名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)のレビュー・感想・評価
全454件中、401~420件目を表示
シリーズ史上最高傑作❗️❗️灰原哀に危機が迫る❗️
鯨ウォッチングの抽選会場に来た少年探偵団
灰原哀のお目当ては先着のあるブランドの限定ブローチ、
同じくそれ目当てで来た老婆に灰原は限定ブローチをプレゼントする,
ユーロポール防犯ネットワークセンターに侵入したRUMの側近ピンガ、組織の目的はパシフィックブイのエンジニア,直美•アルジェントの作った老若認証システムを使い,防犯カメラに写った組織のメンバーや組織に繋がる証拠を消す為だった❗️
その為ピンガは直美にシステムの改良と譲渡をする取引を持ちかけていた,
その拉致した直美のペンダント型のUSBに老若認証システムテスト用に宮野志保(灰原哀シェリー)の幼少期の画像があった❗️
それを見た,ベルモット,ウォッカ,キール,バーボン?
ウォッカ以外の3人は、予定外の行動,灰原哀の生存&捜索に難所を示したが、ウォッカはピンガと共に灰原哀を拉致❗️
後を追うコナンと阿笠博士だが、灰原を乗せた車は海に転落をしてしまうが、彼らは車から脱出をして,
近くに待機させた潜水艦に乗り込むそこで灰原は直美と監禁される,直美は灰原哀が宮野志保だと思っている様子実は直美は
幼少期アメリカに住んでいた頃,ハーフという理由で同級生にいじめられていた,そんな彼女を庇い助けてくれたのが
幼少期の宮野志保(灰原)だった❗️その後,人種差別がない世界を目指し辿り着いたのが、老若認証システムだった?
灰原は直美との会話の中で組織の事を彼ら,という言い方をウォッカに聞かれてしまい,ウォッカは灰原哀がシェリーだという疑いを強める、灰原を拘束した際にキールに盗聴器を仕掛けるキールも灰原のロープの縛りを緩くしていた?
ウォッカは直美に組織にシステムの改良の協力をしなければ父親を殺すと脅しを掛ける
灰原の盗聴器に気づいたキールはウォッカに浮上せずに潜水艦に乗り込んだ方法を聞く,それを聞いた灰原と直美は潜水艦からの脱出を決行するがそこにジンが合流しようと向かっている事を知る❗️
潜水艦の魚雷発射こうからの脱出を試みる
脱出は成功し,コナンに助けられる、パシフィコブイに戻ったコナン達、はパシフィコブイに侵入し,エンジニアを殺害した組織のピンガの目星をつける、逃亡しジン達と合流するピンガを追って来たコナンを工藤新一だと言い当てる❗️
灰原を逃したジン達は老男認証システムで灰原を再び探そうとするが世界中の防犯カメラに若いシェリー,高齢シェリーが映し出され、システムに欠陥があると判断したRUMは、パシフィコブイの破壊を命じる
コナンの花火ボールで海中の潜水艦の位置を特定し,赤井秀一はロケットランチャーみたいなので、潜水艦の動きを止める
ジン達は潜水艦を自爆させ,ピンガはその爆発に巻き込まれた
RUMの狙いは老若認証システムを使い,居場所が分からないあの方を探す事だった,
ベルモットが様々なシェリーに変装しシステムが欠陥品だと思わせたのは、灰原から貰った限定ブローチのお礼?
4DXの迫力がすごかった
ファンにはたまらないセリフが多くて、上演中は心の中で叫ぶシーン多数。
4DXで観たこともプラス加点。
今作は迫力ある映像や戦闘シーンが多いため、世界観にマッチしている。
ぜひ観るなら4DXで観ていただきたい!
オモロイ
灰原哀のための作品。可愛すぎる、、、求めてるの分かってる!
今作は、哀ちゃんがヒロインすぎる作品。今までのヒロインとは別格。哀ちゃんを輝かせるために逆算して作ったなぁとか、製作者の愛を感じる映画。
ストーリーとしては、老若システムってやばい物が出来て哀ちゃんがジンとかに拉致られる。その手引きはピンガ。ピンガを誰か特定しようと推理+哀ちゃん救おうと頑張る。何やかんやで全て丸く収まる。、、、ってくらいのストーリーの薄さを感じる。
相変わらず組織の連中はミスが多いし、嘘だろってシーンも多くて笑えてしまうことも多々あり良きです!
ただ、そんな全てがどうでもいいくらい(良くはないけど)灰原哀が可愛い。
コナンとの信頼や絆、そして恋愛(仮)、、、
蘭への信頼や親愛(お姉ちゃん的な)、、、
2つの相反する?気持ちがありでの行動、、、、、
全てが灰原らしく、哀ちゃんらしい。言いがたい良さをとても感じる。もう語れないくらいの良さです。尊い、、、
あとは、組織の過去回想とか安定の赤井・降谷とか出てきて良きでした!くどくしすぎないラブコメに絞った作品で賛否は別れそうだけど哀ちゃん推しとしては最高作品!!!
色々混ぜてごちゃつくよりは、全然いいです!
哀ちゃん推しは、是非何回も見るべき!他の人も哀ちゃん好きになるね!!! ミステリー的なのを求めてるなら気をつけた方がいいかも。映画は毎回そこ少ない気がするけど。
みた感想
コナン映画、原作全て見てます。
紺青の拳あたりから映画の対象が子供向けになった印象です。少年探偵団がやたらイチャイチャするようになり、博士クイズもいらないと思います。自分が少し大人になったのかな。
昔からコナンを追いかけている人にとっては最近の映画はついていけないかもしれません。
来年はキッドと服部でまたキス?みたいな予告でした。来年からは金ローで十分かな。
ここ10年間ではとても良い
毎年恒例にしている劇場版鑑賞。
『から紅の恋歌』で原点回帰したかと思えば、複数の容疑者から真犯人を探す謎解きは無く、ド派手な銃撃戦やカーチェイス、高所での格闘といったアクション要素全開だった、ここ10年近くの劇場版。
無駄にスケールがデカく、コナンの「いっけぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」頼みな気がする、ここ10年近くの劇場版。
今作の劇場版も、黒の組織に【灰原哀=シェリー】が発覚して、灰原は組織の潜水艦へ拉致されてしまうというものなので、この情報を見た私は全然期待していなかったけど......観てみると、とても良い。
◯「この事件が解決しても灰原が日常生活に戻れるとは......」と思っていたけど、ベルモットの活躍(?)もあり、最後までハラハラドキドキの展開で中弛みはしなかった。
◯謎解き要素は、一応容疑者は用意されていて、ヒントがわかりやすぎるものの、逆に言えば自然な流れで観やすい。
◯性別年齢関係なく、他人の言葉からでも人生はやり直せるやらなんやらのメッセージ性
◯『未来少年コナン』ばりのコナンと灰原のキスシーンもあり、それがラストで毛利蘭とのやり取りに活かされて、ラブコメ要素も熱い。
以上の良い面から星4つ。
さて、ここから星が1つ減った原因の気になる点を。
◯ピンガは毛利蘭に首をやられてしまうし、計画外の殺人もするし、コナンの安い挑発にも乗るし、ラムの側近になれた理由がわからない
◯灰原はベルモットの活躍もあって助かるけど、組織と関わった人間は抹殺されるはずな気はするし、灰原は小学一年生の設定だからで百歩譲って見逃されたとしても、直美・アルジェントは後日消されると思う
◯メインや重要キャラクターは当然とはいえ、死とは無縁なのかというほど簡単に助かりすぎな気がする
◯丑尾寛治や牧野洋輔が、けっこう意味深なリアクションや表情をするけど、その意味がわからない
こういった面もあるけど、それでも良い。
アニメ映画だから......で細かい点はあまり気にせず、今作は【名言】と【コナンへの気持ちに揺れていそうな灰原哀】に盛り上がってほしい。
ここ20年最高のコナン映画かも
相変わらずツッコミ要素山ほどありますが、
見終わった10分経った今でも、
胸の高まりが抑えられません。
灰原派だから客観性が欠けるが、
ここ20年最高のできかもしれません。
20年以上見続けてるからこそ、
20年以上灰原が好きだからこそ、
あのクライマックスの悲しすぎるセリフで
涙を流した。
あと、この映画に10点つけるとしたら、
その中の9点を菅野祐悟に捧げる
去年に続き、
心が打たれるほど最高の音楽演出でした。
といろいろ感動したから5点つけたけれど、
クソみたいな脚本で、
ほら、観たいことを全部見せたんだから
黙ってろって言う小学館や東宝の傲慢に
黙っていられない。
この歪んだ姿勢を正せないと、
いつかこの20年かけて培った信頼、
ここ最近ほぼ削りさられて、
わずかに残る信頼も消える。
最近の会社はみんなそうだけど、
金儲けはいいけどよ、
観客、ユーザー、
ファンをバカにするのは、
まじでほどほどにな。
と言わないと気が済まないが、
それでも感動した自分がいることが、
悔しすぎる
みんなが頑張った
キールがめちゃくちゃかっこよかった。少しでも疑われることをすれば、すぐに殺される黒の組織に入ってるが、人を助けることを絶対にやめない勇敢なキールがとても良かったです。コナンは相変わらず大活躍しましたが、人に勇気を与えた灰原に感動しました。
最近雑じゃないですか
コナン君と哀ちゃんの友情と恋の狭間の関係を描くテーマはファン心をくすぐるものですが至る所に「えー」と思うシーンが多くて振り返ってみると雑過ぎる!と感じる作品でした
まずピンガ
彼は女性に変装してますが男ですよね
なんで口紅を拭く仕草をするんですか?
しかもそれがミステリーを解くキーとなっているのが悲し過ぎます
あと正体がバレてネタばらしするのも秘密組織の一員としてあり得ない
逃げる時の左右反転トリックもお粗末過ぎ
なんでこんな役立たずを組織の新キャラとして作ったのか意味不明です
致命的なのが黒ずくめの組織にコナン君や哀ちゃんの秘密がバレてしまったこと
老若認識システムがポンコツなのかーじゃ勘違いかめでたしめでたしってそうはならんやろ!
勘違いだったとしても誘拐して顔も見られてるのに哀ちゃんやエンジニアの女性をそのまま放置するわけないですよね
次にコナン陣営のチートっぷりも最近酷すぎます
森を海辺の絶壁を物理法則を無視してスケボーで爆走
津波をイッケーで粉砕
もう無理にイッケーしなくてよくないですか?
哀ちゃんが真っ暗な海の中で闇雲に探してコナン君を偶然見つけるのもなんだかなーと
それこそバッチで位置わかるんじゃないの?
赤井さんの新幹線弾丸もそうでしたがこれらのチートや無理やりのご都合展開が成り立つならミステリー作品として他のトリックも意味がなくなるので絶妙なラインでやらないと駄目だと思います
そして最後に哀ちゃんのキスしちゃったのコメント
成人した女性が人工呼吸したぐらいでそんなに意識するのか疑問です
蘭ちゃんにキスしてコナン君と蘭ちゃんの間接キスってのもちょっと・・・
ありとしてもわざわざ哀ちゃんが説明すると台無しです
こういうものはさり気なくするから意味が出てくるのに
そういえば今回のコナン君は格好良く俺に任せろ!と言いつつも結局は赤井さんや安室さんに助けてもらっただけで大した謎解きもしてないしピンガにもボコられるしで微妙でした
大衆受けし易いからってアクションや派手さに安易に走らず名探偵コナンという作品を生かした作品を期待します
アルコール度数低いが、黒ずくめ観たかった!
歴代の組織との対決シーンから優れたパターンだけをあつめたかのように、
各キャラクターに見せ場を作ってる豪華な大乱闘。
始終ハラハラドキドキが止まらなかった。
その中、ノックであるバーボンやキール、そしてベルモットの役割はやはり大きい。
安室x赤井の見せ場は如何にも「純黒の悪夢」に彷彿させるながら、これだーと叫びたくなるような、何度も頷けるような、ファン必見のシーン。(監督よくわかってるよな。
物語も大抵のことをいうと、「列車篇」x「純黒の悪夢」/2って感じ。あと「漆黒の追跡者」や「異次元の狙撃手」少々。
その上、TV版が進んでることにつれ、ラムも関与している。
アクションはいつも通りに反重力的なものだが、漫画やアニメと区別して素直に受け入れたら、ハリウッド映画に負けないくらいのフィクション映画が楽しめるわけ。
残念に思った点は、灰原のキャラクター設定がやはりどっか変な方向にいっちゃってる
深い恐怖の中で多少の動揺は理解できないわけでもないけど。
あと音楽は少々控えめ、アクションやテンポの速い物語のわりに、音楽は多少インパクト不足。定例の人物紹介のとこは「魚影」にちなんで影で表現されるのはとても巧みのあるとこだが、例のBGMは例外のように極普通だった。
海の響きのような変奏版を期待してた。
総評
去年「ハロウィンの花嫁」は警察学校組のシーンで良かったが、個人的にはメインテーマのこっちの方が原点回帰の意味でもさらに面白かった。
昔フィルムのような質感の部分もちょっと観れた気がして大満足!
最後は全部台無し
最後のコナン+哀ちゃん+蘭の訳わからない件がなければ個人的にコナン劇場版史上最高な傑作だと思う。
コナンファンが好きな要素が詰まってる丸々一本、登場キャラクターが豪華過ぎるしストーリーも緊迫感が半端ない。今までない本当に見どころ満載な2時間でした。これだけで5星あげたい気分ですが、最後はあまりにも酷いので悩んだ挙げ句評価下がりました。
あんな最高に興奮した気持ちは最後で一気に冷めました。哀ちゃんとコナンの海中シーンからもう気持ち悪くなって、最後は最悪な気持ちで終わりました。
コナンファン歴20年以上、子供から大人になっても自分の中どこかで不動な存在。そんなコナンの内容に対し気持ち悪いと感じたの初めてです。この映画のせいで私は哀ちゃんのこと嫌いになりました。
近年コナン劇場版はもはや人気キャラの踊り場でも言えるが、今回はさすがに話題と興行を欲張りすぎて初心を捨てて一線を越えたと思います。
誰得するかよく分からないが自分にはこの終り方もこの三角関係の描写も合わなかった。
今回は良い感じでは?
整合性のなさを差し引いてのロマンス
近年のコナン……というよりは、こだま監督以降その傾向は強いかも知れないが異次元のスナイパーあたりから段々と"アクション"の比重が多くなり、紺青のフィストあたりから顕著になっていった。例えば天国のカウントダウンで見せた灰原の計算とそのリアリティと比較すると、やはり計算等に必要性を感じなかったりキャラ立ての為の物に感じてしまう気がした。
このへんは人それぞれ好みがあるように思う。近年コナン映画の市場が拡大していってるのを見るに、この傾向が大衆にとっては良いと見なされているのだろうとは思う。個人的にはこだま監督時代の作品が好きではあるが、ド派手アクション美麗な作画路線もそれはそれとして楽しめる人だからこの評価を出せるのだと客観的に見ることも出来る。
ただし、緋色の弾丸は星1レベルの作品だと思ってるし、整合性に欠け過ぎるといくらその他がよくても物語は破綻するものだと思う。今作は、その破綻しない、もしくは破綻してるけどギリギリ骨と皮1枚繋がっているシークエンスでそれっぽく見せることに成功しているように見える。普通に考えれば有り得ない事だらけではあるけど、「まぁアニメ映画だし」という気持ちを完全に捨ててしまうのもそれはまた残念な感性に思えるし、かと言ってじゃあなんでも許されるようになったらリアリティの無さすぎるミステリーほどつまらないものはない。緋色の弾丸は列車で大破事故おこしてかすり傷程度で済む人間たちの茶番劇だったのか……と心底虚しくなったのを思い出す。そこはやはりリアリティがあってこそ緊迫感と言うものは生み出される
今作において、監督が意図したものは「コナンと灰原のラブロマンス」であり、それは14番目の標的のオマージュ的なキスのやり取りだったり、手を繋いで海上へ浮上する2人の構図だったり、キスしてしまった事への言及、蘭へキスすることで"上書き"する灰原なりの愛情表現だったりに他ならない。これが描きたかったから作ったんだろうな、という本作の核だ。このシーンを描く為だけに海に施設が作られたし、老若認証というシステムも考案されたのだろう。
もちろん、物語を書くことのある人間ならメッセージ性や何を描きたいかを核においてそこに収束するように脚本を書くことは基本中の基本だと分かってると思うし、それを批判する人間はさすがにいないと思う。思うのだが、その描きたいものの為に他がおざなりになって整合性に欠けてしまっては、その描きたかったものの魅力は半減してしまう。こだま監督時代はその整合性や矛盾のなさ、登場人物の心情と合理性の欠如がないことに徹底した配慮があったように思う。
だって考えて見てほしい。ベルモットが変装して灰原の顔認証を誤魔化したからといって、ラムやジンが「ほーん、じゃあ使えんやん。システム要らんしもうパシフィックVも壊したろーぜ」って、いやいやいや……。普通もっと検証しまくって、本当に齟齬がないか確かめてから使えるか使えないか判断しろよ、と。黒の組織とかいって冷酷無情な割にそういう論理性に欠けると冷めてしまう。有能風無能とはこのことだ。パシフィックVへの攻撃も、哀ちゃんに会えなかったジンのただの八つ当たりにしか映らない。
あとポリコレ意識なのか変装とは言えジェンダーへの言及や、人種差別について触れる場面があり。そこは直美の行動原理になってるからポリコレで終わらせるだけではなかったからいいけど、なんか引っかかる部分があった。いや、分かるんだよ行動原理として分かりやすく説明する為に必要な描写だろうな、っていうのは。分かる上での違和感というのはそれはもう感覚的なものでしかないから、論理的に説明できない批判はあまりしたくないのでこの辺にするけどなんかもっと違う表現はなかったのかなぁと。
前半のハラハラ感や、灰原をめぐってのカーチェイスやアクションは本当に見ものだし、ここのドキドキはコナン映画史上No,1だと胸を張って言える。"映画ならでは"が詰まっていたし、その非日常感と緊迫感は凄まじいものがあった。灰原が捕まってから助け出されるまでの時間はコナン映画の中でもトップクラスに好きだったからこの評価の高さなのだろうと思う。
謎解きターンのエンジニアの殺人に関しての推理とか蛇足にすら思えたし、なんならもう完全に推理とかなしにして灰原をめぐってのバトルだけをしていてくれ!とさえ思った。こだま監督のミステリーとアクションの融合、調和が好きだった自分がこんなこと思うなんて!と自分が1番ビックリしてるけど、ほんとにこの程度の推理ならない方がマシ!と。むしろ、こういうシーンを探偵ものアニメなんだからと"頑張っていれなきゃいけなかった"せいで、シークエンスがぶつ切りになり、中盤のテンポの悪さに繋がっていたとさえ思う。ミステリーのいらないミステリーってなに?
この頑張っていれなきゃ、が多すぎた。赤井さんや安室さんは人気があるからとりあえず入れとけ、みたいな感じだし、FBIに関しては必要あった? なんか味方チームvs黒ずくめで全員参加バトルロイヤル!っていうのを広告としてやりたいからとりあえず出した感ある。むしろ、後半のコナンと灰原のラブロマンスに全てをかけるなら、もっとボロボロになってでも1人で黒ずくめの組織に立ち向かうべきだったんじゃないかな。
そういった"観客のためにこうしなきゃ"という興行収入に対する意識が脚本に歪みを及ぼしてるのは近年のコナンにおいての課題だと思ってるし、数年なくなる気配はない。それはもう仕方ないと見るしか術は無い。幸いコナン信者というほどではないし本編も追ってない程度のニワカなので何も思わないけど、コナンが好きな人ほど気になる部分なんじゃないかなと。自分はクレしん信者だけど、近年のクレしんに対して"クレしんを汚しやがって!"みたいな感情すらあったし。コナンファンに置き換えるとそういう感じなのかな、と。
なんならシーンがぶつ切りでテンポが悪いのは近年の映画(アニメ以外も含めて)全般に言えることなので、若い脚本家たちの傾向がそうなのか単純に育っていないのか何とも言えないところ。というか今作は前半の出来が良すぎたせいで失速感があったというか。
でもね、まぁこんだけ散々言ってきたけどこの評価ですよ。なんで?ってなるよね。だってね、もうそういうあーだこーだ整合性だのどうでも良くなるほど"コナン×哀ちゃん"が尊かった。もうね、この一言に尽きる。これだけで評価星10なっちゃったから、先の批判含めてもこのくらいに落ち着いちゃう訳よ。「コレが見たかったんだろ〜?ほれほれ?」と分かりきったものを見せられて悔しい気持ちすらあるのに、それでももう尊すぎてどうでもよくなってしまうほどのパワーがあった。終わったあとニヤニヤが止まらなくて本当に困った。評価の高さ? だって尊いんだもん。それじゃ理由にならない?
星4なのは、そのへん他の整合性が取れていたら歴代トップにすらなれていたくらいの魅力が詰まっていたからこそなんだよ。惜しい!っていう評価。惜しい、にしては矛盾やリアリティの欠如は正直多かったけどね。
ジンもさ、シェリー見つかったってウォッカから報告きてめっちゃ楽しみにしてヘリから参上したのに会えずにさ、パシフィックVだけ破壊して、潜水艦爆発させて新一の正体知ったピンガだけぶっ殺して退場でしょ? あれ、前も同じことしませんでしたっけ君?もっとジンの有能で冷酷なとこ、見たかったなぁ……。これじゃ楽しみにしてたシェリーに会えなくてヤケクソになった無能男が最大の敵!みたいな描かれ方じゃんかぁ。
でもさぁ、哀ちゃんが尊すぎてそんな事どうでもよくなっちゃったんだよね。だから、よくないと思う。キャラの魅力だけでやり切って、ここまでの評価出すほどの尊さ見せつけて。これは非常に良くない傾向だと思うよ。思うのにさ、なんでかさぁ、ニヤニヤがとまらんのだが!!
最後のシーンは哀ちゃんの気持ちに改めて確信づけたものだと思うし、哀ちゃんの蘭姉ちゃんに対する葛藤のひとつの区切りにもなったと思うから結果的には良映画だった。整合性だとかリアリティだとかそう言う具体的な批判ばっかしてるけど、自分が映画に一番求めてるのは"雰囲気"だったりするので。そういう意味だけで言えば星5あげていいと思う。
最後に。とにかくねスピッツがよかった。この映画を完成させてくれたな、って。LIVEとかも行ってるしアルバム全部持ってて10年以上ファンしてるんだけど、スピッツの曲で最後浄化されたような気持ちになった。哀ちゃんの作中の葛藤と、最後蘭姉ちゃんへの"お返し"を含めてスッキリした気持ちを完全に表現してくれたなぁと。気持ちよく観れたのは本当にスピッツの力が大きかったと思う。
美しい鰭って、蘭がイルカで哀ちゃんがサメの話のことだと思ってて。その意地汚いサメの美しい鰭でみんなの人気者であるイルカに抗って、歩美ちゃんたちのおかげで優しくなった世界をまだ描きたいと思えるようになった気持ちを表現してくれたことに感涙です。ダーウィンさんも感涙です。
「流れるまんま流されたら抗おうか美しい鰭で」。ただなんとなく家族がやっていたからという理由で黒の組織で働いて、なんとなく毒を作って、復讐でもなく懺悔でもなく流されるように生きてきた彼女にとって、はじめて抗いたくなった存在なのだろう、そのイルカは。
良かった点悪かった点、それぞれ多くあったけど、哀ちゃんの可愛さとスピッツの世界観がこれ以上なく魅力的だったので今作はこの評価にさせていただきます。逆に言えば哀ちゃんのこの可愛さとスピッツをもってして星4なんだから、もっと脚本の方はしっかりして欲しいなぁという戒めでもあったりするのです。
灰原ロマンス!?
初日に今年も見に行ってきました。
昨年の方が緊迫感がありましたが、ボールのやりすぎ感があったからなぁ。
ピンガは途中から誰か予想がつきますよね~
今年は万能サッカーボールがでてこなかったのは意外でしたが、
「いっけー」と蹴るシーンはやっぱりあり安定感ありました(^_^)
赤井、安室はファンサービス?と思いつつ、赤井は最後に活躍!
パシフィック・ブイには突っ込みたいところもあるが触れないでおく。
ブイや潜水艦の内部構造の描写かなりよかった。
面白くて楽しめたけど、去年の方がハラハラ感があったかなぁ。
灰原・コナン推しにはたまらない展開ではあったでしょうね。
来年は平次&キッド、キッド推しなので楽しみです。
夢の終わり
非公式カップリング、所謂「コ哀」を愛する私にとっては
去年の次回予告からこの時を今か今かと待っており、
公開初日の仕事終わりに風呂入った後、急ぎ足で観に行った…物販でのお土産も過去一沢山買いましたよ。
…なのになんでなんだ?この喪失感は。
確かに話はメチャメチャ面白かったし、
最新作贔屓しなくてもシリーズNo.1に好きなタイトルと化したよ?
それまでは「純黒の悪夢」を最高傑作として推してたんですけど…
誰 が こ こ ま で や れ と 言 っ た ?
他の方がなんと言おうと…文句なしの最高傑作更新ですわー!!
観た日から1週間以上経ちましたが今だにドキドキして眠れんじゃないですか…
では感想なんですけど…まず勘違いして欲しくないのが今作のテーマですね。
観た方は分かると思うのですが、今回のコナン君…明らかに焦ってますよね?
ここ引っかかりやすいと思うのですが、
あくまでも「灰原は仲間」「黒の組織許せない」という考えが入り混じっての心情、
決してコ哀が「両思い」なのではありません。
今回のコンセプトとしていっちゃん大事なのは…
「哀ちゃんのコナン君への片想いは本物である」ということでしょうな。
このテーマが堂々と謳われるシーンがあり、
それが試写会時に賛否両論の物議を醸した…キスシーンです!
クライマックスで水中を漂うコナン君のそばに哀ちゃんがやって来て、
なんの躊躇もなしに彼の唇に自分の唇を重ねる。
それでもコナン君は意識を取り戻さない…
「駄目…駄目っ…!」
涙目になりながらも必死に人工呼吸を続ける哀ちゃんが健気すぎてもうね…(泣)
その活躍もありコナン君は一命をとりとめます、そしてここからがまた美しい。
別れを告げるかのように沈んでゆく哀ちゃんの手を引き上げ、二人でゆっくり浮上していく…
ここで目立つ演出として「キミがいれば」の最新バージョンがBGMとして流れるのですが
個人的には先程の件、BGMが全くの無音状態なのがまたしびれるんですよね。
その状況下で二人が水中でテレパシーを交わしながら上がっていくのがミュージカル映画みたいな感動を呼ぶのです…。
今まで私はコナン映画でコ哀を観てニヤニヤするのが好きだったのですが、
今作普通に泣けますわ、非公式カップリングを全面に押し出すためにここまでの作品を作り上げる制作陣に頭が上がりません!
コナン映画を劇場で観る上で、こんな顔熱く赤面するなんて今まで無かったですよ!
最後に、前述の「喪失感」について書きます…
つまりは「やり尽くした感」ですね…ラストシーン、蘭への正式なキス返しが全てを物語ります。
「私の気持ちは全部ぶつけた、だから後は2人で好きにしなさい…」的な!
…来年の次回作以降、哀ちゃんにはコナン君への片思いは続けてほしいです(切実)
コナンでなければ星1
何も残らなかった。ミステリー要素も皆無。正体を隠していた人、そもそもほぼ映ってないじゃん。哀ちゃんは可愛かったです。
去年のハロウィンの花嫁の方が断然面白かったです。張り切って初日に観に行ったのにちょっと悲しい
いつもながらにツッコミどころが満載ながら、ノリとテンポで見せ切ってしまう力技は楽しめる
そもそも、なんであんなに重要な施設を、外部から狙われやすい海の中に作ったのか?
いくら、サーバーを冷やすためとは言っても、デコイだけで攻撃を防げるはずがないだろう。
水中から簡単に施設内に侵入されたり、データをた易く改ざんされたりと、ハード面、ソフト面でのセキュリティも脆弱すぎる。
肝心のスパイ探しも、コナンが謎解きをする前に犯人が分かってしまい、お粗末としか言いようがない。
クライマックスの水中での活劇も、あんなに簡単に潜水艦を見つけ出して、無力化できたならぱ、海上自衛隊も苦労しないだろう。
と、いつもながらのご都合主義と荒唐無稽さに心の中でツッコミを入れつつも、今回は、それらが気にならないほどのスピーディな展開と迫力のあるアクションで画面に引き込まれた。
ストーリーも、灰原哀を中心に展開して、よもやコナンと蘭との三角関係になるのでは?と思わせたり、「黒づくめの組織」のあるメンバーの謎が更に深まったりと、シリーズの新作としても楽しめる内容になっている。
あり得ない話をそれらしいノリで見せ切るのが「コナン」の醍醐味だとすれぱ、今作は、十分に及第点だと言えるだろう。
そこは声変えるなりしてくれよ
非常に面白い映画だったけど、犯人の変装前と後で声優が一緒で中盤で犯人を察してしまった。
村瀬歩って、女の子の役も出来るくらい高い声出せて、しっかりと低い声のカッコいい男性キャラの声もだせる実力のある人で、演じ分けもお見事だったから同じ声優だってことに気付かない人も多かったと思うが、自分は普段からいろんなアニメとかで村瀬歩のどっちの声も聞いたことあったから、灰原を誘拐するシーンで声を聞いた時に、
「あれ?あのキャラと声一緒じゃね?」「じゃあアイツが犯人ってこと?」
と思ってしまい後半はそのキャラばかりを追ってしまい案の定そいつが犯人だった。
コナンの映画の醍醐味である「犯人探し」劇中のトリックでもなく、言動でもなく、声優が一緒という点でわかってしまった時点で映画の面白さは半減。
おそらく、普通の人は声聞いただけじゃわからないだろという判断だったのだろが、わかる人が聞けばわかることだったと思う。そこは変装前と後で声優変えるとか、そんなに喋らさないとかして徹底して欲しかった。
「今年こそは興行収入100億いくぞぉ!」と気合いを入れて製作した作品だったのであれば尚のこと。
そういった点で個人的には非常に残念な作品になってしまったが、その他は非常によかった。
特にラストの灰原と蘭のシーンは「そう来たかぁ〜」と思った。
求めるものによって賛否両論、
予告や特報見る限り、アクション系の作品かと思っていましたが、かなりサスペンス色の強い作品でした。推理色は強くないので、この辺を求める人にとっては少し物足りなかったかな...といった感じでしょうか。
劇伴は相変わらず菅野さん。臨場感が良かったです。今年はOPタイトルロゴも復活しましたね。
(インタビューでスタッフが述べていたように、)今年は新規勢も考慮したのか「俺は高校生探偵工藤新一...」はかなりゆっくりとした口調でした。(ただキャラ紹介とシルエットにするのは少し不親切かな?と。) 3DCGも凝ってましたね。
どちらかというとコナンではなく哀ちゃん中心の作品でしょう。これまであまり描かれてこなかった灰原の心情やストーリーが続々と描かれ、中盤にかけての重さはかなりのものでした。
恋人だけでなく相棒についてでもコナンくんがガチになるの良かったです。かっこいいコナンくんが見れます。
原作要素はあまり多くはないですが、視聴者の推理に役立つようなものや、原作シーンの回想描写、過去の劇場版をリスペクトした要素が多くあったのでよかったです。(特に純黒?「海自が来る前に片付けろよ」は個人的胸熱ポイントでした)
ほぼ全編コ哀、推理<アクション・ストーリーといった感じだったので人によっては否定的な意見もでるでしょうが、キャラクターの誰も無駄で余計な行動をしなかったこと、間延びした展開が少ない、圧倒的な重さとストーリー、なによりコ哀推しだったので、個人的には大満足です。
あとエピローグも新しい毛色になりましたね。
IMAXで鑑賞しましたが、やはり水中・夜間のシーンも多いので、DolbyCinemaも合うと思います。
全454件中、401~420件目を表示