水は海に向かって流れるのレビュー・感想・評価
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【”ポトラッチ丼が生まれた理由。”心に抱える怒り、哀しみを堪えていると表情は無くなり時は止まる。キチンと怒り、悲しみと対峙する事で新たなる時は動き出すのである。広瀬すずさんの新境地作品でもある。】
ー 今作は、広瀬すずさんの今までにない、笑顔無きサカキを演じる姿が印象的である。そしてシェアハウスに一緒に住む、若き男子高校生ナオタツから過去の怒りと悲しみと対峙する必要性を問われ、行動に移すうちにサカキの顔には、それまでになかった笑顔が戻って来るのである。ー
◆感想
・OLのサカキ(広瀬すず)は、16歳の時に大好きだった母(坂井真紀)が男と駆け落ちしたときから、不愛想な表情で日々を過ごして来た。口癖は”知らんけど”
ー だが、そんなサカキが住むシェアハウスに母と駆け落ちした男(北村有起哉)の息子ナオタツが越してきて、彼女の心に僅かな揺らぎが芽生える。-
■作品の構成としては、やや粗いと思う。シェアハウスに住む個性ある住人たちの描き方も弱いし、母が掛け落ちした理由もはっきりとは描かれない。
だが、今作は年の離れた心素直な高校男子、ナオタツと笑顔無きサカキに焦点を当てて観ると、ナカナカに面白いのである。
■印象的なのはサカキの母に会いに行った二人が、最終バスに乗り遅れ泊まった旅館で迎えた翌朝、サカキさんが海に入って水平線を見ているシーンである。
心配して、やって来たナオタツに笑顔でドロップキックをかまし、二人とも笑いながらビショビショになる。
サカキさんが、過去の怒りと哀しみを乗り越えたシーンであると思う。
<今作は、広瀬すずさんの今までにない、不愛想だが、16歳の時に、母に捨てられた怒りと哀しみを心に抱えた女性を、前半は抑制した演技で、後半はナオタツに影響され母に会いに行くシーンから笑顔も出てくる演技を愉しむ作品である。
今作は、広瀬すずさんの新境地と呼べる作品であると私は思います。>
仲々の
再現度。この作者の作品は好きで、ちょっと不安もあったが、改変も酷くなかったし何より「ハート泥棒!」にやられた。高良健吾・北村有起哉がイイ、広瀬すずもピッタリ、カマキリ拳法妙にキレ有り。
榊さんが、
最後にやっと榊さんが笑った。もうあの海のシーンだけでいいや。
今まで通り暮らしたい、の今までがもっと丁寧に描かれていれば、、。
(シェアハウスの住人とか個性的でいいキャラばっかりだったから、コメディ・ドラマ化してじっくり見たい。それにしてもリアリティのないシェアハウスだったな。)
坂井真紀はまたお母さん。
戸塚純貴はもう何をやってもオードリーの春日に見えてしまう。(褒めてます)
キャストも豪華で飽きないですが、主役の男の子を奥平大兼とかもっとモテそうな子が演じてたら説得力があったかも。
ツッコミどころは多いけど、広瀬すずのきれいな顔が劇場の大画面で観られただけで満足。當間あみとムーちゃんもかわいかった
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