ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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映画に何を求めるか(ご都合主義とシン・ゴジラ)
人情的ドラマとゴジラがきちんと融合して、きちんと面白く、迫力もあり、素晴らしい映画です。
戦後の戦争トラウマを抱えた人々がゴジラと戦うことで乗り越える。今の時代に受け入れられやすいストーリーだと思います。
多くの人に見てほしい映画です。
邦画の人情ストーリーは嫌う人も多いですが、高評価の方が多く安心しました。
それと、シン・ゴジラは私も好きですが、信者のコメントが目にあまるので、一度自戒してほしい。
比べられる宿命とはいえ、認め合うことはできないのか
その好きな映画達で学ぶものはありませんでしたか?
追記
「ご都合主義」って便利な言葉ですよね。
しかし、「ヤシオリ作戦」ってご都合主義の塊ですよ
「こいつの弱点はこれだ!」としてそれに向かって「想定外」は起こさせず、作戦通りに遂行する。作戦自体を困難にする事象が起きないまま、すべて用意された前提のうちに進行しました。
ただ、あの映画はそれでいいんです。いかにかっこよく戦うかが大事な映画ですから、ご都合主義にしなければ成り立ちません。
ビルの倒れる方向・ゴジラの倒れる方向が予定外とか、倒壊した瓦礫が撤去に手間取るとか、口にアームが届かないとか、予定戦力で足りないなんて当たり前に起こり得るドラマ的事象は中弛みにしかなりません。
ご都合主義のままゴリ押ししたのが1番よかったんです。
物語である以上、ご都合主義じゃないものなんてないんです。
シンゴジラを持ち上げたいなら安易な「ご都合主義」で片付けるのは自爆ですよ。
かっこよかったでしょ?ヤシオリ作戦
結構好きなゴジラだった
「ゴジラ」の生誕70周年記念作品、そして日本製の実写版としては通算30作目とのこと。
終戦直後の東京に登場した圧倒的に強いゴジラ。
結構好きなゴジラだった。
Dolby Atmosの音が五臓六腑に響き渡った。
そしてこれは戦争を生き延びた人々の物語でもあった。こちらも悪くなかったけど、もう少しゴジラが見たかった。
思えば『モスラ対ゴジラ』で出会ってから60年近く経ったのですね。思い入れが強いので評点も甘くなります。
戦争直後の世界だけど身近な恐怖を感じた
ゴジラ映画としては恐怖を感じた。
目線が人の目線だったせいか、
ゴジラの大きさがシン・ゴジラの半分以下だから、
らんまんでみていたふたりが主役だったかわからないけど、久しぶりに怖いゴジラをみた。
このゴジラはあらゆる人に見てもらいたいなぁ。、
正直、ださい
見終わって率直な感想。
そうだ。これ、監督が山崎貴だったんだの一言。
一つ一つのシーン、映像ががきまってます。
音楽、音響もすばらしく感じました。
まったく詳しくないですがVFXもぐっときます。ゴジラかっこよかったです。
役者陣も見せてくれます。神木くん、佐々木蔵之介、吉岡秀隆、安藤サクラの四人はあらためてすごい役者さんだなと思いました。
ただ、それを覆うストーリー、その役者陣から発せられる言葉がどうにも。
セリフまわしは昔の日本映画をオマージュしてるのでしょうけど、おもしろくはない。
どう表現していいのかずっと考えたのですが、この言葉しか思いつきません。
正直、ださい。
なんだかんだで山崎貴作品は見てきてしまっています。
なのにいつも、上記数行にわたるような同じ感想になるのが不思議です。
きっと、not for meなだけでしょう。
ただ、制作・市川南の文字を見つけたときは、ちょっとがっかりしました。
まだ、東宝はこういったものでよしとするかー
せめて、脚本は外部から入れたほうが楽しみが増すのではと思いました。
vfxはなかなか
まずいいところ
チトが出てきてくれてうれしい
ゴジラの駆除作戦は説得力がそれなりにある。たぶん過去作踏まえても一番いい
CG綺麗
悪いところ
セリフが臭い、説明しすぎ
連合軍がゴジラの追跡すら手伝ってくれない違和感がすごい
ロボットみたいな光線発射ギミック
震電に無理やり爆弾を付けているが、菊花ならそんなめんどくさいことしなくていいからそっちの方がいい気がした
その他、ちまちました設定のがばがばさ
まぁあのVFXのクオリティなら見る価値あるかもしれません。
ゴジラとしては微妙
ゴジラ初観
ゴジラをシリーズ全く観た事なく何となく予告で面白そうだな…と思い初日&初回上映、それと多分迫力増すかと初めてのMX4D鑑賞にチャレンジしてみました
ゴジラが暴れてる時や人間が攻撃してる時に目がドライアイになるほどの風が顔面にかかりずっとアトラクション乗ってる感覚で内容よりそっちに気が取られがちだったのは残念(´;ω;`)
初めて観たゴジラ映画はとにかく迫力あって面白かった…
まだ産まれてなくて実際を知らないけど終戦迎えた街並みがこれまで観た『戦後』描いてる映画よりリアルに感じた
浜辺美波ちゃんが登場した時威勢のいいスレた感じのお姉さん演じてて最初誰かわかんなかった
安藤サクラさんって味のある役者さんよなぁと前から感じてたけど今回もとてもよかった
だけど連発で攻撃されるゴジラってなんか可哀想で上映中盤からゴジラ〜逃げてぇぇ(TT)なんて思ってしまった
他のも観てみようと帰宅してシンゴジラっての観たらこっちも移動してるだけのゴジラやっつけられて可哀想な話…
ゴジラ好きさんがおすすめしてくれたキングコングとのヤツ観て楽しくなかったらもう観ない
家族で楽しめるゴジラ
私は子供時代に見ていたデストロイアまでの平成シリーズと、初代とヘドラ、そして庵野監督のシン・ゴジラしか観ていないので、生粋のゴジラファンの方からしたら経験が足りぬと思われるかもしれませんが、私の感じた事を書きます。
まず結論から言うと、私が今まで観たゴジラ作品の中では最高傑作だと思いました。
シン・ゴジラも複数回劇場で観たくらい好きですし、どちらが優れているという事ではないと思いますが、好みでいうと今回のマイナスワンゴジラの方が私の中では軍配が上がりました。
私の中でゴジラは、強くて怖い存在であって欲しいという願望があります。なので、コミカルであったり、正義の味方の側面があった昭和ゴジラは好きになれませんでした。
また、ゴジラは着ぐるみでジオラマなのが良いんだよという意見が必ず出ますが、私が子供の頃観ていた平成シリーズを、大人になった今、思い出補正無しで観ると中々しんどいものがあります。
未就学児ならそれでも楽しめると思いますが、現代の目の肥えた小学生以上の子供が着ぐるみゴジラを楽しめるかというと、微妙な気がします。当時は味として楽しめていた良くも悪くも子供騙しな部分は、今は通用しないと思います。
しかし今回のVFXで描かれたゴジラには、存在感と説得力があり、超至近距離のカットにも耐えることが出来ました。そこに子供騙しは無く、大人の視聴にも十二分に応えてくれました。
マイナスワンゴジラは、これまでのゴジラシリーズに比べると、とても人間ドラマの比重が大きくなっていました。その事と、ドラマの内容に関しては賛否両論のようですが、私は日本映画としても高いクオリティであったのではないかと感じました。
ゴジラシリーズ(海外版は除く)では今回のマイナスワンが初めて、家族で診に行った時に母親も楽しめる内容だったんじゃないかと思います。せっかく高い金払って映画館に行くんですから、子供と大きい子供(父親)だけが満足していたのでは、お母さんが可哀想ですもんね。
そういう意味でも、シン・ゴジラ以上に広い範囲の人が満足できるであろう今回のゴジラは、興行収入的にかなり良い結果を残せるのではないでしょうか。
日本人にとっての神事
初めて観た劇場映画が「メカゴジラの逆襲」
子供の頃からゴジラとウルトラマンで育った還暦前です。
もはや日本人にとってのゴジラ映画は、七五三や初詣と同じ神事と言えるでしょう。
神様との関わり方は人それぞれで、お百度参りをする人、人生の救いを求める人、狂信的な人、家族で年一回の初詣だけ行く人。思い入れの強さも期待するものも人それぞれだと思いますが、国民行事としてのゴジラ映画としては、充分過ぎるくらいに万人受けする内容だったのではないでしょうか。
「ジョーズ」「ジュラシックパーク」「ダンケルク」「永遠の0」「朝ドラ」「ALWAYS」どこかで観たことあるような既視感もまた安心感の要因か。
庵野ゴジラの対極に位置するものであり、大きなプレッシャーの下で唯一対抗出来る手段としてはこれしか無かったでしょう。
聖域に達して触れ難い存在となっていたゴジラを、
もう一度全一般家庭の神棚に戻した感じでしょうか。
これでゴジラ詣はこれからも続けられるでしょう。
山崎監督、見事なお仕事です!
かくいう私は神話ベースのシンゴジラ派ですが。
監督とスタッフの皆様に感謝!
ゴジラを1945年の東京に出現させた監督とスタッフの皆様の勇気に敬意を表します。批判を恐れずに単なるエンタテインメント作品では無く次代を生きる若者達に希望のエールを送っていると思いました。
私は66歳の戦争を知らない東京人で、高度経済成長後の安定社会で能天気に楽しい日々を過ごして来ましたが、歳を重ねるうちに父母や祖父母の世代の偉大さを感じるようになりました。災害大国のこの国はスクラップ&ビルドが宿命とも言えますが、東京は関東大震災の焼け野原から復興した20年後に戦争で再び焼け野原になり、その20年後にオリンピックを開催しています。そこには次世代に希望を託した先人達の不眠不休の努力がありました。
映画の中で「国は責任逃れをするばかりで対応が遅いから民間人の意思でこの危機を打開しよう」というシーンが良かったです。日本人の美徳が薄れつつある時代に力強くこの言葉を発してくれたことに感謝の思いです。
理解しきれない恐怖と人間の覚悟の体験映画
初期のゴジラはほとんど見たことがない世代で、ゴジラと環境問題、他の怪獣のプロレス、などの印象が強かったのが今までです。
最近は特にアクション映画に近い感覚で見ていたので、なんとなくゴジラを知ってた気になってました。
でも今回のゴジラを見て、原点を知った気がします。
何か今までありえないと思っていたことが目の前に存在した時に、自分ならどうするんだろうと自然に考えながら見て、他人事では見られない感覚でした。
音や画面の迫力だけでなく、現実的に起こり得る人間関係も重なって人間ドラマとしても楽しめました。
また、2回目も3回目も見ても飽きないかなと思ってます。
こういうSFものではありえないと思えることが前提なので細かいことは言いません!
神木くん>ゴジラ
神木隆之介が我々日本人を代表して贖罪する作品と感じた。映画としては最後に救いはあるものの、ひたすら苦悩し後悔し絶望し続けていて辛かった。
シナリオが何年前から準備されていたかは分からないが、今の世界と日本の現実に対してこの物語をぶつけてきた意気は買いたい。
IMAXで鑑賞したが、映像は素晴らしい。昼間の海のシーンが多いが、CGと実物撮りの区別が全くつかない。瓦礫と焼け跡の街や崩れる建物の姿も真に迫っている。(悲しいことに世の中にサンプルがたくさんある)
肝心のゴジラは、圧倒的な暴力の化身としてストーリー上の存在感はあるが、ビジュアル的にはあまり印象に残っていない。頭を半分出してワニのように泳ぎ迫る姿は新鮮だったが。
神木はかつての吉岡秀隆の後継ポジションになっている印象。安心して見ていられる反面、醸し出す雰囲気が正しすぎて面白味に欠ける感も。本作ではそこが愚直さ、不器用さの表われとなっているといえるが、やや類型的かも。
まさかゴジラで泣くとは...
山崎貴監督といえば『ALWAYS 三丁目の夕日』や『STAND BY ME どらえもん』といった当たりはずれが大きい印象でした。そんな気持ちで11月3日、DolbyCinemaで観に行きました。初めて席が満席状態を目撃してびっくりしました。
今回のゴジラはよく動き、よく食べる、残虐極まりないキャラクターに仕上がっていて「シンプルに恐いゴジラ」を見せてくれました。破壊光線を放つ前の背びれがニョキニョキ出てくる描写も◎。
特に感動したのが国主体ではなく民間人がゴジラに挑み、重火器を使用せず、科学知識と地理を活かした戦略がグッときました。俳優陣もその作戦に対する意気込みもスクリーンを通じて感じられたので、見ごたえのある展開でした。
ドラマパートに関してはやはり「ゴジラ」が主役なので人の心情に時間を設けられないのは仕方ないと感じました。それを、山崎監督なりのやり方で答えを出したことは映画監督としてあっぱれ。
邦画はIMAXなどの拡張型映画に不向きという印象を持っていますが、今作はぜひ大スクリーン+大音響の環境で観賞することをおすすめします。
観た後も想像をかき立ててくれる映画
映画館を出て素直に良かったな、と思えた。突っ込みどころは満載だけど、新しいゴジラとしては好き。昭和のゴジラをカラーで現代の技術で見せたら面白いだろうとは思っていたし、変に軽くしたり神格化したりせず思い切って戦後の重いテーマを描いてくれたのは個人的には良かった。原点に返った、というか。そして観ながらふと思ったことは、これはもしかしたら敷島の死後の世界、或いは夢の出来事では?という解釈。劇中でも何度もこれは夢ではないのか?現実なのか?と問う場面があるが、そこから暗示もあり、これを彼の死後の世界、あるいは夢、ととらえると、色々なところが腑に落ちてくる。
先ず特攻隊の生き残り、というか戦闘機が故障したと嘘をついて大戸島に来たという主人公(このことの賛否はおいておいて。この時代、この状況ならこの選択は最善だったかもしれないが)目の前に古代の恐竜的小型ゴジラ(あまりにもジュラシックパーク的!)が現れても機銃を撃てないという小心者。こんな気の弱い若者が、あんなに異常に巨大化して途轍もない熱線を吐くゴジラに立ち向かう勇気があるのかという疑問。また銀座の大混乱の中でばったり彼女に会えるというどう考えても無理な偶然。歩く核爆弾みたいなゴジラに対して、ソ連との関係を考えて米国が手助けしないという余りにも非論理的な設定。そして水中に沈めてから浮かび上がらせるだけという単純な作戦が成功してしまうというあっけなさ。殆ど試作機のみだった震電を登場させるあたりも、戦闘機乗りの夢。
これらを納得させるには、敷島が大戸島で実は最初のゴジラに襲われ死んだ、或いは気を失ったままなのではないかという解釈。そしてその後のご都合主義的なストーリーと自己完結的な、敷島にとって自分が最大のヒーローとなって、さらには敷島が作り上げた想像上の死んだはずの美女と再会するという夢のような幕引き。すべてが彼にとっての願望のような、自らのどうしようもない弱さをひっくり返して、こうであれば良かった、という願望がそのまま死後の世界、或いは気を失ってる間の夢、彼自身が作り上げた世界なのではないか。
批判的なように書いたが、このように考えると、ゴジラの意味が変わってくる。ゴジラはあまりにも弱い自己の裏返しとして(フロイトじゃないけど)想像できうる限りの恐ろしい怪物として創造し、そしてそれを自らの力で倒せたら、という弱さの裏返しの願望、幻想を描いたのではないか。こうすると非現実的な様々な設定が、うまく収まってくる。まあ、夢にしちゃえばストーリーなんて何でもありなんだけども。
もし、私なら、最後に典子に病院で再会して目をつぶって開けると、無人の大戸島にいた、、、みたいな結末にする。かなりひねくれてますな。最後のゴジラ再生はやや陳腐であれは余計だったかな。
CGは大戸島のゴジラも巨大化したゴジラもハリウッド的。このあたりの好みは分かれるだろうけど、私はシン・ゴジラのように無表情なゴジラがいいな。
と言いつつも、難しいであろう水の描写も見事だし、銀座の破壊シーンはなかなかのもの。全体的な色合いもダークで少しセピア?カラーのような、時代を敢えて感じさせてそれも好みだった。
銀座のシーンで一瞬亡き大杉漣さんが叫んでいるように見えたのは錯覚かな?シン・ゴジラへのオマージュか。
音楽はモダンでミニマルな感じにまったくテイストの違う伊福部さんの音楽が混ざって何ともいえない混淆、ただよく考えたらゴジラのテーマはミニマルミュージックだな。ゴジラのテーマの演奏はどちらかというと速めで、かつ綺麗でシャープな感じで、伊福部さんの持つ土俗的味わいを弱めて洗練された春の祭典みたいな感じ、ただこれはこれで格好良かった。
ゴジラの声はだいぶこだわったようでなかなかよろしい。あと、足音、これは重要ですね、恐怖感をジワジワ高めてくれる。
ということで、観た後も想像をかき立ててくれる映画として、星5つ。
歴代ゴジラ映画でも最高峰
西武園ゆうえんちのゴジラライドを山崎監督が製作していたので、映像面は安心していましたが、やはり不安だったのは脚本でした。
結果は、ちょっと臭いところもありますが、ストーリーの縦軸もわかりやすく万人受けしやすいと思います。
そして何よりゴジラの出番が多いこと!
ゴジラ映画なのだからゴジラを観たいですし、ゴジラライドのような接近するゴジラの迫力はジェットコースター的な面白さが体験できます。
戦艦や戦闘機の勇壮さもあるし、バイク・航空機用ゴーグルを着ける主人公 敷島にウルトラマン的なヒーロー性を感じました。
ゴジラの造形もあんこ型のどっしりした下半身に力強さを感じます。顔の造形は歴代で一番猫っぽいなと思います。
伊福部音楽でのゴジラ登場シーンは心が震えます。
本当に素晴らしいゴジラ作品です。
難しいことを考えずに観ることをオススメします。
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