「親の不倫で傷つく子供物語」水は海に向かって流れる odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
親の不倫で傷つく子供物語
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W不倫相手のそれぞれの息子と娘が10年経って、ひょんな縁から出会い、反発したり慰めあったりしながら葛藤する様を延々2時間も描いてゆく。
まあ、相当暇でないと付き合いきれない、当事者でなければどうでもよい俗世間のお話でした。どうせミーハー向けなら家庭崩壊までもつれた当時の不倫の訳が知りたくなるし、すずちゃんは16歳から心の成長が止まったという設定だがやたら金回り、羽振りが良いのに何で稼いでいるのか分からず仕舞い、生活感をあえて消したのは話を単純化したかったのでしょう。
まあ、子猫を使ったのは単調さを癒すには有効、脚本の教科書でも「SAVE THE CATの法則」と言われ主人公への共感を呼び込む定石とされていますしね。
主役がすずちゃんなので観ていられるが設定がシェアハウスなのに単に変わり者ばかりというだけで人物の掘り下げもないし色を添えているだけ。当たり前の自然の摂理をタイトルにもってきて、何か深みがあるのかと思ったが、だから何なのって浅い内容でした、残念。
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