劇場公開日 2023年6月2日

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怪物のレビュー・感想・評価

全919件中、821~840件目を表示

4.5話に引き込まれました

2023年6月3日
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他の映画の時に予告を数回観て
それ以外には何も情報がない状態で鑑賞。

終始心をつかまれている感じでした。
いろんな人の視点で描かれていて
「そういうことだったのか」と
思わされる場面がたくさん。

子役の2人が役のキャラクターを
とてもよく表現していて好演でしたし
安藤サクラさんがとても良いですね!

周りにもオススメしたいと思える映画でした。

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みー

5.0 カンヌ国際映画祭 おめでとうございます。

2023年6月3日
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悲しい

知的

難しい

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しおくん

2.5nandesukakonoeigawa

2023年6月3日
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つまらないシーンの詰め合わせ!最後まで観るのに忍耐がいる
時間戻して無駄に繰り返す つまらない影響を受けてるのか?
表現が弱く伝わらない!怪物はこの映画自体だ!観る価値なし!

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シゲゾ〜

3.5複雑に絡み合う子供たちの社会と大人の振る舞い

2023年6月3日
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初めはホラーを思わせる映画だがそうではない。

不思議な展開でストーリーが進んでいくが、後々予想外な形で疑問が解けていく。

ただ、映画が終わっても色々と伏線が回収されていない部分が多いように感じられる。

映画を見た人が自分で想像を膨らませるか、深く考える必要があるのかもしれない。

この映画では社会問題も取り扱っているように思う。
学校の隠蔽体質、大人とは違う子供たちの社会、親から受ける虐待の影響などについて考えさせられる。

それに下記のとことが、私には印象に残った。

子供の世界は大人が思う以上に複雑。

勝手に大人が子供の社会を決めつけるのは良くないと。

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hiro

4.5かわいそう

2023年6月3日
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2023年劇場鑑賞125本目。
予告で数々のショッキングなセリフが出てきて、クライマックスのセリフだと思っていたのですが、ほぼあれ序盤のセリフなんですね。予告はそういう意味では満点。
とはいえ、本編3分の2くらいまでは予告から内容を推測した通りの展開になりました。しかし残り3分の1の展開が予想を超えていて良かったですね。
減点はもうちょっと先を見たかったからなのと、タイトルにある通りだいぶかわいそうな人がいるな、という事です。

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ガゾーサ

3.0様々な視点

2023年6月3日
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ストーリーが進めば進むほど、謎が深まりますが様々な視点から描かれる事により真実が見えてくる為、食い入るように観てしまいます。
山での自然あふれるシーンの映像は綺麗で、子役達の演技も素晴らしい作品です。

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run05

5.0「坂元裕二さん脚本賞嬉しい」

2023年6月3日
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知的

今年76本目。

カンヌで脚本賞獲られましたね。
是枝裕和監督はデビュー作「幻の光」を他の方に脚本頼んだ以外、全ての作品で御自身で脚本書かれていましたが今回坂元裕二さんにお願いしました。「花束みたいな恋をした」のセリフが抜群でしたが今作もセリフいい。展開の妙と言いますかそう来るかぁと驚きました。カンヌで作品賞でもいいかもと思ってしまいました。

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ヨッシー

4.5凄いものを観てしまった

2023年6月3日
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エロくそチキン2

4.0久々に是枝が撮れた瞬間

2023年6月3日
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 前作で、かつての是枝裕和には撮れていたはずの「鮮烈な瞬間」が、もはや撮れなくなっているのではないか、と危惧する内容でコメントしたのだけど、今回はそれが撮れている。もちろん脚本の出来の良さに刺激を受けてという部分はあるにせよ、僕が特に感心したのは同級生の美人の女の子の描き方。あの嘘の告げ口をしながらそれを翻す十代前半の女の子の心理。その裏側にある怒りと純粋さ。そういう凡百の大人ではもう手が届かない瞬間を、かつての是枝は奇跡的にもしばしば撮れていた。久しぶりの傑作。彼には「いい大人」にも「いい文化人」にもなってほしくない。ただいい映画を撮れるだけの人であり続けてほしい。

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つくねと皮以外は塩

0.5面白くはなかった。

2023年6月3日
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かなり期待してたのだが、はっきり言って物語は予定調和で面白くはなかった。

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fuji3

4.5見方が変われば世界も変わる

2023年6月3日
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「僕は可哀想じゃないよ」

生まれ変わってもまたこの映画に出逢いたい、繰り返す意味がある。これは正義の話じゃない、世界の話。立場が違えば見えてくることがあって、だから何も知らずに決めつけは良くないし、やっぱり顔を突き合わせて一人の人間として話し合うことが大事。皆もっとちゃんと対話しようよって。違う人間なんだから意見が食い違うのも当然で、問題はそこからそのときどうするか。周囲の環境や当事者以外の雑音が加熱させる対立や、そうした部外者がいかに(往々にして良くない意味で)影響を与えるか。贅沢な組み合わせと要素の多さも必然。
豚の脳を移植された人間は、人間?それとも豚?怪物というタイトルから連想する言葉は、例えば"モンスターペアレント"。"母子家庭にはありがちっていうか"…穿った見方は誤った見方ってことじゃなくて物事を深く見るってこと。"普通"という枠組みから外れた、生きづらく、本当の意味ではまだ多様性なき世界で思春期の戸惑いというアイデンティティー・クライシスに陥って。髪型(髪の長さ)、強く握られたペットボトル、TVに映るタレント、クラスメイトの女子が読んでいる本、あるいは服装もかもしれない。
皆と同じである"普通"を強いる同調圧力と事なかれ主義の弊害・末路、その果てにそれでも僕らは自分らしく生きていけるのか。事件や政治もそうだけど、もっと日常的に落とし込んで、何事も決めつけは良くない。相手の事情を知ろうともせず最初から敵対姿勢が臨めば、どうなるか嫌というほど僕らは知っているはずだ。
きちんと生活者たちの息遣いや生活がここにはあって、それぞれが見れば見るほど丁寧に紡がれている印象を受けた。誰も断罪したり切り捨てたりしないで。始まってからしばらくは淡々(次々)と日常が流れていく印象があって、けどそれも作品を見進めていくほどに納得できる。息子思いの母親、生徒思いの先生、我関せずで常套句を並べる校長はじめ学校側…。教師による生徒への暴力・体罰、高齢ドライバー、そして偏向報道。真実はどこに?ただ、加熱するマスコミ報道などは本作の中では大きな比重は置かれおらず、世の中に蔓延する無関心や不寛容=嵐のあとに彼らが見た景色とは?
一見、見たまま単純に見えても、起きた事実は1つでも真実は人の数だけある物事の複雑さ。何事も多角的に見る必要があって、それぞれの言い分や正義がある。作り手にとって正義の話でなく、一部から物事は判断できない。そして、それは思春期に芽生え始める恋心の対象もそう。なぜ決めつけられる?だから、息苦しく行き場のなくなった子供の嘘は、無垢なものでなく葛藤の末。助けを求めながら自分でも分からなくて混乱して、どうすればいいか分からなくて。僕は病気?君は病気なんかじゃない。

「怪物だーれだ」

是枝裕和✕坂元裕二✕坂本龍一=日本が誇る各界のマスタークラスな巨人たちが、互いにその才に惚れ込んでは認め合い、ぶつけ合いながらも切磋琢磨して作り上げたこの作品には、レジェンドたちの本気と今の世の中に伝え遺したい真意が感じられて、骨の髄まで沁み入るような映画体験。こんな誰もがその名を耳にしたことあるような人たちに対して使う言葉じゃないだろうけど"俺得"と思っていて、実際見てもその高い期待は裏切られなかったし、なんならちゃんと超えてくれた感も。
ネタバラシパート的入れ子構造な作りも必然、むしろそこにこそ本作の意味がある。是枝節はそのままに、僕らが愛してやまないザ・坂元裕二ワールドなセリフ回しや、『ゲームの規則』など複数人が他人にとっては不都合に動く、素晴らしい脚本も(もちろん普段のドラマにおけるそれほど声を上げて笑えるようなパンチの効いた形ではないが)。だから題材としても納得だけど、ある意味ではカンヌを獲る前から坂元裕二さんは一貫して変わらず同じことをしている、とも言える。
大好きな名優・安藤サクラさん✕永山瑛太✕田中裕子=素晴らしき役者陣。瑛太の『友罪』などで見せたサイコパス演技が良い意味でミスリードになっていて効いていた。そして、茶髪ヘアで現代人らしいスタンスの高畑充希。東京03角田や中村獅童は安定。それらを捉える撮影に、是枝監督による編集など本当にすべてがすごいな、と。
『万引き家族』のときも書いたが、本当に演出の意図が伝わる。是枝監督と子ども。カメラを意識させないように、ごくごく自然体な空気を引き出す卓越した子供への演出力。『万引き家族』が喜怒哀楽の"怒"だとしたら、本作も作品中盤くらいまでは"怒"を感じた。"ひと夏の魔法"と形容したら些か聞こえが綺麗すぎる気もするが、語弊があるだろうか?火事に始まり、台風で終わる。虹はかからないかもしれないけど、最後には微かな希望もあって少し救われた。
決して音楽が前面に出ているわけではなく、的確に必要な時に必要な音が鳴るようでいて、けどそれが坂本さんらしい形と深度で作品に寄り添うさまは、シーンや、引いては作品全体をやはりより一層印象的なものにしていることは間違いない。ご冥福をお祈りします。そして、本当にありがとうございます。

勝手に関連作品『きみはいい子』『彼女が好きなものは』『禁じられた遊び』『スタンド・バイ・ミー』『イントゥ・ザ・ワイルド』『つぐない』『羅生門』『ある少年の告白』『海よりもまだ深く』
P.S. 作中、台風が直撃する本作の公開日が台風で雨だった偶然。

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とぽとぽ

5.0「救い」は有るか。

2023年6月3日
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「怪物」は誰?と見始めたがラストに近ずき気付く「怪物」何て最初からいない、人は己の人生の中で如何様に見えようとも一生懸命だ、校長先生も保利先生もそれぞれの親も人に言えない問題を抱え必死に生きている、主人公の二人にはそれが「怪物」に見えようともだ、ラスト二人の緑の中での疾走が「救い」の結果で有って欲しい。

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なんてこった

3.5額のカードは自分には見えない

2023年6月3日
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悲しい

怖い

難しい

何度も予告を観て気になっていた本作。公開日はあいにくの悪天候で、大雨・洪水警報の中での鑑賞となりましたが、おかげで観客3人という恵まれた環境で落ち着いて鑑賞することができました。

ストーリーは、一人息子・湊の異変から担任・保利の体罰や暴言を疑った母・早織が、何度も学校に出向いて激しく詰め寄ったことで、学校もそれを事実と認め、大勢の保護者の前で担任が謝罪し、マスコミも取り上げるほどの問題となったが、実は担任や学校だけが知る事実があり、さらには大人たちの認識とは全く異なる、当事者の子どもたちだけが知る真実が存在し、しだいにそれが明らかになっていくというもの。

全体を母親パート、担任教師パート、子どもパートで描き、同じ出来事でも立場や考え方の違いから、それが全く異なる見え方をすることを描いています。珍しい手法ではありませんが、三つめの立場があり、それが子どもであり、そこにこそ真実があったのだという描き方がおもしろいです。

まずは母親パート。シングルマザーとして人一倍息子を愛していたからこそ、息子の口から出た言葉に大きな衝撃と深い悲しみを覚えたことは容易に想像できます。それが、学校の不誠実な対応によって不信と怒りに変わり、攻撃へと転じていくのも無理からぬことだと思います。ただ、学校の描き方には悪意しか感じませんでした。あんなでくの坊のような校長はいません。学校の内情を少なからず知る身としては、まだこんなステレオタイプな描き方しかできないのかとうんざりします。しかし、これはあくまで母目線でのこと。親の目には、今でも学校はこう映っているのかもしれません。

続いて担任教師パート。ここでまったく別の真実が顔をのぞかせます。先のパートの裏側が見え、とても優しく熱心な保利先生の姿が浮かび上がります。とはいえ、別人レベルの描き方なのは気になりました。こんな先生が、校長室で保護者対応中に飴を食べたりしません!しかも、先輩教師たちの動きは変わらず、トカゲの尻尾切りによる学校の保身。ここでも、熱心な教師が学校という組織につぷされるような描き方に強烈な違和感を覚えてげんなりしました。学校が守りたいのは学校ではなく、子どものはずです。そのために、全てを詳らかにしないというなら、まだ説得力があります。

そして、最後の子どもパート。ここでやっと本作の真価が発揮されたように思います。大人たちは、自分たちの見たものが真実であり、それが全てであるかのように誤解し、怒りや憎しみを抱き、次々と負の連鎖を生みだします。また、子どもの気持ちをわかった気になり、型にはめ、自分の理想や希望を押し付けます。でも、子どもにも自我があり、彼らだけの社会があり、その中で折り合いをつけて生きているのです。大人が大切にすべきは、そこに寄り添うことではないでしょうか。

タイトルの「怪物」は、我が子かわいさで暴走する母親、子どもに寄り添えない担任、保身に走る学校、事件をおもしろおかしく書き立てるマスコミなど、そのどれもを指しているように感じます。また、当事者の子どもたちも、自分たちの行動や嘘がどれほど多くの大人を巻き込み、人生を狂わせたのか、知らなかったではすまされないでしょう。そういう意味では、無自覚に大人を振り回す子どもたちもまた怪物と言えるかもしれません。

人は誰しも怪物になり得るし、なったということを自覚できないのかもしれません。それは、額に掲げたカードを自分自身では見られないのと同じです。他者の目に映る自分の姿を教えてもらい、自らを振り返る必要があるように思います。

キャストは、安藤サクラさん、永山瑛太さん、田中裕子さん、中村獅童さんらで、ベテラン俳優陣が安定の演技で魅せます。それを前に、子役の黒川想矢くん、柊木陽太くんが、中心となる二人の少年役を堂々と演じきります。

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おじゃる

4.5子供たちの活躍が救いです

2023年6月3日
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子役の演技力が光る秀作。3つの視点から物語を並行して見せる技法でテンポよく進行するので見方を変えて復習しながら裏側を知っていく事で真実らしきものが見えてくる展開。観るものを飽きさせない工夫があり謎解きのような感覚も出てきます。

さーて怪物は誰でしょう?
是非映画館で🎦謎解きを

64

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タイガー力石

3.52時間

Kさん
2023年6月3日
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息をするのも自分がどこにいるのかも忘れて見入ってしまった。見ていて胸が苦しくて何かが迫ってくるような感じ。錚々たる俳優さんの中で子役の2人がすごい。良い意味で彼らが1番怪物だと思う。

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K

3.5あら、悪人いなかったね。怪物って自分達の事だったのか。

2023年6月3日
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息子を護りたい安藤サクラ演じるシングルマザーの早織は、息子の湊が永山瑛太演じる担任の保利から暴力を受けたと聞き、学校に文句を言いに行く。すると先生達が怪しい動き、保利はちゃんと喋らないし、特に田中裕子演じる校長が怪しい。なんだろう?学校や子供達を守る為には真実など関係なく謝っておけって理屈。凄い違和感。それから真実を見つけ出す為に早織が動きまわるのかと思っていたら、そうでもない普通のお母さん。モヤモヤってしてると同じシーンを大人目線、子供目線で繰り返し観せられる連続。確かに人は自分の見えてる事しか分からないよね。じゃ何で嘘だらけになってちゃうのよ。動物の中で嘘をつけるのは人間だけだから、そこが人間らしいって事なのかな。
色々な理由がバンバン伏線回収されていって、最後、まさかのLGBTネタに。ふむふむ、その気持ち分からなくもないが、嘘はダメよ!幸せになれるかどうかなんて自分で決めればいいんだからね。
しかし、2人の秘密基地的な廃列車、羨ましかったけど、それ見つかったらやばいよ。そして最後は2人とも生まれ変わるのかと思ってたら、ハッピーエンド。ちょっと泣けました。
高畑充希ちゃん、もう少し絡んで欲しかった。

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涼介

4.0怪物だーれだ。

2023年6月3日
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泣ける

難しい

ストーリーと繋ぎ、伏線の凄さに圧倒されて、私の語彙力ではこの作品の良さが伝えられない。

怪物は当事者たちではなく、平然と過ごしつつ真実を歪めて伝えるマジョリティなのかも。そして、作中、当事者の中に怪物を探してしまった私自身の心にもいるのかもしれない。

ある人の終盤での一言が印象的で、今の時代に必要な視点を改めて気づかせてくれた。

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ゆずっきー

4.5誰の心の中にも住む怪物

2023年6月3日
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まずは、カンヌ映画祭・脚本賞、おめでとうございます。

モンスターとしての『怪物』は、勿論出てこない。しかし、この世の中、誰もが抱えているエゴや傲慢、そして葛藤などの心の闇を、是枝監督流に見事な『怪物』として仕立て、観客に訴えかけてくる作品である。『王様のブランチ』でLiLiCoが、「観終わった後、それぞれがどう受け止めるか考えて欲しい」と紹介していたが、確かにその通り。いろいろな問題提起の中で、どう言葉で表したらよいか、考えてしまう内容だった。

個人としては、基本的に学校モノは嫌いである。実際の学校の現場や職員の言動とかけ離れたものが展開され、辟易することがしばしばある。本作も前半は、いじめの隠蔽する管理職、頼りない教師を全面に打ち出し、「またこのパターンか…。これが脚本賞に輝いた作品?」と正直、席を立とうかと思ったほど。

しかし、後半は、全く違う展開となった。少年のいじめの真相や、頼りない教師として映し出されていた担任の真意、校長に纏わる悲劇の真実、そして2人の男の子が抱えていた葛藤が、次第に紐解かれていく中で、前半に映し出されてきたエピソードが、180度違ったものとなって展開されていった。

最後の落としどころも、現代を象徴するあの問題へと導くあたりは、全く予想だにできなかった展開。サスペンスと思っていたストーリーが、いつしかヒューマン・タッチな、少年のデリケートな問題への提起となって、エンドロールを迎えた。改めて、坂本裕二さんの脚本賞も頷けたし、是枝監督のこうした作品作りの巧みさを感じる作品であった。

主演の安藤サクラは、安定感のある演技で、シングルマザー役を演じていたし、教師役の瑛太も、頼りない中にもシリアスな役所を上手にこなしていた。ただ、田中裕子の校長役は年齢からしても無理があるし、流石にあんな校長は存在しないだろう。

こうしたベテランの俳優陣以上に、輝いていたのは、湊を演じた黒川想矢君と依頼役の柊木陽太君。小学生ながらも、感情を押し殺した淡々とした演技が印象的で、自然な中にも存在感のある演技で、心に潜む『怪物』を表現していた。

最後に、音楽を担当した坂本龍一さんのご冥福を、お祈り申し上げます。

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bunmei21

4.0是枝監督作品

2023年6月3日
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今まで、話題になっても観てこなかった是枝監督作品。
予告や軽いあらすじで敬遠してしまっていたが、何故だかこの「怪物」は観てみたい!っと思った。
脚本家の坂元 裕二氏が好きという訳でもない。是枝監督と同じく、坂元 裕二氏の作品もほぼ観たことがない。
カンヌに惹かれた訳でもなく…やはり、映画館で流れていた予告がよかったのだろう。「怪物」とは何なのか、誰なのか、その事実を知りたいと思わせる予告に惹かれて鑑賞。
序盤から引き込まれた。最近の流行りなのか、それぞれの視点で物事をみせてくれる。それぞれの視点、それぞれが心に思っている、持っているベースに事実が重なり、物語が進むにつれて、事実は事実でも受け手にとって何が真実であるかが変わることの何とも言えない切なさというか、もどかしさというのか…。観ていて辛くなり泣けてきてしまった。
正しい、正しくない。幸せ、幸せではない。幸せの形は人それぞれなのだと、事実と真実、事実はひとつで真実は複数あるということを痛感させられた作品でした。
坂本龍一氏の音楽と綺麗な映像。ラストをもう少し長く観せていてもらいたいと思いました。
「怪物」観てよかったです。他の是枝監督の作品を観てみようとまでは思わなかったですがw

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lemon

2.5前半は面白かったが。。

2023年6月3日
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前半はストーリー展開がスムーズで面白かったが、後半、子供達二人の話になると眠くなるほどだるくなってきた。「誰でも怪物になる可能性」がモチーフかもしれんけどやはり日本映画だなぁ!と思わせる内容にがっかりした。

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aquilegia