「過去を忘れて、みんな《シレーっと幸せ》に生きてるんだね。」水は海に向かって流れる 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
過去を忘れて、みんな《シレーっと幸せ》に生きてるんだね。
母親に10年前に捨てられたことを、引き摺ってそこで時が止まっている
榊千紗(広瀬すず)の心は16歳のままだ。
W不倫で父親と娘の千紗を捨てた母親。
ひょんなことから不倫相手の息子・熊沢直達(大西利空)と同じシェアハウスで
暮らすになり、精神のバランスが崩れてしまう。
千紗役の広瀬すずの魅力に尽きる映画ですね。
突っ張ってて、口が悪い。
ズケズケ言うけれど本当は心が傷つきやすく優しい。
腹が立つと大人数のご飯を作る癖がある。
直達の歓迎の夕食は「ポポラッチ丼】
麺つゆに玉ねぎスライスと豪快に牛肉を入れて煮た丼飯。
この映画ご飯シーンが多い。そして美味しそう。
16歳で母親に捨てられた千紗は、
「あんた見てたら、私は一生恋愛をしない」と宣言する。
10年前の不倫相手・直達の父親(北村有起也)が現れて狂言回しを
演じる。
千紗にお盆で殴られて流血したり、お終いには探偵社を雇って
千紗の母親の居場所を探し当てる。
そして直達は千紗を母親に無理矢理に会わせる。
《シレーっと幸せに生きてんじゃねーよ!!」
千紗が10年間、ずうっと苦しんだのに!!
水は海に向かって流れる・・・
きっと汚れも悲しみも飲み込んで大海原は平然と流れてるんだよね!!
人間なんて小ちゃい小ちゃい!!
100年経ったら居なくなる。
海は全てを飲み込んで何万年も流れている。
共感を有り難うございます。
そうそう。怒りが膨れ上がったり、ストレスが満杯になったりすると、ご馳走を作ってくれる。この素敵なリバウンド。
おっしゃるように、千紗さんは優しくて、傷つきやすいから、人に対してそんな展開になるんでしょうね。
いつの間にか琥珀糖さんに押していたフォローが消えていたので、またポチしました。
仕事が鬼のように隙間がなく続いて、映画を観れてません。悲鳴です。
これからもよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます、返事が遅れました。琥珀糖さんが新しく上げている作品のレビューを自分も上げた上で返事を書こうと思ってましたが被る作品がなくて。
先日は本当にお騒がせしました。今回は一部のレビューとコメントが削除されたにとどまりました。ただ今後も油断できませんが。
これからも不肖私めとお付き合いいただければ幸いです。