ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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迫力がウリかなと思って行ったら、神木くんにやられましたー。 面構え...
迫力がウリかなと思って行ったら、神木くんにやられましたー。
面構えが違う!
頬張った精悍な顔にやさぐれだ眼差し。
自責、自己嫌悪、怯え、錯乱、そして…覚悟。
生きたいと死んでしまいたいを生き抜く、生き切る、に昇華していく様が素晴らしかった。
怪獣映画なわけだけど、その間を紡ぐ、既視感はあれど本気度MAXな人間ドラマが良かったです。
もちろん、災害と戦闘部分も充分な迫力。
冒頭の軍人なんて!は安藤さくらが説得力素晴らしく、言外に戦争中「軍人さんが頑張ってくれてるから」と何もかも提供し協力させられた苦労の日々まで想起されました。
そしてそれは後半の民間だけど国を守る、という面々へと繋がっていく。
国はロシアを刺激するからと動かないの…これ、今にも通じるでしょうね。どんなに防衛費膨らませても、いざというときは米国のお気持ちを逆撫でるからって動かなそー。
ゴジラを嫌悪ではなく畏怖の対象とするのが、これまでのゴジラ映画への敬意のようで良かったです。
新しいゴジラ
まず思ったのが、このゴジラ-1.0公開当時期待してなくて見なかった。
でもアカデミーで賞を受賞して観てみたいって意欲が湧いてきて今回観た。
ごめんなさいバカにしてた自分を殴りたいくらいだ。
このゴジラ-1.0は最高で傑作のゴジラ映画だと思った、人を踏み潰すシーンもあるし、人間ドラマでもしっかり描かれていてあきのこないシーンも無いゴジラのシーンも迫力がありまさに過去1怖いゴジラでした。
神木君と浜辺美波さんの演技鳥肌でした!
又最後は続編を匂わせるシーン最高です!
後昔のゴジラの音楽を使うシーンは最高に最適で鳥肌でした。
最後浜辺美波さん亡くなってたと思ってたのに生きていたのはびっくりでした。
Blu-ray買います!
続編期待してます!
何回観ても面白い
公開初日に観たが、いろいろ見どころを見逃し、その後3回程鑑賞。
毎回色々発見があり飽きない。
一番興味深い点は敷島の変貌ぶり。目の表情がどんどん変わっていく所がが素晴らしい。
シンゴジラの方がゴジラに対する悲しみと哀れみを感じる場面が多かったのだが
マイゴジは最初から荒ぶって多くの人間に危害を加えるので対ゴジ共感度としては
こちらの方が低いかもしれない。
一番好きなのは海上でゴジラが大迫力で迫ってくる場面。音楽も含めて最高。
アカデミー賞獲ってIMAX上映復活してくれて良かった。
〈アカデミー賞受賞は少人数、低予算だからでは決してない理由〉やはり会いたかったのはこいつだ‼️ハリウッドゴジラが霞む国産ゴジラの圧倒的な存在感‼️
(※IMAXGT、MX4D、4DX、轟音上映、アトモス鑑賞等加筆)
まず第一の感想は
「観るゴジラから体感するゴジラ!日本人として生まれ、日本にゴジラがいる喜びをひしひしと感じる!」そんな作品だ。
なので、映画館で見てこそこの作品の良さを一番感じる事ができる。
と共に-1.0公開前『シン・ゴジラ」の庵秀明総監督が「ツッコミどころは満載だけど面白い。よくできていた。これでゴジラも続くから大丈夫」との意味深なコメントになるほど!と共感。
(ここからネタバレ)
本作公開前の山崎貴セレクションという歴代のG作品を劇場で観る機会があった。過去のゴジラをスクリーンで観ながら思っていた事は”ゴジラは戦後からの日本の歴史を常に背負ってきた事”だ。初代は戦後まだ10年も経たない中で先の大戦、そして原爆への痛烈な日本人の思いを代弁するかの様に国土を破壊しては倒され、人々は立ち直っていく。その後の昭和ゴジラは世の中の世相を現し子供達のヒーローへ、1984年復活した新ゴジラの時代はアフガニスタンにソ連が侵攻ロス五輪に東側がボイコットと東西冷戦が激化した中、1984の有楽町マリオン・新宿副都心から→1989大阪ビジネスパーク→1991東京都庁→1992横浜みなとみらい→1993幕張新都心→1994福岡タワー→1995(阪神淡路大震災・地下鉄サリンと激動の年)東京臨海副都心→1999東海村→2000お台場ゆりかもめ→2001横浜みなとみらい→2002八景島シーパラダイス→2003国会議事堂→2004→2016シン・ゴジラでは工業地帯から急激なタワマン建設発展を遂げた武蔵小杉と・・・時代を象徴するランドマークを次々破壊する破壊神となる、そして再生。それはまるで日本の進歩の歴史そのものを見る様だった。
そんなゴジラが今回破壊するのは銀座・有楽町界隈、初代ゴジラが和光ビルを破壊して長い間出禁になってた場所だけに”ゴジラ”にとって象徴的な場所だ。また、ゴジラ-1.0では”海”のシーンが多い、小舟を追うゴジラはまるでジョーズが襲って来るようで、この辺りは山崎監督の中にある若き頃のハリウッド特撮に影響を受けた事を物語っているだろうか。あの頃の黒船映画はエンタメの極みでまさに映像で表現されているのは夢の世界、圧倒的な映像技術に国産映画が全く太刀打ちできない時代だった。
しかし、この-1.0は凄い!VFXのクオリティもさることながら、近年の映像中心で中身が薄っぺらいハリウッド映画にクサビを打つような作品になっている。ハリウッドの予算の何十分の1ではあってもここまでのVFX国産映画ができるとは・・・と感慨深い。
と良いところを上げたが、シン・ゴジラの庵野監督曰く「ツッコミどころ・・・」もある。
多分多くの人が思ったであろう
・ゴジラの全身をもっと見せてくれ〜!主な上陸は銀座のシーンでほぼ終了、2回目の上陸後はあっさり海に誘導されて全身の姿をもっと観たい気持ちと海上シーンの圧倒的な迫力のジレンマ。海上で追っかけてくる映像とかそれはそれでめちゃめちゃ良いのだが、やはり本土上陸して大勢の人々に恐れられてこそのゴジラ(GMKでも海上でラストを迎えるが横浜ベイブリッジエリアなので本土からは近し)、海上に行ってしまったままでは民衆も何が起こってるのかわからないのでは?
・野田( 吉岡秀隆)がゴジラの進路を海図で予測する演技はちょっと雑、進行経路のライン引くのに定規がずれて真っ直ぐ引けてない。
・電球の色がやたらに白い。昭和感を出すにはあえて電球色を強調して欲しかった。
(震電の駐機整備工場は逆に白色系の作業灯で街の灯りと対照的になって良い)
・大石( 浜辺美波)の昭和の美人感がめちゃめちゃ良かったのだが、走るのあまり得意では無いのかな〜(笑)
他諸々あるが、きっとこれらの要望を満足させるとしたら125分の上映時間では足りないだろう(あと少なくとも30分は欲しい)
ただ、そんなこんなツッコミどころを差し引いてもゴジラの歴史に残る名作には違いない。
ゴジラは娯楽映画である。老若男女楽しめる映画としてどうしても2時間という枠にはまらざるを得ないのかもしれないが、決していなくなることの無い永遠の大スターなのだからこれでもかというくらい暴れ回って欲しい。
かつてハリウッド映画でも3時間を超える娯楽映画はNGだった、しかし「タイタニック」がそんなタブーを突破して歴史的な大ヒットになった、ゴジラ-1.0公式ページには『焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。絶望の象徴が、いま令和に甦る』とある、今回令和の時代にゼロから-1.0として蘇ったゴジラには、今までの娯楽映画としてのゴジラから新たな歴史がここから始まる?そんな監督の思いも込められているのかもしれないしれない。
余談になるが今回は色々な上映形式があり、まさに観るゴジラから体感できるゴジラになってる。「MX4D 」「4DX 」「ドルビーシネマ」「IMAX」といったフォーマットに加え、3面マルチプロジェクション「Screen X」形式でも上映。 邦画では初。
初日はIMAXレーザー:噂の邦画額縁だったが12ch イマーシブ・サウンドは迫力があって良かった、充分通常スクリーンより醍醐味は増してるが確かにIMAXフルスペックじゃない時はその旨記載して客も納得の上で+¥αなら文句も出ないだろう。同日2回目19.8×8.3m TCX®に比べても満足度は高い。スクリーンXは海原や大空のシーンは没入感あり(以前トップガンマーヴェリックでは撮影機材もIMAXや270度を意識した作りで満喫)だったが室内シーンとかサイドのスクリーンは使われないので少し残念。IMAXと言えば以前新宿高島屋にあった高さ18m×幅25m3フロアぶち抜きの本物のIMAXを思い出しIMAXGTに行ってみた、入場時からド迫力のスクリーンサイズW25.8m×H18.9m、額縁は残念だがサウンドが凄いのでゴジラの足音、銀座の熱線放射などの迫力は半端無い、サウンドが内臓に直接響く。ついでに試してみたかった4DX SCREEN、ちょっとキワモノとなめていたが予想以上の激しさでまさに体感するゴジラ。プラス¥1,600を高いと思うかは人それぞれだが、充分楽しめた(熱風ありだったが熱風なくても充分楽しめる)。4DXとMX4Dはエフェクトが異なる個人的にはMX4Dの方が体感度合い大きかった。
そして、何と言っても轟音上映!正にゴジラ の為に作られたのでは無いかと思うほどゴジラの咆哮や足音を”体感”できる。通常上映と料金同じなのにはっきり言ってIMAXより満足感高い。轟音というのでうるさいのかと言えば決してうるさい訳ではなく音の振動を体感できるので不思議な感覚が体験できる(+¥200のアトモスより轟音!の方が絶対オススメ、もっと轟音シアター増やして欲しい)
(加筆:アカデミー賞視覚効果賞受賞は特撮ファンだけでなく多くの邦画ファンにとっても感動の一言だが、各メディアでの少人数・低予算だから受賞できたという報道に違和感を感じる。もちろんショートリストの「Bake Off(ベイクオフ)=プレゼン」で低予算・少人数をアピールするのはありだが、この作品の良さは少人数・低予算だからでは無い。アカデミー賞はそんなお涙頂戴で取れるほど甘く無い事は監督もよくわかっているだろう。
ゴジラ-1.0の制作費は1500万ドル(約21億6000万円)と発表されている、1980年東宝公開の超大作黒澤明監督「影武者」・深作欣二監督「復活の日」の製作費が14〜15億で2023年の消費者物価換算だとほぼ同程度、邦画としては超大作レベルの制作費!平成ゴジラの製作費も7〜8億で当時の邦画製作費平均3〜4億に比べてもゴジラは東宝正月映画の顔、製作費は頭一つ抜けている。
では何が良かったのか、
それはやはり〈〈”こんなゴジラが見たかった”〉〉という多くの観客の心を打ったからに他ならない。
「ゴジラが連れて言ってくれた」山崎監督もそう述べるようにまずはゴジラという大スターがあってこそ。ゴジラの歴史の中で幾度も終焉の危機はあったが、70年もの長きの間連綿と受け継がれてきたゴジラという稀代の大スターを受け継いでいこうというファンやスタッフの情熱、そして、新たに眼前に現れた着ぐるみ特撮の世界では表現しきれなかったゴジラが“センスオブワンダー〈未知との遭遇〉”な存在だったからだ。
そしてもう一点。ドラマとドラマに隠された数々の名作へのオマージュも大きい。
それらは、スターウォーズや未知との遭遇、初代ゴジラを製作してきた円谷英二やスピルバーグ達の「誰も観たことが無い映像を作りたい」という欲求から生まれた情熱や工夫そのもの、この作品にはそんな創作に対するレジェンド達へのリスペクトが詰まっていた。
本作公開時のインタビュー 記事で「マイナスな状態でなんとか工夫して成し遂げようとする時にドラマが生まれる」と監督が言っていたのがとても印象的だ。
アカデミー賞受賞後のインタビューで「ほかの作品が今までのVFXの延長上という中で、少人数、少ない予算の映画というところを面白がってもらえたんじゃないかと思います。」というコメントと共に「あとは今回の賞というのが、VFXが物語にいかに貢献したかというところを大事にしていたので、VFXで作り出されたゴジラの絶望感などの〈物語に貢献している〉映像が評価されたのかなと思います」・「あちらのスタッフも、CGが使えなかった時代には、いろいろ工夫をして、なんとか成立させようとした時代があったと言っていました。そういうところが皆さんの琴線に触れたのだと思いました」
「予算がある事に越したこたはないが、制約がクリエイティブを産む、制約はクリエイティブの父でそれも大事な事、そういうところからエネルギーが生まれる」
『VFXはもはや主役ではなく、映画を彩る豪華な額縁、脇役なのだとも気がついた。「VFXのもたらす魔法のような効果が大好きだし、僕の映画製作においては欠かせない存在。でも今はVFXがどんなに良くてもお客さんは映画館に来てくれない。』
これらのコメントには、VfXはあくまで一つの方法論であり、視覚効果というツールを介してもあくまで目指しているものは、作りたいと思う作品そのものがいかに作れるかという事。そんな、VFXにお金をかければかけるほどハリウッドが忘れてしまった、“工夫と情熱”そして、一番大切な「こんな映像を観客に見せたい!」という思いがこの作品にあったからに他ならない。)
劇場で三度鑑賞。映画館で見ないともったいない作品、ぜひ見られるうちに劇場へ。
1度目は公開されてすぐ、2回目は友人に見せたくて一緒に劇場へ。3度目は劇場で見られるうちに、と先日。ちなみに、同じ作品を何度も映画館で見るのは人生で初です。
人間ドラマをメインに描き、時代背景とゴジラを見事に合わせた素晴らしい作品となっています。テーマの「生きろ」というメッセージも強く視聴者に伝わってきて、ゴジラ映画ですが涙なしでは見られませんでした。VFXもまた、さすがアカデミー賞受賞するだけあって、見事です。初見は、え、これ日本で作ったんだよね?こんなすごいもの日本映画で作れるんだ!!というのが率直な感想です。個人的に、ゴジラのデザインも登場シーンもゴジラの動きもすべてドハマり。ゴジラ、怖い!強い!かっこいい!そして神々しい!
一番好きなゴジラは、中盤の海上シーン。振りかえって、海に潜るシーン。尻尾(すいません、こんな可愛い言い方で)が船にバーンと当たる、あのシーンです。ゴジラが、人間なんて戦うに値しない、と思っているような、そんな神々しい強さがうかがえました。
また、音楽もいいんです。ゴジラ登場シーンの、あの曲。まさに、きたーー!って感じです。
あのゴジラの大迫力、ぜひ映画館で見てもらいたいです。できれば席は後ろのほうではなく、中ほど、もしくはそれより前で。
一つ気になるところがあるとすれば、浜辺美波ちゃん、あの爆風で生きているなんて予測できませんし、傷もあの程度で済んでいるのがやや違和感でした(笑) まあ「生きる」のテーマで考えれば、あの終わり方になるんでしょう。
あの迫力を味わいに、また映画館行こうかな。
海のシーンは迫力あり(^^)b
なぜ評価されてるのか分からない
絶対つまらないだろうと思い、見る気無かったのですが、口コミも良いし海外でも評価されているので鑑賞。
案の定ご都合主義の脚本でウンザリ。
神木隆之介も浜辺美波も台詞がくどいせいか芝居臭い。
電車でぶら下がるシーンは笑っちゃいました。
ゴジラ映画は初めて見たのですが、ゴジラの無駄遣いでは?
VFX技術は凄いんだろうけど、軍人や民間人の逃げる演技が下手過ぎてせっかくのVFXがチープに見える。
昭和らしさが出てて良かったと思います。
生まれて初めてゴジラを観ました。
今までただの1度もゴジラを見たことがなく、今回も見る予定はなかったのですが、自分の予定と時間の兼ね合いでゴジラを観ることになりました。
結論から言うと、まぁテレビでもよかったかなという感じでした。ゴジラファンから怒られそうですが、ゴジラも手作り感が感じられ、なんだか動きもゆっくりだし、迫力はありますが、もっとCGで何とかなったんじゃないかなぁという感じがしました。予告でゴジラ×コング観ちゃったからかなぁ。そちらの方が機敏な動きに感じちゃいました。
だがしかし、それはきっとゴジラファンには歴史あるゴジラの在り方でしょうからたまらないのでしょう。
それよりもストーリー的なものが良かったと思います。
神木隆之介くん扮するする敷島は特攻からも逃げて、そしてまたゴジラを撃つこともできず、そのせいで整備の人たちが死んでしまいずっとそれに悩まされる。が、他人に託された子供アキコを世話する典子に居着かれ、それでも追い出すこともせず、危険な仕事をしてまで2人を養う。そうするうちに、大切なものが出来て自分の戦争を終わらせるという目標ができた。
銀座を襲うゴジラから、典子を助けにきた敷島だったが、ゴジラの発する激砲で典子をなくしてしまう。
それでも自分の戦争を終わらせる為、敷島は驚きの行動にでる。
そしてとうとうゴジラを倒し、人々を守る事ができ、何よりも特攻で命を落とすかと思われた敷島が脱出出来て良かったです。
この辺りで典子は多分死んではいないと思ってましたが、最後やっぱり生きてましたね。でも首筋を這う黒いものは・・・放射能の影響か・・・
そしてまたゴジラが再生されて・・・ゴジラはまだまだこれからということですか。
アキコが可愛かったですね
ドラマパートが重過ぎて鬱になりかけたけど、ゴジラが全てぶっ飛ばした...
なぜゴジラじゃないといけなかったのか
正直言って、ストーリーは予想通りというか、見てるうちにこうなるんだろうなとわかってしまう。最後主人公が特攻した時に脱出するのだって、シンデンに脱出装置がついているのを知っている人なら特に、知らない人でもなんとなく察してしまう。
だが、決して悪いストーリーではないと思う。シン・ゴジラとは違い、現代ではなく戦後すぐ、政府ではなく民間が立ち向かうというのは良かったと思う。この設定のおかげで、命がかかっているのになぜここまで行動ができるのかが納得しやすかった。ただただ愛国心があるからとかただの自己犠牲とかではなく、戦争を経験して、その時の国からの命令で動き命を軽く見られた。そういうことがあったから、自分の中の戦争はまだ続いているから危険な作戦に参加できるというロジックはとっても説得力がありとても良かった。あと政府万歳エンドにならなかったのは個人的にとても好印象()そして自分の中の戦争が続いているというテーマは、ベトナム戦争から帰ってきたアメリカ兵などのアメリカ映画でよく取り上げられる題材にも重なるところがある気がする。だから、アメリカでも高い評価がされてるんじゃないかなとも思ったり。
ゴジラ-1.0の「-1.0」の私なりの解釈は初代ゴジラの芹沢博士が死んだ分が無くなった、死者数が-1されたからだと思う。
最後にあと一言言いたい。作中東京を襲うものがなぜゴジラである必要があるのかあまり説明されないのだ。ゴジラといえば核に怒った大怪獣、核の具現化というイメージがあると思う。しかし今作では核の要素は非常に少なく(多分ゴジラが青い光を放つようになった理由は核)おまけ程度といった感じだ。せっかく「ゴジラ」というのを使うなら。。と思わざるを得ない。ゴジラのポジションがキングギドラでも、大災害に入れ替わっても成り立つ気がするな。
色々いったが全体としてはとても良くできていて面白い作品で私は好きだ。
俺の戦争が終わっていないんです
背ビレが青く光って伸びるフィギュア
日曜日にイオンシネマで 先週はオッペンハイマーだった
これは当初ノーマーク作
この監督の作品は何となく避けていた
しかしアカデミー賞を獲ったというので観ておかねばと
モーニングショーの玉川も絶賛していたし
ゴジラはよかった オモチャみたいな背ビレのギミックを除けば
歴代ゴジラへのリスペクトも感じられた
ローランドエメリッヒの速いゴジラとか初期の威風堂々ゴジラ
あとオラが大好きなジュラシックパークのイメージもあったな
玉川が言っていた核爆発のオマージュもなるほどと
戦闘機が突っ込んで静寂の中でゴジラがカチッと止まったところはクール
ゴジラはビキニの核実験で生まれたのではなかったか
そうするとなんか順番が違うような気がした
永遠の0もこの監督だったか 観ていないが
得意な時代背景なのか 脚本も監督だったのか
ステレオタイプで古くさい 予定調和が過ぎる
なんでそうなるのかとあぁやっぱりそっちに行くかの連続
・銀座の戦車はどこから来た
・どうやって集めた元海軍兵
・作戦のプレゼン時の意味のない白衣
・秘密にする必要がない説明用の水槽をベールで覆う
・なぜか最新鋭の戦闘機が見つかる
・エイエイオー的な集団行動
・青木何で髭そった
・神木どこで調達したカッコいい皮ジャン
・置手紙して子ども置き去り
・幼な子がその手紙をちゃんとそれを隣のおばさんに届ける
・タイミングのよい電報
・銀座にいかにもな服で就職する浜辺美波
・大した意味なく踏み潰されたり摘まみ上げられて放り出される連中
一方で生き残る浜辺美波
・個室に小綺麗なたたずまいで入院している浜辺美波
安藤サクラとか佐々木蔵之介 吉岡秀隆のいかにもな演技
学芸会レベルのストーリーに上手い役者を付き合わせるのは気の毒
まぁゴジラを観る映画だからなぁ 難癖だな
粗を探す観方は健全でないな
ん この映画のターゲットは 子どもなのか
せいぜい中学生までとか
そうするとオラの不満も解消する
背ビレが青く光って伸びるフィギュアは売れる
当然あってしかるべきの二人の性愛を描いていないのも仕方がない
子ども向けならば120分は長いよなぁ
前作のシンゴジラを観たら大人向けだと思ってしまう
VFX部隊にはVFXに徹してもらって
脚本には人間の営みとか体温が描かれていて
俳優が自らの人生経験を投影しながら演じて
それらを総合的にまとめられる監督の力量が必要だ
先週観たオッペンハイマーはそんな作品だったように思う
オッペンハイマーの続編みたいなことを監督が言っていたという
現状ではレベルの差は歴然
まぁリストアップしていなかったのは正解だ
オラが観る映画ではなかった
日本アカデミー賞作品賞ノミネート作で
観ていなかったのはこの一作のみだった
そしたら受賞 なんと脚本賞も
大丈夫か 日本アカデミー賞
今日も終了後は駅前公園で缶ビール2本
昨日でなくて今日で正解 いい天気で暖かくて気持ちよい
帰りは通り沿いの桜でも見ながらふらふら帰ろ
ゴジラの本質とは?
SF怪獣特撮映画として見るならば星5つで全く問題ありません。
星3つにしたのはゴジラ映画としてどうなのよ?
という話。そのそもゴジラって何か?たぶんリセットボタンなんだろう。
戦後日本は奇跡的な復興を果たしたのだけれど、初代ゴジラを作った本多猪四郎監督が望んだ方向とはたぶん違ったんじゃないか?
だからもう一回壊そうと考えた。シン・ゴジラもそう。戦後の日本の原子力政策へのアンチテーゼとしてのゴジラなんだろう。
ゴジラ-1.0のゴジラが日本にやって来る目的は何か?これが見当たらない。いうなれば敗戦で自信を喪失した男たちがゴジラを倒すことで自信を取り戻す。そのための存在になってしまっている。いうなれば「ポジティブ・ゴジラ」だろう。
それってゴジラか?
と言う疑問が湧く。だから銀座を破壊しても特撮シーンを盛り上げるための破壊にしか見えない。
畏怖の対象としての「破壊神」に見えないのだ。
それとゴジラが銀座に登場しても政府もGHQも動かない。これも変だと思う。政治的に動けないというより、動かなければ「実害」が出る。
旧帝国陸海軍の男たちのドラマにしたかったという理由は解らなくもないが、現場の軍人たちの人間関係や決断や行動が日本の命運に直結してしまってはアニメでいうところの「セカイ系」と変わらない気がする。
もう少し「大人のドラマ」にするべきではなかったか?
もちろん見どころは沢山あるしSF怪獣映画として見るならば不満は全くない。
なのでわたしのワガママな感想なのかもしれない。
鈴木オート
ゴジラシリーズ1作目『ゴジラ』(1954)への限りないオマージュを感じながら、『ALWAYS続・三丁目の夕日』(2007)にも登場したゴジラの造形を思い出そうと必死になっている自分がいた。さらにその三丁目シリーズの陰の主役でもある吉岡秀隆の出演にも因縁めいたものを感じました。
昭和顔の代表と言えば橋爪功!モブキャラにもこだわりがある気がして、エンドクレジットで名前を見つけるぞなどと力が入ってしまいましたが・・・見当たらない。その代わりに篠井英介の名前を発見。おお、こんな所で浜辺美波と石川県繋がり。そう、またしても焼け跡の輪島朝市を思い出して泣けてしまいましたヨ。3カ月経っても瓦礫が片付けられていない様子なんて・・・まぁ、マイナスワンの意味からしても覚悟して鑑賞に臨んだわけなんですけどね。
米軍や政府なんてあてにならない。もう隠蔽工作しかしない。日本は命を疎かにする政策しかしてこなかったんですよ。現代で言えば原発問題とかね。災害復興にしてもボランティアや民間頼り。この作品も政府主導の『シン・ゴジラ』とは大きく異なり、民間の活躍でゴジラ対策を行っていたのです。
最初は『永遠の0』の0からマイナスしたような予感があったのですが、全く違いました。特攻を美化するどころか、生きて帰ってくることを主張し、戦争の悲惨さを強く訴えてくるようでした。戦争に行ってないなんてのは幸せなんだよな~なんだか山崎貴監督が三丁目に戻ってきてくれたような印象さえ残ります。
そして、アカデミー賞視覚効果賞受賞おめでとうございます。CGも使われてるんだろうけど、あくまでもVFXという言葉で押し通すほどで、昔ながらのグリーンバックでの特撮らしさが強調されているように思えた。それも1954年版へのオマージュなのだろう。ただし、ゴジラの手だけはTレックス並みに小さかったり動きも小さい。エメリッヒ版辺りから恐竜とかトカゲとかのイメージ変化が影響していたのだろうか、スーツアクターの終焉を感じさせる部分はちょっと寂しい気分だ。さすがに「シェー」ポーズを取るようなゴジラは要らないが・・・
水爆実験による放射能の影響か、序盤に大戸島に出現した時より巨大化してしまった銀座上陸ゴジラ。反核反戦色の濃い内容でしたが、この流れが凄い。背びれの格好良さやハリウッド版ゴジラの熱線にしびれてしまいました。そして伊福部昭のテーマ曲に震えが止まらない。ウォーーー!
エンドロール後のG細胞復活と咆哮は恐怖心を煽ってくるし、典子(浜辺美波)の首筋に出来た黒い痣が意味深すぎて次回作以降まで推測が飛び交うのだろう。コロナの影響でラストシーンに意味を持たせた気もするし、人類がゴジラと共生するのか破壊神として再君臨するのかワクワクが止まらない!ぁ、結局楽しんじゃったのね、俺。そして再鑑賞する際には鈴木オートの看板が落ちていないかチェックしなきゃ!
全2032件中、281~300件目を表示