「ファンの高評価に納得」名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン) Ken@さんの映画レビュー(感想・評価)
ファンの高評価に納得
金曜ロードショーの録画で鑑賞。
海洋施設「パシフィック・ブイ」では、AIを使った顔認証システムや世界中から集まったエンジニアが務めているなど、IT技術の進化やグローバル化が求められている現代とリンクして興味深かったです。私は「コナンでAIの話が出てこないかな?」と密かに期待していたので、この話題が出てきたときは嬉しくなりました。
コナンが灰原を助けるために阿笠博士の発明品で海中を突き進んだり、蘭が格闘で悪の組織と戦うなど、どのアクションシーンもスピーディに展開して爽快でした。また、ファンが嬉しくなるネタも沢山盛り込まれていました。特に『黒の組織との再会』にも登場した、コナンが灰原の正体を隠すために自身のメガネを貸した場面では「おー、これは!」と興奮しました。
沢山のキャラが登場して「詰め込みすぎなのでは?」と気になりましたが、それぞれの役割が明確になっており、全員が物語の一部として機能していることに驚きました。
人間ドラマの描写もエモーショナルで、灰原と同じく潜水艦に拉致されていた直美と会話を交わす場面には感動しました。中でも、灰原が直美に伝えた「子供の言葉や行動で、人生が変わることもある。」という言葉には、生きづらさを感じる大人を後押しする力を感じるぐらい素晴らしかったです。
最新作の後に鑑賞しましたが、完成度が高いことから「劇場で観たかった〜!!」と少しだけ後悔しました。それでも、ファンの高評価に納得するぐらい満足できる作品になっていました。(どこかで再上映してくれないかな…)
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