劇場公開日 2023年11月3日

「反戦映画というほどではないが面白かった」ゴジラ-1.0 ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0反戦映画というほどではないが面白かった

2024年5月1日
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鑑賞方法:映画館

特撮、怪獣、もっと言うと東宝自体も嫌いなのに見ようと思った理由は、もちろんアカデミー賞受賞と、それまで私の中では三丁目の夕日や永遠の0の人でしかなかった山崎貴監督のインタビューを見て立派な人だなあと思ったから。面白かったというのが率直な感想。
自分の弱さ故に戦争で生き残ってしまった主人公が、同じく多くの大切な人を亡くしながらも生き延びた仲間達と出会い、共に戦いトラウマを乗り越えていく。
辛いシーンが続いても豪華キャストによって和む瞬間があった。佐々木蔵之介が関西弁になる瞬間が一度あったり、東京の役所の公務員がコテコテの関西弁だったりするのは何故?
戦争末期の冒頭からゴジラが襲撃してきて、その時点で少なくとも太平洋には核爆弾は落とされていないと思われ、ゴジラ誕生の理由はわからない。
「今の日本は自国の軍隊も持てない、GHQの援助も得られないのだから、我々の力で」というところで自衛隊発足かー?と思ったがそうではなくて良かった。最後、全ての人が自ら敬礼するが、ゴジラに対して?あそこまで揃いも揃ってゴジラに敬礼するとは不自然な気がした。
つくづく思うのは、俳優はあまりCMに出すぎてはいけない。神木隆之介を見ていて何度も「宝くじ」を連想させられてしまった。

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ミーノ