「戦後復興間もない日本が、どうゴジラを倒すのか」ゴジラ-1.0 焼肉定食さんの映画レビュー(感想・評価)
戦後復興間もない日本が、どうゴジラを倒すのか
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公開日に映画館で鑑賞。前作「シン・ゴジラ」から7年。ゴジラ生誕70周年の作品とのこと。
あらすじは、太平洋戦争末期、特攻兵である主人公敷島浩一(神木隆之介)は不時着した島で謎の生物の襲撃を受け島の守備隊が全滅してしまう。戦争が終わり焼け野原となった東京に帰還した敷島は、ひょんなことから同居するようになった大石典子(浜辺美波)とその連れ子とともに、一から生活を立て直そうとしていた・・・・。そんな中、東京にゴジラが襲来し―――。ってのがざっくりとしたストーリー。
予告PVなどから「戦後復興間もない日本にゴジラが襲来」っていうのは知っていたので、レビューのタイトル通り、「そんな状態でどうやってゴジラと戦うのか」っていう疑問を胸に鑑賞。
ゴジラの作品は私の中では大きく2つのパターンがあって、モスラやキングギドラなどの怪獣や、スーパーXやメカゴジラといった超兵器が出て来てゴジラと戦う、所謂「怪獣映画」のパターンと、「シン・ゴジラ」のような怪獣や超兵器が出てこない、ヒューマンドラマみたいなのが入っている作品のパターン。本作は後者のパターン。怪獣同士のバトルを見たい方は本作はそっちの方じゃないのであしからず。
本作のストーリーは分かりやすいのだが、「特攻」や「PTSD(作中ではこう表現されていないが)」など、考えさせられる部分は多く、シン・ゴジラとはまた一味違った「ゴジラ」作品だと感じた。
個人的おススメポイントは、雪風や響といった、太平洋戦争で生き残った艦艇や実戦投入されず終戦を迎えた震電が活躍するところ。各艦艇の背景などを知っていたら、なお感情移入できるかと思う。少なくとも私には刺さりました。
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