劇場公開日 2023年11月3日

「日本人にとってのゴジラ、これで良いの?」ゴジラ-1.0 runrunさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0日本人にとってのゴジラ、これで良いの?

2024年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

すみません、、、絶賛している人、本当にそう思ってるのでしょうか、、そんなんで良いのかな、、って、ちょっと不安になります。自分は、グロモノでない限り、なんでも楽しく肯定的に観られるタイプです。ですが、、ちょっと期待しすぎたのでしょうか?、、

どうしよう「巧妙なストーリーに感動した!」とか「さすが映像の迫力に半端ない!」とか「皆さんの緊迫した演技が素晴らしい!」とか、、言いたかったんですが、言えない、、

主人公や周りの人々のセリフや感情に、なんというか、流れがない?本当にそう思っているように思えないんです。
「そう台詞喋らせれば、観てる人もそうなんだなって思ってくれるから、前後の流れがなくても、この場面でいきなり人物の辛さを吐かせよう、泣かせよう」みたいな、、。

役者さんも、普段ドラマでは良い演技していると思っていた人たちなのに、いつも唐突に、何故そんなに感情的に取ってつけたようにそんな喋り方するの??って。
多分、感情の流れを描写する脚本力演出力が欠如している中、人物の置かれている設定を少ないセリフで観客に分からせるため。
無理矢理同調させようとしているため。
でも、人物の背景描写が雑だから、オーバーな演技で無理やり感動させようとしている、、、。

そんな中、自分も泣きました。
ただし、戦争の犠牲者となった国民の姿にでも無く、苦しい生活の中必死にもがき生きる姿でも無く、理不尽に核の実験の場となった日本人としての葛藤の姿にでもなく(これらを心に響くような描写は一切ありません)大人の巻き起こした戦争の事なんて関係のない幼い「あきこ」が、ただ、あたりまえな幸せ「大根のお汁を飲んで美味しい、幸せ」「お母ちゃん、お父ちゃんと一緒に居たい、親から当然に与えられる愛の幸せ」それらを求める姿に涙が出ました。もしかしたら、「演技」とかまだ考えていない年齢かもしれませんが、観客の感情を都合のいい方に誘導しようと、役者が思ってした(もしくはさせた)演技では無く、一番自然にスッと入ってきました。(そりゃそうだって言われるかもしれませんが)でも、それぐらい、人間の感情と行動に結びつく描写が雑で適当です。

監督は何が描きたかったんだろう、、、、。ただ、少ない予算で映画を作ったぞ!!って、みせたかったの??

ゴジラも「シン・ゴジラ」のような得体の知れないモノが近づいてくる恐怖感や人間の予想にない唐突な破壊力、とか、無いです。
自分はVFXの凄さの違いがそこまで分かりません。だって、作ってる本人じゃ無いからその大変さが分からないから。知ってる人はそこは凄いって思うんだと思う。それはそれで、その分野で評価してあげるべきとは思う。でも、でも、作品として、こんなゴジラで良いの????
緻密とかよく出来てるとか、それって、映画のストーリーに魅力があれば引き込まれてあんまり関係なくなってくる。アニメだって漫画だって昔のぎこちない動きのモノでも、絵が下手くそでも、ストーリーが素晴らしかったらめちゃくちゃ感動する。

なんだろう、物体が皆、独立して見える。緻密かも知れない。でも、いつも主人公たちと同一の時間軸に居るような感覚が無い、、、実体感がない。なんだろう、、、、。

人の心を動かす物語としての実体感、リアルって何?
観客は、写実主義の造形アーティストの作品を見たいわけでは無い。
造形としてのリアル、それを一番にしてはいけないと思う。
もちろん、造形にリアリティあれば、更に物語に説得性が出るって事もあるが、この映画の場合、その売りであるVFXのリアルに、他との調和が無い。
感情としてのリアルも同じく、
例えば、残酷な表現をすれば、必ずリアルな恐怖を感じさせられるわけでも無い。人間を咥えるシーンとか一瞬「うぇ」と、思ったが、その行動の残虐さを自分が生きてきた経験上知ってるのでそう感じただけで、実際の造られた映像には臨場感、説得性は無い、、、
その、なんとなく映像の稚拙感を分かってるから俳優の演技で補助しようとしてるのか?更に夢から醒まされるような、実際にそこにいる人間の態度とは思えない不必要なオーバーなーセリフ回し、、演出、、、、

主人公の恐怖の顔をアップで映せば、わーって言わせれば、観客も一緒に怖がってくれるだろう、、、じゃ、ダメなんです(>_<)

それに、何故ゴジラが存在するのか、、これって、一番大事なんじゃないでしょうか、、、。
もう皆んな知ってるから適当に流してるのかもしれませんが、人間の身勝手な水爆実験のせいで生まれて、、、だからただの悪者にして、やっつけて終わりーーじゃ無いはずです。

ゴジラのの映画なのに、ゴジラに実体感や恐怖感がなく、また、存在への扱いが雑すぎる!!監督!!!日本人にとってのゴジラをこんな雑に描かいて良いんでしょうか?!!(><)

賞を取ったから、今までのゴジラ作品や背景を知らない世界中の人々も、これを機に見てくれるでしょう、、。奇しくも賞とったから、最高峰のゴジラと思って、、、。それから、日本映画のレベルを測る基準にも加えられるでしょう、、、、。

御免なさい、自分は、もっと制作費の少ない中放送してるドラマでも、よっぽど心を動かされたりドキドキしたり、考えさせられたり、、って作品いっぱいあります、、。

この、モヤモヤした想い、抱えられなくて、レビューしてしまいました、、。反対意見もあるかと思います。そんな方、御免なさい、。嫌な想いさせちゃったかもしれませんね、、。

日本映画、ストーリーの良さでアカデミー賞が取れると良いな、、、応援してます。

runrun
うめ太郎さんのコメント
2024年11月2日

主さんの意見にとても共感します。エンタメに特化した作品だから的外れという、さらに見当違いな批判コメントがありますね。コレはゴジラそのものよりも人間ドラマを重視した作品では無いですか?ゴジラを人間の愚かしさから産まれた災害とみなした人間ドラマでしょう。ならばストーリーに不満が出るのも当たり前。映画館で見たら臨場感あって楽しかったよ!とそれだけ言えばいいのに。私はアメリカで評価されて賞を取ったことで過大評価されていると、見て感じました。個人的にはなんじゃコレ。です。いい評価ばかり溢れるのが釈然としなかったので、良く言ってくれましたと感謝です。

うめ太郎
もしゅさんのコメント
2024年5月15日

東宝の工作はさすがにおもしろすぎ
映画の見過ぎですかね

もしゅ
ねづさんのコメント
2024年5月14日

知識と読み取る力がないとこの映画は楽しめません。
つまりそういうこと。

ねづ
かせさんさんのコメント
2024年5月11日

ゴジラという存在にメッセージ性は、弱かったと思います。
でもCGは良かった。
ドラマの弱さは…ちょっと目をつぶってはいられません。

かせさん
Sonshixさんのコメント
2024年5月11日

歴代ゴジラ映画でいちばん好き!
さすがにシン・ゴジラにはガッカリだったので。初めて観たゴジラ映画は初代ゴジラ。それ以来「はぁ?」「何これ?」の連続で子供の頃から大人になるまで一度も感動なし!
恐らく山崎監督映画を強く評価してるのは還暦過ぎの人達だと思う。恐らく今の最新技術が当たり前の人達は分からない世界観でしょうねぇ。

Sonshix
emptyhouseさんのコメント
2024年5月11日

評者が言いたいこと解りますよ。映画評論家の淀川長治さんの諫言「映画は台詞で説明するな。描写しろ」でしょ?

>「そう台詞喋らせれば、観てる人もそうなんだなって思ってくれるから、前後の流れがなくても、この場面でいきなり人物の辛さを吐かせよう、泣かせよう」

ゴジラに限った話ではないですね。日本映画って今や「全て台詞で説明させてしまえ」ですからね。

emptyhouse
菊千代さんのコメント
2024年5月10日

runrunさんがおっしゃっる様にツッコミどころは満載だと思います。

しかし、「日本人にとってのゴジラ、これで良いの?」
と聞かれたら即答でyesと答えます。

ゴジラという日本最高のスターの歴史は本当に長いものでしたが、それこそ幾度も終焉の危機にありました。
昭和ゴジラは子供向け路線に行き、平成・ミレニアムもハリウッドからは遠く離れた着ぐるみ怪獣(それらも含めてゴジラの歴史そのもので楽しみましたが)、そんな中でやはりエンターテイメントとして見応えのあるゴジラが観たいという方は沢山居たと思います。
そして、シン・ゴジラが公開された時の衝撃は私だけで無く多くの方も「こんなゴジラが観たかった」では無いかと思ってます。
そして、シン・ゴジラのあとにどんなゴジラが現れるのかと戦々恐々としていた中のゴジラ-1.0は、シン・ゴジラを踏襲するのではなく、全てにおいて真逆をいくプロットがあったからこそこれほどまで多くの方に受け入れられたのでは無いでしょうか。

約2時間という限られた時間の中で話しをまとめるというのは本当に難しい事で、完全に空想の世界の怪獣と現実世界を融合させるとすると尚更です。今回は脚本・監督・VFX(映像)共に山崎貴監督が行ったという事で監督が世に送り出したい「ゴジラ」が生まれました。
山崎監督の作品でもそれこそ3Dアニメとかは酷くつまらないですけど、昭和初期のリアルな景色を描かせたら右に出る監督は居ないと思います。三丁目の夕日で抱いたワクワク感はマイゴジでも存分に発揮できていたと思います。

nanoさんのコメントにとても共感ですが、このゴジラが100点満点全てでは無いです。しかし、シン・ゴジラを作った庵野&樋口監督、マイゴジの山崎監督を上回るエンタメ作品として楽しめる映画『ゴジラ』が撮れる監督は、現在の日本には居ないと思います。世界に目を広げてもレジェゴジを観れば一目瞭然。なのでマイゴジの成功によって少なくとも映画『ゴジラ』は続くという事です。新たなゴジラが続く中で死ぬまでにアカデミー賞作品賞が取れる様な作品が生まれてくれる事を心待ちにしてます。

最後に、ゴジラ-1.0は体感する映画なので、テレビではその醍醐味伝わらないです。
また「東映がものすごい力入れてる。世論操作してる」と正直見当違いなご意見がありますが、『東宝』にそんな力ある訳ないでしょ笑。

菊千代
亀@仙人さんのコメント
2024年5月9日

投稿主さんの意見、甚だ最もです。実はこれ、70周年記念作品なんで、東映がものっすごい力入れてるんですよ。確実に世論操作してます。じゃないとおかしすぎる。実写なのにこんなリアリティのかけらもない作品売れるはずがない。そして批判者への攻撃。今は落ち着いてきましたが、放映初期は凄かったですよ。お前が作れだの、映画を見る目がない、見る資格がない、心が汚いなど、ナチュラルに人格否定してくるようなコメントばかりでしたからね。批評サイトでも、youtubeのコメント欄でも。あんたらさ、この怪獣映画っていうよりも人間ドラマ的な要素のほうが強い作品見て感動してるくせに、そんな簡単に他人攻撃するのか?と思いました。流石におかしい。工作だと思うとようやく納得できます。コメントが汚いので、安い金で動いた人たちなんでしょうけどね。それか雑な東映社員。私がこの映画で得た教訓は、お金のチカラって怖いなって事でした。

亀@仙人
123さんのコメント
2024年5月9日

凄い

123
Kildareさんのコメント
2024年5月9日

なんか批判が殺到してますね。物語には主人公がいて、良いことをしようが、悪事に走ろうが、その主人公になんらかの感情移入するものです。そのうえでゴジラ-1.0の敷島には感情移入出来ませんでした。
典子が亡くなろうが、昭子が母親を失おうが、自分のことばかり。最後は昭子よりも自分が典子に抱きつく始末。そういうことで気持ちが冷めます。映画があまり見ていない方?そういう見下した言い方をして自分は分かってますよという態度は…
単に乗れないんです。だからゴジラを倒すのも敷島の我儘にしか見えない。あんな酷いことをした敷島が載る震電に例の装置を取り付けた橘は神ですか?
蛇足になりますが、相模湾にいたはずのゴジラが横須賀に?城ヶ島を迂回してわざわざ横須賀に上陸したんですかね。そう考えるとシン・ゴジラはきちんと「おかしなこと」が無いように考えられていると思います。
庵野さんを絶賛するわけではないですが、アニメはややもすると子供騙しと取られがちですが、富野さんにしても「子供騙し」をしては子供を裏切ることになるという心情が伝わります。俳優が台詞で説明してあるから分かるでしょ、それは視聴者を侮っているように見えます。だから簡単です。お好きな方は楽しく観ていただいて結構。ただ好きじゃないなと感じる方の気持ちはいくらここで書き込んでも変わらないし、好きじゃないことは悪いことではない。
水爆実験で異常進化をするはめになったゴジラがなんで日本を襲うのか、それすら私には理解できませんでした。

Kildare
bots91さんのコメント
2024年5月9日

アマプラでドラマ感覚で観るから自分好みのエモさばっかり欲しがっちゃうんだよ。
あとVFXわからないなら触れないほうがいい。

bots91
takaさんのコメント
2024年5月9日

正論を述べる、又は映画を見て普通に感じた事を述べる。すると途端に噛みついてくる、ちょっとアレな人が涌いて出てくるという事がこの映画を語る上での面白い現象だと言えるでしょう。いずれにしてもこの映画が日本アカデミー賞脚本賞を受賞している訳ですから、日本映画のシナリオのレベルがいかに危機的状況かが分かろうというものですね。

taka
ろっくさんのコメント
2024年5月9日

饒舌な不満を述べてますが、普段余り映画観てない方ですよね?
そもそも映画館で映画観たことあるのかな?という印象すら持ちました。
間違ってたらごめんなさい。
そして今回のマイナスワンも映画館でなくネットでテレビかスマホで観たんでしょうが、それで訳知り顔で評価しては失礼ですね。
映画作品というのは総合芸術なので劇場で観て評価すべきものです。
特にこのマイナスワンはその極端な例だと思います。
この映画が世界的にまた世間で評価されてるのは「視覚効果」です。
映画館で観ると映像の迫力もさることながら特に音響が段違いに違います。息を呑むとはこの事で皆固まってましたね。
私もテレビで再視聴しましたが、あの迫力はとても再現出来ませんね。30%くらいかな?
あなたの指摘は間違っていません、割といい役者を使ってるのに演出、脚本、演技はベタ過ぎて二流だと思います。
ただ隣のオバチャン役の安藤サクラの演技は素晴らしかったですが。
これはエンターメントに全振りした作品なのであなたの論点は的外れですね。
映画館で見なかったのは人生損したと思います、勿体ない。
あなたの評価は例えるなら世界的な絵画を美術館でなくスマホで観て知った気になってるだけです。
日本映画で役者やストーリーで評価されてる「シャル・ウィ・ダンス」という作品もあるので観て是非感想聞かせてください。
観念で映画語るる前にもっと映画観て感性磨いてください。

ろっく
いとうさんのコメント
2024年5月8日

ゴジラを観るのは初めてですか?これは怪獣が出てきて暴れて、それを主人公たちが食い止める映画です。それ以上でも以下でもなく、それだけ。昨今ゴジラの価値が上がってきてしまい、怪獣映画には特に必要だと感じない謎の部分のクオリティを求められる方が増えてるようですが(snsで見かける)ゴジラって大体こんな感じですよ。私は久しぶりに"いやー怪獣映画観たわぁ!"ってなりました。まぁ、貴方に合わなかったんでしょうね。

いとう
nanoさんのコメント
2024年5月8日

お気持ち よーくわかります
わたしもあのオーバーアクトは鼻につきました。

でもよく考えれば全部必然だというのがわかってきます。
この映画は「怪獣映画」ですのでゴジラがとりあえず暴れてくれないと話は進まない。

昔たくさん作られたハリウッドのディズアスター映画では、これから地球が滅びるっていうのに家族一人を助けるために何分も使ったりしてましたよね?
「おいおい 地球が滅びるってときに あなたの家族一人とか些細な問題だろ」 なんて突っ込みを入れてたわけです。

ゴジラに個人で立ち向かうのにウジウジしてたらかすんでしまいますからある程度のオーバーアクトは仕方ないかなと思います。

>ゴジラも「シン・ゴジラ」のような得体の知れないモノが近づいてくる恐怖感や人間の予想にない唐突な破壊力、とか、無いです。

これは監督が「シン」の逆を行ったといっている通りだと思います。
完全無欠のゴジラではないですね 今回。(背も低いし)
絶望しかないと、ゴジラに立ちむかっていく構図が描けませんし。

>ゴジラのの映画なのに、ゴジラに実体感や恐怖感がなく、また、存在への扱いが雑すぎる!!監督!!!日本人にとってのゴジラをこんな雑に描かいて良いんでしょうか?!!(><)

単純に出番の少ないのがご不満では?確かに今回のゴジラはあまり怖くなかったのですが 存在感はあったと思いますよ ただし 敵役としてですが・・・

「特攻隊で死ねなかった男が似非家族を持ち、そのトラウマの中で生きてゆき、自分の戦争を終えるために 再度ゴジラに立ち向かう。」

素晴らしいプロットだと思いません? ちゃんとゴジラに対峙する理由にもなってる。

ただ「僕の戦争は終わってないんです!」とかのセリフはもう ズコーでしたが・・・・(まあしょうがない)

貴殿のモヤモヤする気持ちはとてもわかるのですが、このヒットで次があるのです。 次もゴジラが見れるってだけでいいじゃんと思います。
(ファイナルウオーズからシンゴジまで待った身とすれば・・・)

ゴジラは海外含め30作以上あるわけで 今回は合わなくても次にまた貴殿にあったゴジラが現れますよ!

nano
もしゅさんのコメント
2024年5月8日

怪獣映画にそこまで求めるのはどうかなと思います。ストーリーは確かにとは思う一方、複雑で巧妙なストーリーが果たしてゴジラに必要なのでしょうか。
怪獣映画はヒューマンドラマではなくて、エンタメ映画です。
あとゴジラシリーズはゴジラの存在意義を問うような作品ばかりじゃないです。
ただ、ストーリーがすごいというようなレビューには甚だ疑問ですが。

もしゅ
あのまりさんのコメント
2024年5月8日

実は最初観た時非常に強い感銘を受け、それから幾度も劇場に足を運びました。
ただ困った事に観れば観るほど感銘は薄れ、引っ掛かる事、飲み込めない事、空々しさなどを感じるようになってしまいました。
そうした釈然としないものの理由が論理と感情両面から見たコメントの文章を読んでかなり納得出来た気がします。
主人公には感情移入しづらいですが、他の人物もいつも説明係が待機しているようでした。
子役に関してはおっしゃる通り、あの子だけが自然な行動だったので逆に浮いていましたね。
役者を賞賛する人に子役だけは駄目と感じた人が多かったのも正にこの事の裏返し、あの演劇みたいな(と言っては失礼ですが)演技を受け入れられる人には異質だったのでしょう。
段取り的な進行や過剰な説明は反面誰にでも内容がわかり易く、海外も見据えたヒット作には必要だったのかも知れません。
しかし日本人にはやはりかなりの違和感を感じさせるのも事実だと思います。
VFXに関してはシン・ゴジラでもそれまでとは隔絶したレベルを感じさせましたが、本作ではより一層の進化を見せており、オスカーで視覚効果賞を取ったのは名誉なことだとは思います。
でも確かに脚本賞を取れるような作品が出て来て欲しいですね。

あのまり