「先入観」怪物 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
先入観
小学5年生の息子の異変に気づき本人から話しを聞いて担任を糾弾するシングルマザーと糾弾される担任、そして息子の話。
断髪に水筒にと違和感を見せ始めたと思ったら、でかけたまま帰って来ず耳にケガをしているは走行中の車から飛び降りるはと奇行ラッシュの息子。
そして息子の話しを鵜呑みにし担任による不当な扱いと決めつける母親に、まともに調べもしなければ議論もせずとりあえず無機質に謝罪をする学校という不快な流れから始まって行くけれど、気付けば時間を巻き戻し実は…そしてまた実は…。
見えているものや印象と真実との乖離というところをみせていくのはわかるけれど、最初の実は…は概ね想定ないというかそりゃあそうだろうね。
子供を題材にしている作品ながら、なかなかショッキングな展開は意外だったし、そこからの実は…はきくらか意外性もあったけれど、こういう作品でもやっぱり性自認ネタ入れるんですね。
正直最近の何でもかんでもLGBTQネタは正直食傷気味。
言いたいことはわかるし、重くし過ぎない様にこういうつくり何だろうけれど、結局怪物は…。
この手の作品で飽きさせずに観せてくれたのは大したものだし、面白くはあったけれど、実はの部分にガツンと来る程のギャップがなかったし、悲しさややりきれなさもマイルドだし、何より決めつけることの恐ろしさはあまり感じなかったかな。
Bacchusさん、
お気に召しませんでしたか(笑)
私も、同性愛的な要素は詰め込みすぎだと感じました。
でも、観賞後時間が経った今思うと、ミナト君は単にイジメられっ子と仲良しなだけではなく、そこに淡い初恋の空気があって、同性であることへの違和感を小学生の彼ら自身が感じていた。だからこそ奇行とも思えるミナト君の自分でも制御できない言動だったのかな…と。
そういう雰囲気の感性は男の子より女の子の方が高いから、何かを感じ取った女の子が猫事件の嘘を言ってみたり…とか、思い始めました。
だったら、必要だったかも。
詰め込みすぎに変わりはないですけどね。
こんばんは
みかずきです
前半の、母親の対応、学校の対応は、既視感がありました。多面的な真実よりは、今の親って、学校って、こうなんだよという現状把握を改めてしたという感じでした。そんな環境のなかで、性の多様化なんて厳しいというのが終盤の当事者二人の行方不明だったと思います。
ラストの親密な二人は、作り手のイメージだと思います。性の多様化への作り手の想いを感じました。ハッピーエンドではありませんでしたが、グッドエンドでした。
では、また共感作で。
ー以上ー
LGBTQキャラが登場する映画と登場しない映画の数を数えてみて下さいよ…。割合を調べてみてくださいよ。全く持って「最近の何でもかんでも」という評価は不適当だと分かりますよ。長い戦いの中でやっとなんですよ、わざわざ探さなくても手に届くところに現れ、賞レースにライナップされるようになったのが。“やっと”なんです。今まで居ないものとされてきた当たり前の実存がやっと社会に顔を出し始めたところなんです。
返信のお気遣いありがとうございました。ガツンと来ませんでした。ガールズバーに、独身の先生が行って何が悪いのか?理解に苦しみました。性的マイノリティネタは飽き飽きです。もうお腹いっぱいです🈵ありがとうございました😊
私も食傷しました。学校が事実に即した正義を貫かないダメダメ加減 とモンスターペアレント態度の悪さでなんで皆さん高評価なのか疑問でした。ちなみに私は親是枝監督派 です。
クィア賞を受賞したこと
クィアの意味がLGBTも含まれることを後に知って私もそれがあるストーリーが増えてきてました。私もそれが無くても良い作品があると思う
昨今でした。レビューをありがとうございました。