「トロールが不憫すぎて…」トロール komasaさんの映画レビュー(感想・評価)
トロールが不憫すぎて…
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主人公は父の言うことを頭では否定しつつ、心の中で信じたいと思ったからこそ古生物学者になったんだろうな。そして事件が起こると、直感的に父を訪ねなければと思った。
学者としてのあり方に囚われる前半から、父の死を経て現実と向き合う後半。決断をすることが求められる首相とのすれ違いは必然。
それにしてもトロールの境遇から結末まで、不憫で仕方ない。家族の頭蓋骨を見て、夜明けが近い事を忘れて走り続ける姿。主人公も同情して帰るように促すが朝日がのぼり最期を迎える。それを看取った主人公がその後直ぐに晴れ晴れとした顔を見せるのは解せない。こういう国民性なのか…
王宮の地下で明らかになる秘密、とても良い素材だと思うんだけど、ストーリーに活かしきれず残念。
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