ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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やっぱりゴジラはすごい
ハリウッドにゴジラを持って行かれていましたが、シン•ゴジラ、そして本作でゴジラを取り返した感じがします。
特に、ハリウッドSFの得意とするピンチを乗り越えて大逆転勝利的な展開。日本でもこういう映画が作れるのかと言う出来栄え。とても楽しめました。
時代設定もこうなるととてもよかったと思います。
ゴジラ史上、もっとも魅力的なキャラクター達
ゴジラ最新作ということで観てきましたが、非常に素晴らしく初めてレビューを書きたくなりました。
今までのゴジラシリーズは当たり前ですが怪獣映画なので、いかにゴジラをカッコよく又は恐ろしく描くかに主眼を置いてきました。
しかし今作では神木隆之介演じる主人公:敷島が中心の作品となっております。
敷島の境遇やゴジラとの因縁をしっかり描くことで、これまでのゴジラ作品以上に主人公に共感し深い没入感を得ることができました。
その他の登場人物も敷島を中心に登場し関わっていくため、人となりを理解しやすく魅力的に感じました。
特に仕事の仲間達はみな明るいキャラクター達で、重い展開が続く中でも作品が暗くなりすぎないよう上手くバランスをとる存在だったと思います。
ではゴジラはおざなりなのかといえばそんなことはなく、圧倒的な恐怖感とカッコよさがしっかりと描かれています。
特に熱線を吐くシーンは非常にカッコよく、あれだけでも映画代の価値がありそうな出来でした。
人間ドラマ、怪獣の活躍、どちらも上手く融合して非常に完成度が高い作品だったと思います。
見た目が昔のゴジラを踏襲しているようで好き!
これがゴジラの原点
ゴジラ、生誕70周年で通算30作目(ただし、日本製作分のみ)。
なのに、私が観たことがあるのはたったの2本。、
・幼少のころみたキングコングとの対戦
・シン・ゴジラ
そう、そこまで興味があるわけでない。
今回は、「-1.0」(マイナスワン)というタイトルと、
らんまん夫婦観たさに行ったわけだが・・・
冒頭から、すごい迫力!
ゴジラ、でか!!こわっ!!
人間に食らいついてわ、ぽい!
人間を踏みつけるわ、ぶち!!
ジュラシックパークのTレックスよりもこわいかも。
そこからはしばらく人間ドラマ。
第二次世界大戦、特攻隊、関東空襲のあとの日本を描く。
もちろん、ゴジラ上陸、そして退治までの伏線をちりばめ。
そしていよいよ、ゴジラ上陸。復興中の銀座で大暴れ。
このあと、どうやってゴジラを倒すのか、と思ったが、
なかなか面白い方法を考え付く。
当時の技術だと、こんな感じなんだろうか。
でも、結局は、特攻かな、と察しもつく。
終盤は展開がどんどん読めちゃうけど、それでもいろいろ感動。
なかなか、いい映画でした。
ゴジラでこんなに感動するとは思いませんでした、失礼しました!
そして、エンディングは・・・そうだよね、だから「-1.0」だよね。
ここで終わりではなく、始まり。まさに原点。
神木隆之介さん、さすがの演技力。心境の変化をうまく表現。
浜辺美波さん、こちらも負けず劣らずの演技、強くて可愛らしい。
その二人を囲む、実力は俳優陣、
山田裕貴さん、小僧とか言われていたけど、最後まで小僧でした!
青木崇高さん、なんやかんやで最後は男気たっぷり、感動!!
吉岡秀隆さん、いいポジションでしたね~、実は賢い!
佐々木蔵之介さん、こちらもいいポジションでしたね、親分って感じ!
安藤サクラさん、どんどん変わっていく態度、接し方、すばらしすぎ。
橋爪功さん、ちらっと映ったけど笑 エンドロールに名前が・・・?
あと・・・、子役の方、めっちゃ可愛くて、演技が上手でした。
ちなみに公開日の11月3日は、ゴジラの1作目が封切られた日らしい。
つまり、文化の日はゴジラの日でもあるのか笑
恐れ入谷の鬼子母神
不死身の女
ゴジラよりも頑丈な女に終始圧倒される怪獣映画。
不死身の女が電車内でゴジラに襲われた時点で完全にコメディーとなってしまっていて、更に何故か銀座で逃げ惑う群衆の中で偶然見つけだして助ける主人公、この時点で爆笑してしまう。
この監督は誰を対象としたいのか焦点が絞れてない典型的な方なんだと思います。
シリアスにしたいのか、コメディーにしたいのかお子様向けの映画にしたいのか、自分で何を訴えたいのか全く分からない状態で制作してしまった悪い映画の見本そのものです。
又、上映40分位からオチも分かってしまいます。
之は、この監督がスピルバーグのJAWSや小松左京やマシスンなどの影響を受けた小説などをひねりもなく真似しているからバレバレの展開になってしまうのだと思います。
この様な人が日本を代表する監督ということは、今の日本人はヤバいのかもしれません。
映画の本当のテーマは不自然に登場する不死身の女なのかもしれません。
之は実はパンデミック※或いはゾンビ映画なのかもしれません。
そして、ストーリー的な破綻も敷島から見えたもの、多次元世界を描いたものなのかもしれません。
此の作品の中には、一見すると特攻という人間の命の尊さを無視した残忍な行為を批判している内容なのですが、同時に、腹の中では玉砕の美学に酔いしれる性癖らしき側面の方が強く出ている作品のように思えました。
万人受けする新作ゴジラ
公開初日のゴジラの日に鑑賞。
完璧な出来ではないがお祭り映画として100点。戦後直後の脆弱な日本にやってくるゴジラの恐ろしさといったら!絶望のドン底に叩きつけられるが希望も感じられる。山崎貴監督が培った経験の集大成でお見事。早く2回目を観たい。
やればできるやん!
小学生低学年の頃、親がレンタルビデオ(β)で借りて来た『モスラvsゴジラ』『三大怪獣 地球最大の決戦』に胸打たれ、何度も繰り返し見まくった。
小学校高学年になって、期待を胸に見に行った平成ゴジラシリーズに、ゴジラ愛は粉々に砕けちった。スーパーX?ふざけてんの?子供心に思った。
その後もちらちらシリーズを見るのだけど、琴線に触れるものはなく。
ハリウッド版の『キング・オブ・モンスターズ』には久々に興奮したけど、国産でない事に一抹の寂しさを覚えた。
『シン・ゴジラ』も面白かったけど、所詮パロディゆえの面白さ。
あの頃の感動は、純粋な子供時代ゆえの美しき幻だったに違いない。そう思ってた。
そして今作。
ちょっとした空き時間を潰すために鑑賞したら。
…正直予想外に面白かった。
時代設定的に、戦争美化に繋がる描写を危惧したけれど、そこは(個人的には)問題なかったし、初代に通じる「反戦」のメッセージも(個人的には)しっかり感じられた。
ゴジラについても、下から見上げる構図や、各部位のアップなどが大半を占めて、人間には到底どうにもならない災害や神罰のような、巨大な禍々しさにあふれていた。
邦画なのに(失礼)、CGが嘘くさく見えないのも素晴らしい。
…アレをアレする時の背びれ?の描写は少しだけ萎えたけれど。
それでも、思わず心の中で叫ばずにはいられなかった。
「やればできるやん!」
ゴジラも邦画も、まだ見限るには早いという事か。
世情的にも、全ての娯楽的な欲望を叶えるのが難しくなって来ていて、エンタメに関しても取捨選択を迫られる事が多くなっている。
個人的な「捨」のリストの上位に記していた二者。少しランクを下げて、もう少しだけ見守りたくなりました。
予定調和に違和感もゴジラの暴れっぷりに加点
ゴジラに終戦直後の日本を襲わせるって思い切った設定だなと思っていた。人間側に大した戦闘能力もないし、科学がそれほど発達していない時代だから、ゴジラに対抗できないことは明らかだ(そもそもゴジラは絶対に死なないから倒すことはできないけれど)。
でも、その分人間ドラマに重点を置いたのかなと想像していた。たしかに、戦後の混乱期を生き抜こうとする人、戦争のトラウマを抱え未だ戦後を生きることができない人を描こうとしていることは伝わった。神木隆之介と浜辺美波もよかった。いろんなことがありながらも前を向いて生きようとする人たちにゴジラが襲ってきたときの絶望感たるや!たしかにそれは成功していたと思う。
ゴジラの造形や光線を出す前のギミックもいい。絶望感が描かれる瞬間のはずなのに、なんというかワクワクしてしまった。こういうのがゴジラ映画だよなと。
ただ、不満点も多いから戸惑ってしまう。観終わってしばらく考えたが、たぶんそれは「予定調和すぎる」ところなんだと思う。ゴジラがいろんなビルを壊して暴れ始めてもなおギリギリまで逃げずにいる人々。さらに逃げるときも左右にそれず、また左右から逃げてくる人もないまま皆でまっすぐにかけていく群衆。ゴジラに踏まれるためだけにそこに集められた人々のよう(そういう撮影だったから仕方ないけど)。山崎貴監督お得意のVFXシーンに迫力を追加するためには必要なのかもしれないけど、あからさまだった。そして浜辺美波のところに突如現れた神木隆之介。なんだこの偶然!?
最後の戦闘も、特攻精神を煽るような感じを醸し出しながらのラストを迎える流れ。さらに電報の内容。そうなんだろうなと思ってはいたけど、なんの説明もないまま、実はこうでした!みたいな感動を醸成する強引な流れはやはり引いてしまう。あの崩れた瓦礫が散らばっているあの光景だよ!?その後のシーンも描いていないじゃない!?と。やりたいことはわかるんだけど。
楽しんだ自分とガッカリした自分がせめぎ合って、それでもゴジラのシーンを楽しんだんだからと最終的に3.5という点数をつけた。評価が難しい映画だった。
ゴジラという映画はゴジラを退治する人を描くもので、今回はその役を神...
ゴジラという映画はゴジラを退治する人を描くもので、今回はその役を神木隆之介演じる元日本兵にほぼすべてを負わせており、そのせいで彼の物語が中心におかれ、彼の戦争と自身の過去に対する清算、ゴジラへの復讐、未来への期待、いろんなものを語ろうとしている。ここまで個人的なゴジラ映画はあまり記憶にない。
マイナス1と題しておきながら日本という国は描かれず、なんとなく戦争(なお戦争そのものは描かれていないに等しい)を体験したであろうと思われる民間人が奮闘。どこまでも個人的な物語の集合なのかもしれないが、そのわりには個々の物語は描かれない。
細かいところ。敷島が「メッセージ」って言っていたのだが、戦後直後の一般人がそんな言葉使ったのだろうか。
なんだかんだと、あの音楽を大音量で聴くと心か動く。
ゴジラってなんだろう?
エンドクレジットに松原正隆さんの名前発見。何役だった?
感動した!
ついに日本映画でアカデミー賞⁉️
気楽に楽しんで見れるつくり
芸人やTVプロデューサーにラジオやYouTubeでネタバレされる前に見てこようと思いナルハヤで行ってきました。
冒頭の着陸シーンであまりのCGの出来の悪さに警戒度MAXになりましたが、それ以後は動きの軽さ以外は特に気になるところはありませんでした。
(動きの軽さとは、ゴジラの大きさの割に動きが速く質量の軽さを感じました。恐らくスタッフ間でのイメージの共有がチグハグだったのでしょう。)
恐らく監督はCGとか演出よりドラマ重視なのかな?
とはいえ序盤の感情表現はわざとかもしれませんが過剰に感じました。落差のためとはいえ一般の兵員に恨み言をいう市民とかちょっと理解に苦しみます。
ここ以外にもあえて落差を見せたり、わかりやすすぎる伏線と回収とか恐らくTVで放映されたときにいい感じに見えるような構成をあえてとってるなと思われる点も多数。
マニアが眉間に力をいれてみるようなものではなく、お茶の間で気楽にみるために作った感じなのかなと
オキシジェンデストロイヤーとか核融合を止める魔法の薬品はなく、わかりやすい古典物理学みたいな誰にでもスッと落ちてくる作戦や、人類と神の戦いではなく、自分弱さとの闘いというような個人の感情重視の見せ方で説明の必要がなくなるという、なんだかTV的な方法論で作られたのかなと感じました。
あとは日本の映画の良さでもありますが、俳優がでてくるだけで重要度や役割の説明になるというのはいいですね。
心配無く見れますよ
グロさ、難解さ、つまらなさが無く、初めから最後までずっと楽しい映画体験でした。
俳優さんたちの演技うんぬんに不満や好き嫌いがある方もあるようですが、私は怪獣映画のドラマ部分としては、迫真の演技と興ざめさせないドラマだったと思います。
NHKで観ることができるドラマの完成度はあったと思います。
大迫力とリアリティの非常に高い、画と音響に映画の世界にずっと引き込まれっぱなしの125分でした。大満足です。
※参考までに
<私の好きな映画の偏り>
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オールドジョイ
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裏切りのサーカス
橋の上の娘
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天気の子
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