった気持ちを作品にしたかったとの事。
 このお話のクラクションを鳴らす事自体は間違いでは無かったと私は思う。それでも大事なのが、そのクラクションが、誰かを気付かぬうちに傷つけているかもしれない、と気づけるかどうか。正しいことをしたなと思っていたことが、足元を掬う事もあるし、大きなクラクションの音が別の誰かを救う事もある。
 それに気づくことは難しい。そんな普遍的なことに気づかせてくれる傑作映画になっている事は間違いないでしょう。

 素晴らしいキャスト陣の張り詰めていく演技と、美しいカットの数々、細やかな生活音、そして坂本龍一さんの美しい旋律。
特にラストシーンはとても眩しかった。子役の2人は圧巻でした。

こんな日本映画が世界に広がっていくのは、日本映画の良い事に繋がって行くと思う。
良い悪い含めていろいろあると思うけれど、それも含めて2023年の劇場案件ですね。

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しょうへい

5.0めちゃくちゃ心動かされた

2023年6月8日
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泣ける

難しい

幸せ

前半の失速感からの後半に向けてイッキに面白くなった
映像がめちゃくちゃ綺麗でワクワクしたよ
前半謎が多いい分後半で謎がどんどんとかれていくのも楽しかった!結局家庭環境や学校の解決はしてないのかな

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かまぼこたんごろう

4.5左派系 母が 闇雲にかき回さねば、もう少しマシな結末になった

2023年6月8日
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鑑賞方法:映画館

是枝監督の新作なので、観ました。

あるあるな教育現場 なのですが、登場人物のそれぞれが それぞれの世界感と価値観で生きている事を
うまく表現できている点が素晴らしかった。

序盤のおぞましいばかりのモンスターペアレントぶりに、僕は幻滅したが、
映画的には母目線で進行するので、鑑賞者の多くは母親に感情移入して
母親を同情し、教育現場を愚弄するだろうが、
これは映画的に解りやすく 切り取り表現している のであって、あえて それに載る必要はない。
しかし中盤からの"先生視点"が加わり、 全鑑賞者の見方が変わる。 とても素晴らしい脚本展開です。
いろいろな視点が映画に加わることにより、単純ではないこの世の"社会構造"を再確認させられ、
けして世には 善・悪人が 存在しない事を知る映画に仕上がっているのは、素晴らしかった。

しかし 鑑賞者に何かを考えさせ
問題定義をされるが、けして結論に導かない是枝監督作品。
そろそろ主張をした映画作りに移行して欲しいと願います。

LGBTQ映画なのかもしれないが、思春期の子供たちの心は いろいろ雲の様に動き回る ので...

「豚の脳みそ」を告白する 夜の坂道、良いシーンだが 画面端にカメラマンの影が入ってしまっているのが残念。
気にする方がおかしいし、良いシーンだから、別テイクを使うのも もったいないのだが。。。気が付いた 自慢

映画「イングリットバスターズ」の酒場でもやっていた、"誰だゲーム" 面白そうだから、やってみたい。

とにかく 答え合わせばかりの映画なので、
時系列が産雑になりがちなのを、
混乱しないような 道しるべを置いてくれたので、過去と現在の時間の流れを間違う事はない。
脚本家とその編集した編集者は素晴らしい。 「脚本賞」

前夜にたどり着いた後の、ラストシーンなのだから
そういう結末です。 セリフ通り。
こういうラストシーンを描ける監督が、アニメ界以外の日本に居た事に感動した。 「監督賞」

音楽は特記特別記載事項はないが 坂本龍一さん。

次の是枝監督作品も必ず観ます。
映画ではないが、いじめ問題での漫画「聲の形(全7巻)」を読むことを進める。

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YAS!

4.0ずっと胸が締め付けられながら観た。「藪の中」とは作りが違う。元気なときに見に行って下さい

2023年6月8日
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悲しい

誰かの嘘、誰かの憶測、誰かの噂、誰かの保身、誰かの憂さ晴らし、そういった大きいものから小さいものまで、色んな人の色んな闇がどんどん、どんどん積み重なって、怪物をつくって行く。誰の中にもあるそういった闇が怪物なのかもしれない。その怪物は弱い人、少数派を追いやっても行く。ずっと胸が締め付けられながら苦しく見た。うつ映画なので、元気なときに見に行った方が良い。

序盤に展開するストーリーから、これは何があったのだろう、誰が何をしたのだろうと、一種のミステリーになって真実は何なのか気になってしょうがない。見終わった瞬間は星4.5かな、と。ただ、思い返すと気になるところが出てきて、少しマイナスしました。

誰かの目から見たらこうです、ある人の目から見たらこうです、真実や如何に?という「藪の中」とは異なり、後半、徐々に見えていないことが明かされて分かる1つの真実。認識の違いというより、人間には見えていないことも多い、そして、それは捉え方を一変させることもある。
「藪の中」「羅生門」とは異なり、誰かの語り、つまり主観が入った状態で話を知らされるのではなく、観客は客観的な事実として話を追っていくため、前半と後半のある人物の違いは、ミスリードを狙い過ぎではないだろうか。他の方がコメントされていたが演出ミスではとも思えた。
また、真実が分かったときに、それぞれの事情から、そうかあの行動はこういう理由だったんだね、それはやむを得ないよね、と思えるところと、その部分が弱いところがあり、少しマイナス。もっとピースが全部カチッとハマり、おおお、さすがカンヌ脚本賞!と思いたかった。特に校長は、人物造形に一貫性が感じられず、田中裕子さんのぬめっとした演技に寄りかかってるところが大きい。まあ、現実、そんな貫通行動で一貫性のある人はいないから、リアルなのかもしれません。
子役の2人はとてもとても良く、次代の柳楽優弥さんを期待させました。

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くまくま

5.0日本映画らしさ

2023年6月8日
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是枝監督の作品はずっと興味があり、今回初めて観ることが出来ました。
観て良かったと思える作品でした。
感動で泣くとかそういう作品ではないです。
ハーメルンの笛吹のような物語でもないです。
ひどく日常的で、平成的で、多くの日本人がどこかしらに共感やあるあるを感じる作品で、きちんと答え合わせをしているようにも見えるけれど、怪物やラストに考察の余地があります。
私はラストに救いを感じました。
違和感をみなかったことにして、幸福な未来へ向けて駆けていく子供たちの笑顔に、これこそが現実の未来だと思いました。
私も怪物です。

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はらぺこ

4.0「出発するのかな?」「出発の音だ。」

2023年6月8日
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監督はまた、家族の話を作り上げた。同じ時間を三つの視点で展開していく物語。その視点は、ときに本人の思い込みも激しく、まったく別の印象となる。黒澤映画「羅生門」のように。劇中、子供をバケモノと表現する場面があるが、安藤サクラも永山瑛太も二人の子役も、バケモノと呼んでいい演技力だった。さらに伏線がいたるところに張り巡らされて考察が尽きない。「豚の脳」「虐待」「廃線」「二人の関係」や、そして「出発の音」の意味するところ。結局、この映画の中の「怪物」は誰だったのか、何だったのか。鑑賞後の感覚は、是枝監督の「三度目の殺人」の時のような、煙に巻かれたような有耶無耶にされたような、つかみどころがない。だけど裏返せば、「怪物」は誰の中にも潜んでいるとも思える。善人とか大人しいとか思われていた人間が、なにかの拍子に急に豹変してしまうような。自分が正義だと信じる者は暴走してしまうことや。ありもしないことが噂となって、さも真実のように捏造され歪められて事実とされてしまうことや。平穏だと呑気にしている日常にこそ、得体のしれぬ怪物は潜んでいるよとでも言いたげな。
ああそうだ、窪田空穂の短歌を思い出した。
「哀しみは身より離れず人の世の愛あるところ添いて潜める」

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栗太郎

4.0胸が痛くて蹲る。

2023年6月8日
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三つ子の魂。
鑑賞しながら最初に浮かんだのが
この言葉だった。

幼い頃の環境、佇まいがいい年に
なっても影響を及ぼしていると
この頃思う。
でも、それがどんな環境だったかは、
視点次第で、がらりと姿を変える。

映画は三部構成で見事に真実のあやうさを
伝える。
若くて軽い先生が、息子をいじめてることに
気づき、猛然と抗議するシングルマザー
(安藤さくら)。
観客も感情移入し、学校に怒りを感じる。
これが一部。

ところが二部はがらりと変わり、先生にどうやら
罪はなさそうだと思わせる。
悪いのは子どもか。

そして三部は子どもの闇と光が描かれ、
怪物というのはいったい誰なのか、
幻惑されていく。

謎が謎を呼ぶ脚本の妙味と、真摯なテーマ、
役者陣たちの見事な演技。
あまり好きな言葉じゃないけど、
ここには弱い立場の人たちのどうしようもなさと
哀しさ、切なさを、肯定する懐の深い世界観が
ある。

映画で行間を読ませるというのは、
一歩間違えば芸術的になって、
エンタメ性に欠けるのだが、
この作品はちゃんとそこにも到達している。

是枝さんの中でも一番じゃないかな。
あと、2回は観るつもりです。

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高坂圭

4.5二面性を持つピースどうしの複雑な関係性から浮かび上がるもの

2023年6月8日
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ちょっとした何気ない一言や仕草が、妙に何十年も心に残っていて、『あのとき大丈夫だった?』当時のことを聞いてみると、『そんなこと言ったっけ?』と本人は何も覚えていないといった反応を示されることがたまにあります。

当たり前ですが、多分同じ事でも感じ方や受け止め方は千差万別で、その千差万別が少し通常とは違う形で、増幅されたときどのような物語が生まれるのだろうか。そんな一つのシュミレーション実験のような印象を受けました。

物語を構成する一つ一つのピースは、それぞれが別のピースと複雑にいりくんでいて、かつそれぞれのピースの全てが、一見悪のようでいて、実は悪ではない。強いようでいて実は強くない、黒のようでいて、実は白でもある・・・そんな二つの相反する性質が同時に存在しているような不思議な二面性をもっているような印象を持ちました。まるで量子系のように。そのことが徐々に明らかになる過程が実にスリリングであり、一時も目が離せませんでした。

そしてなおそれぞれのピースは互いに依存関係を結び、他のピースの弱い部分を互いに補い合っていたような印象を持ったのです。儚い夢のように、微妙なバランスのうえに成り立っているその関係の全体像が見えたとき、浮き彫りになっていたのは・・・・人が生きていくことの哀しさと微かな希望の光でした。

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pen

4.0是枝ワールド全開😱

2023年6月7日
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悲しい

怖い

難しい

怪物、是枝ワールド全開😱
人は誰にでも、見えてないモノ、勘違い、どうする事も出来ない状況ってあるものです🫨

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タモン

4.0怪物だーれだ

2023年6月7日
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見る人によって感じ方違うんじゃないか

評価が難しい

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トント

4.5何度も見返す価値のある作品

2023年6月7日
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立場が違えば、同じ風景でも全く違って見える。
そのことを教えてくれ、警笛を鳴らしている作品。

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はりねずみ。

4.5本当の…

2023年6月7日
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坂元裕二さん作品、とても好きです。
余白を存分に残してくれ、その中で自由に思考を巡らせることができるところが。
極力内容を知らずに観ると決めて鑑賞。
前半、理解不能な大人たちの対応に観ていて本当に腹が立ってきた。それに対して真っ向から立ち向かう母(安藤サクラさん)を援護射撃するような気持ちで観ていたところ…

子供や家族の気持ちを分かっているようで本当は何もわかってないのかも知れない。
同じように自分の言動も正しく(自分の思い通りに)理解されないことがあっても仕方がないことなんだろう。

世の中にあるマイノリティーに対して寛大にとか弱者だからという視点で世の中が動く時、当事者が本当は何を望んでいるのか、その声の吸い上げは根気よく丁寧に行いたい。と同時にその機会が身近にない。
依里さんへ"もう大丈夫、安心して生きてほしい"と言いたい。それには何が出来るのか。
余白部分に引き続き思考を巡らせたい。

坂本龍一さんのご冥福をお祈りします。

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とっちゃん

3.5親になる覚悟

2023年6月7日
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難しい

本質とは違うかもしれませんが、子育ての難しさを感じました。

子どもは外で何をしているか、親はわかりません。常に心配していなければならない。

多様性とは何か。幸せとは何か。親になると、教えたり、一緒に考えたりしなければならない。

親になる覚悟を考えさせられる映画でした。

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そるたん

4.5母、教師、子供、複数の視点から物語を捉える

2023年6月7日
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同じ出来事を母、教師、子供たち、複数の視点から描くことで映画の中で巻き起こるあらゆる出来事が三次元的に捉えることが出来ます。始めに見えた世界が、見終わった後に全く違う風に見える斬新な構成でした。
一つの出来事でも人によって感じ方、捉え方は違い、真実は人の数だけあるというメッセージ性を感じました。
キャストが豪華である上、音楽、風景も綺麗です。
特に、映っている映像に緩急があるわけではないのに物語が進むにつれて見ているこちらの心の揺れ動きが大きくなっていく不思議な感覚でした

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Sugi