メグレと若い女の死のレビュー・感想・評価
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名探偵コナン
原作も知らないし、メグレ警視も知らずに鑑賞。
名探偵コナンの目暮警部はここからか?!と
連れが気が付いたくらいです。
かなり有名で人気のミステリー小説ようですね。
無知でした📖
(シリーズ作品はゆうに50冊)
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犯人はすぐに誰だかわかってしまいますが
それまでの謎解きがフランスっぽくていいです。
色々疑問点が残り、個人的にはすっきりしません。
きっとメグレ警視シリーズを読んでいれば
メグレ警視の娘についてもわかるのでしょう。
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フランスの名優、ジェラール・ドパルデューが
久々の出演作のようですが、
どこか悲哀を感じるメグレ警視と
物語同様、曇天ばかりのパリの雰囲気
事件の真相に隠された其々の歪んだ愛憎が
見事に演出されたまさに上質なミステリーでした。
これはパイプではない
ジョルジュ・シムノンのメグレシリーズとはもともとあまり相性が良くない。論理的に謎を解くというよりは、もっとふわっとした感じであいまいに帰結する感じ。シムノン自身がプロパーの推理作家というわけでもないので、いたしかたないのかもしれないが。
被害者と瓜二つの女の子を見つけるとか、終盤その娘を見てジャニーヌが被害者と同じ行動に駆られるとか、偶然の要素が多すぎる。
ジェラール・ドパルデューはしばらく見ないうちにとんでもない巨漢になっていて、びっくりした(特殊メイク?)。あれならネロ・ウルフやドーヴァー警部もやれそうだ。
メグレがパイプを指して「これはパイプではない」と言い、ベルギーのジョーク云々というくだりは、おそらくベルギーの画家ルネ・マグリットの「イメージの裏切り」に依拠したものと思われる。
監督がなぜ映画化したかったのかもう一つ分からない。
(原作既読)
①映画を観る前に急いで原作を読んだ。本格派推理小説とは違う面から謎にアプローチするタイプのミステリだが中々の佳作だった。
②しかし、映画は冒頭と基本設定を原作から借りただけであとは全く別の話が展開される。
道理で原題が『Maigret』だけなのも分かる。
原作をそのまま映画化したら暗いだけの映画になると思ったからか、今の時代にそぐわないと思ったからか。
だが、原作の放つ儚くて物悲しい何とも言えぬ味わいが薄まって、私には改悪としか思えなかったけど。
③苦虫を噛み潰したような表情の合間に実に繊細な表情を覗かせるジェラール・ドパルデューの好演で持っているような映画。
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