劇場公開日 2023年6月2日

「【”人心に潜む様々な怪物。そして自覚無きある資質を持つ二人の小学生が起こした事と生まれ変わり。”今作は、視点が変わる事で、出来事の見方が全く変わる現代情報社会に警句を鳴らす作品でもある。】」怪物 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”人心に潜む様々な怪物。そして自覚無きある資質を持つ二人の小学生が起こした事と生まれ変わり。”今作は、視点が変わる事で、出来事の見方が全く変わる現代情報社会に警句を鳴らす作品でもある。】

2023年6月2日
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鑑賞方法:映画館

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NOBU
SAKURAIさんのコメント
2024年2月20日

こんにちは!お疲れ様です。

午前中に本作のBlu-rayが届いて観たんですが、改めてNOBUさんのレビューを読んだら鑑賞力、観察力が凄いっすわ!

ここまで細かく書いてたら分かってるかもですが中盤辺りでミナト君は、自分のベット上、母親との会話でミナトは何に生まれ変わるんだろ?ってセリフを話してるんですよね。

嵐の夜、列車の中に入り、列車に当たる土砂の音を聞いて「出発の音だね」と言ってから…横たわった列車の下から出る、嵐の後の晴れた原っぱを走る二人の姿って感じでした。

正直繰り返し観ても何とも絶妙なラインで生きてるんだか、亡くなってしまったのかは分かりにくいけど話の流れ的には死んだ、ミナト的には生まれ変わりたかったってのは分かりました。

ちなみにラストのチャプタータイトルは「新しい世界」でした。
長文になっちゃいました、すみません🥂

SAKURAI
亞lexさんのコメント
2023年9月1日

レビュー拝見しました。
なるほど最後はそうだったのかもと思わされました。
私はとても清々しいエンディングだと思ったのですが、そう考えるとちょっと悲しい
でも、どちらだったとしても、
このエンディングが好きです。

亞lex
カンタベリーさんのコメント
2023年7月9日

男は男らしくあれと言う呪いは、みなの母だけでなく、中村獅童や、担任の先生も無自覚にしてますね。

子供の異変に気づいているのは安藤サクラと中村獅童ら親だけ。
学校側はトイレでいじめの現場を見ていながら何も気づかない。

カンタベリー
chikakoさんのコメント
2023年7月5日

👏🏻
1番しっくりくる感想でした!

chikako
クリストフさんのコメント
2023年6月24日

ご意見ありがとうございます。
逆にそんな夫を貶した母であっても、「お父さんみたいにならずに立派に・・・」となって、湊には同様のプレッシャーでしたね。

クリストフ
ソルトさんのコメント
2023年6月24日

もう一度観たくなるレビュー
ありがとうございました

ソルト
クリストフさんのコメント
2023年6月24日

一つ疑問です。
湊の父親は、女性とドライブ中に事故死したと、湊は依理に語ってましたが、湊の母親にはソレは無い事の様になってるのが、不思議でした。
そりゃ子どもの前で、そんな事大っぴらに語らないでしょうが。
「お父さんみたいな立派な・・・」と語る母の件は、湊にはどう映ったのでしょうかね。

クリストフ
kazzさんのコメント
2023年6月22日

ミナト君の「生まれ変わって…」という言葉がこの映画のキーワードになってますよね。
ラストシーンをそこから考察すると…ですね。
ドラマ「わたしたちの教科書」では、転落しした少女の「世界を変えることはできますか?」という言葉がキーワードでした。

kazz
おおとろさんのコメント
2023年6月14日

レビューとても分かりやすかったです。ありがとうございます。

誰が怪物なのか考えていましたが、ひょっとして物語の各視点で見方を変えて視てる鑑賞者側が怪物なのかと思ってしまいました。
本筋と外れてるかもしれませんが。
今後のものの見方を気をつけないといけないなと感じました。

おおとろ
さくらんさんのコメント
2023年6月14日

モリ先生ではなく、保利先生ですね。

さくらん
SAKURAIさんのコメント
2023年6月11日

こんばんは!

久々にこちらのレビュー読んだら共感数凄っ!(笑)
水は海へ良かったですよ!

A5ランクの肉は買って帰ろうとは思わなかったですけど(笑)

近所に美味い焼き肉屋があるんで食べに行きたくなりました!

SAKURAI
赤星さんのコメント
2023年6月11日

こんにちわ、本日観賞してきました。なるほど、いい復習になりました。時系列が途中で解らなくなりましたが、OKです。視点がそう変わるんですね。

赤星
humさんのコメント
2023年6月10日

こんばんは
NOBUさんの丁寧なレビューを拝見して、また観たくなっています。
切ないラストでした。

hum
みかずきさんのコメント
2023年6月9日

詳細に記憶したものを丁寧にまとめ考察もした素晴らしいレビューですね。

終盤は、仰る様に事故では私も推察しましたが、
作品としては深追いをしませんでした。
敢えて明確にしませんでした。
厳しい現実を示唆するのに留めていました。

ラストは、二人の親密ぶりを描いています。このシーンは作り手のイメージであり、現実は厳しいが希望はあるという作り手の想いが込められているように感じました。

どんな、作品でも、ラストは希望を感じるものであって欲しいです。
本作のラストはハッピーエンドとは言えませんがグッドエンドでした。
希望を感じました。

では、また共感作で。

ー以上ー

みかずき
レントさんのコメント
2023年6月9日

ラストの解釈には思わず膝を打ちました。そうですね、母親たちが中を覗き込んだ際、もぬけの殻でしたもんね。素晴らしいレビューありがとうございます。

レント
YOUさんのコメント
2023年6月7日

やっぱり異世界転生系エンドですかねぇ(笑)

そうなると夫と子を亡くしたことになる母親が不憫ですね。

YOU
りあのさんのコメント
2023年6月6日

なるほど、さすがのレビューですね。
初見の時は訳のわからないラストだなぁ、って思いましたが、2度目を観賞して、やっとあの2人は死んだのかも、って思いました。
そうじゃなかったら、お母さんと会えたシーンとかが入るでしょうね。
素敵なレビューありがとうございました。

りあの
だるまんさんのコメント
2023年6月5日

私も最後のシーンは希望に満ちた最期なのだろうと思います。
お母さんと先生が、台風の助けに来た、でも2人は秘密基地を出て、明るい方へ、以前は行き止まりだった橋の方へ、笑顔で走っていきます。映画の中で何度も「生まれ変わり」を暗示しているので、願わくば、生まれ変わった時は、彼らを受け入れる事が出来る社会になっていると良いですね。希望のメッセージです。
おふたりの秘密基地のシーンは、とても酸っぱい初恋と「性の目覚め」のシーンはドキドキしました。どうやったら小学生が?

だるまん
大吉さんのコメント
2023年6月4日

でも、ある方のレビューを読んで、希望でよかったのかと思っています。

大吉
大吉さんのコメント
2023年6月4日

私は坂本龍一さんの音楽に希望を感じたのですが、亡くなっていたのなら希望も何もないなと考えて光としました。

大吉
大吉さんのコメント
2023年6月4日

たくさんの作品を観てひとつひとつにしっかりとした感想を書かれているから共感が多いんだと思います。観ようかどうか迷っている作品はいつもレビューを参考にさせてもらっています。

大吉
2023年6月4日

急なコメント失礼します。最後はそう意味な気がしてきました。だから光の方に走って行ったんですね。土に埋もれて生まれ変わったともとれるし納得です。
失礼しました。

レビューとは到底呼べないレビュー
iwaozさんのコメント
2023年6月3日

結局、怪物なんていない。
みんな一人の人間なんだ、
と思いました。m(_ _)m
難しいけど、皆に幸あれ!

iwaoz
iwaozさんのコメント
2023年6月3日

ラスト、翌日の朝に別の場所から脱出出来たのかと思ってましたが、、
なるほど納得です。非常に的確でまとめられていて感謝です!^ ^
やっぱり是枝監督の子ども演出手法はすごいですね。子役の二人の素質もあると思いますが、すごいです。
同じシーンでも、それぞれの視点に立つとその人の主観によって見えている映像が歪められてしまうものですよね。子どもの世界と大人の世界では違う景色が広がっています。

iwaoz
SAKURAIさんのコメント
2023年6月3日

👍️

SAKURAI
SAKURAIさんのコメント
2023年6月3日

おはようございます!

めっちゃ細かく覚えてますね!
ラストの土石流部分の正解は何なんですかね?

私は土石流に飲まれたけど、そこから何とか脱け出してのかなと思ったんですけどNOBUさんのレビューを読んで何か納得って感じもします!

SAKURAI
amiさんのコメント
2023年6月2日

すごく丁寧にまとめられてて、分かりやすいです!細かく覚えられててスゴイです。。。

後半部分の安藤さくらのところ、完全同意です。

ami
亞光速さんのコメント
2023年6月2日

タイトルを変更すべきかと思います。ネタバレし過ぎではないですか?
クィアの資質ある2人の小学生〜のところです。

亞光速