劇場公開日 2024年2月9日

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「【”老舗旅館の若女将になるのは大変です。”今作はヒロインの様に直ぐにビールを一気飲みして千鳥足になる如く、物語が進行するが、頑張る人を描いた映画は好きなんだよなあ。タップダンスシーンはナカナカです。】」レディ加賀 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【”老舗旅館の若女将になるのは大変です。”今作はヒロインの様に直ぐにビールを一気飲みして千鳥足になる如く、物語が進行するが、頑張る人を描いた映画は好きなんだよなあ。タップダンスシーンはナカナカです。】

2025年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

癒される

■由香(小芝風花)は、加賀温泉の老舗旅館「ひぐち」の一人娘。
 だが、旅館を継ぐのも嫌で、小学校の時に見たタップダンスに魅了され、黙って上京してタップダンサーを目指す。
 だが、夢は叶わず、女将の母(檀れい)が倒れたという連絡を受け、夢を諦め、実家に戻って女将修行を始める。
 そして、同じような理由で女将を目指す若き女性達が集った”女将ゼミナール”が結成され、チャラい観光プランナー譲治(森崎ウィン)の思い付きアドバイスの元、タップダンスを活かしたショーの為に頑張るが、譲治は娘の手術のために、ショーの費用を持ち逃げし”女将ゼミナール”のメンバーは、窮地に立たされるのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・序盤から観ていると、由香が目の前の壁にぶち当たると、直ぐに逃げる”逃げ癖”のある女性である事が何となく分かる。

・だが、由香は、幼馴染のあゆみ(松田るか)や、康平(青木瞭)と久しぶりに出会い、初めて若女将を目指して頑張るのである。

■ここまでの流れが、笑いに行ったり、ナカナカに千鳥足なのであるが、マア気にせずに鑑賞続行する。
 そして、由香は初めて母が自分に厳しかった理由や、母が病だった事、それでも陰ながら自分のタップダンスの初舞台を見に来てくれていた事を知り、心を入れ替えて頑張るのである。

<そして、ラストの”女将ゼミナール”のショーも、ナカナカにハラハラするのだが、由香を演じた小芝風花さんの、ソロのタップダンスシーンはナカナカなのである。
 今作は、ヒロインの様にビールを一気飲みして千鳥足になる如く進行するが、頑張る人の映画は好きなんだよなあ、と思ってしまった作品である。
 チャラい観光プランナー譲治は、持ち逃げしたお金を返済したのであろうか?クスクス。>

NOBU
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