「IMAXの価値は無い」ゴジラ-1.0 背中にエンジンさんの映画レビュー(感想・評価)
IMAXの価値は無い
作品としては、山崎貴監督には期待して無かった分もあり、良かったと思います。
まぁ、ツッコミ所とかは多々ありますが、娯楽映画だからと思えばレベル。ツッコミ部分を解消して行くと140分位になりそうだしなぁ。
最初、小型ゴジラが出てた時「小さいな?」「ビキニ環礁原爆実験まだだろ?」と思ったけど、アレがビキニ環礁でゴジラ完全バージョンになったのねと。まぁ、何も無い所からゴジラが産まれるワケは無いし、今まで人類と遭遇して来なかった理由の説明にもなるけど、あの小型ゴジラは何だったんだ?(笑)と言う新しい謎が。
浜辺美波が「私が子持ちに見えますか?」と言うセリフ、まぁ今の時代だったら見えないけど、あの時代だったら子供居てもおかしくないなぁとか思ったり、夜なのに子供何処行った?とか小さなツッコミしながら観てました。
神木隆之介が特攻で生き残った(しかも、怖くって逃げた)事をずっと引きずっていた(実際の特攻隊の出撃前に終戦となり、生き残った人の中にも戦死した戦友への想いから、そう思っている人は居たみたいだし)けど、それよりも、小型ゴジラに対して怖くって撃てなかった事をハッキリと言葉にして「自分があの時に撃てば、銀座の事も無かった」って悔いて、ゴジラに対して特攻を決意するのに納得出来たかなぁ。映画の描写だと、単に戦争で生き残った事が罪みたいにも見える。その分、佐々木蔵之介の「戦争行かなかったって事は幸せなんだ」が有りますけどね。
タイトルに付けたIMAX。本来、IMAXとして撮影して無かったモノを無理矢理IMAX上映した様で、VHS時代の作品をリアルな4K作品として+α料金を取ってるのがなぁ。最初に見たIMAXがジュラシック・ワールドIMAX3Dだったので、没入感の落差が・・・・音響は良かったけども。チネチッタのLIVE ZOUNDなら通常料金で済んだなぁ・・・・・とか思ってしまう。