「きゅん多めで良き。」名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン) バカボンこあらさんの映画レビュー(感想・評価)
きゅん多めで良き。
久々の眠りの毛利小五郎が出てきてやっぱりいい!
きゅん多め
あかいさんとあむろさんコラボ
なによりコナンと灰原のコンビよ…
海中での空気交換といい、え?え?え?っていうほどきゅん供給多めで、鑑賞中なのに悶えてました。
ただ最後、灰原がコナンの人工呼吸を断って、自分から蘭に人工呼吸もらいにいった部分に関して。
「返してあげたわよ」
その一言がなんかちょっといろいろ感じた。
好きになってくれない人をすきになり、片思いのまま友達として、相棒としてそばにいつづける。その灰原の立場というか、覚悟というか。
好きなのに、向こうは好きじゃなくて、でもいつも助けてくれて、でも両思いの相手がいて、でも相棒として支え合ってる仲ってつらいことも多いはず。
でも灰原はそれを覚悟して生きてるなーって。
それでもいい。それでも隣で生きていこうっていう意思を。
そういう意味でも主題歌神だなと。
「壊れる夜もあったけれど
自分でいられるように」のフレーズがすき。
みんな何かを抱えながら、苦しみながら生きてる
灰原なら姉の死を、キールなら父親の死を、それらに対して何も出来なかった罪悪感や虚無感を。
辛いことも多い。けどその人がやらなきゃいけないこと、義務もあるから日々生きてかなきゃ。
人生の波に翻弄されながらも、自分の芯に合わないところは抗いながら、生きてく。
そんな日々のなかでは平常心じゃいられなくて、不安で、恐怖で壊れる夜もある。
それでもいい。壊れても助けてくれる人がそばにいるから。
人生の波に流されながら、貫きたいところだけ自分で舵をとって、たまにはぶっ壊れて、泣きたいときもあるけれど、そういうときはそういうとき。
また誰かの助けを借りて、生きようって思えたら勝ち。
来年はキッドと平次ですね、楽しみです。