「ゴジラはなんで銀座を破壊したあと海へ戻った?w」ゴジラ-1.0 しゆさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴジラはなんで銀座を破壊したあと海へ戻った?w
ツッコミどころ満載です。
①踏み潰されてる人たち
→普通は足音でもっと早く気づいて逃げられるのでは?w特に2回目の上陸なんてw
②小舟たちの合流!
→タイミング良すぎない?wそのあとの連結もそれを悠長にゴジラくんは待っててくれたの?w
③最後の特攻…
→というか飛行機たった1機!?w
そしてその1機に都合よく誘導されるゴジラくんww
特攻した飛行機爆発してなくない?w爆弾搭載してる説明シーンあって…
この最後の特攻シーンはとくに納得がいかない。ストーリー的には、特攻から逃げた主人公が最後の最後にその精算をする流れ、インディペンデンスデイのパクリならそれはそれとして、同じように沢山の飛行機出して、最後に主人公だけゴジラの砲撃に合わせて1機特攻する。このほうが良くなかったか?安全装置が実は脱出ボタンだった、とかのほうが面白いというか納得できた…
そもそも主人公の無駄な心情描写省いてほしかった。もし大きくストーリー構成を変えるなら、大戸島のシーンで主人公はゴジラを撃ち、ゴジラの怒りを買って殺される。だがゴジラ細胞に感染して生きかえる。そうして本土に戻るもゴジラもデカくなって上陸してくる。こんな感じにして、もっと焦点を絞り、ストーリー展開もテンポよく、何よりもっとたくさんゴジラをだしてほしかった。
最初のスモール版ゴジラがとてもよかった。おぉ!ってなったし、ジュラシックパークのような展開を想像、期待したわけだ。だがその期待も束の間、ちゃっちゃっと整備士達は殺されてしまう。あのシーンもハッキリ言って意味不明、「逃げるぞ」って言っておいて、結局ライフル撃ちまくってあっけなく虐殺されるw
もっと大戸島を舞台にあのスモール版ゴジラ対主人公&整備士たちの鬼ごっこ的な立ち回りがあって、だんだんと整備士達が喰われ、なんだかんだで飛行機の機銃で撃つ流れが良かった。そしてすぐ、本土へ上陸とつなげる。間のストーリーもほぼいらない。米軍がどうとか、戦後の展開が正直間延び感があって退屈だった。吉岡秀隆はゴジラ学者ポジにしてサクッとゴジラの深掘り、佐々木蔵之介は元上官とかで良い。繰り返すが、もっとゴジラと主人公まわりに焦点を絞ってほしかった。
それこそ災害なわけだから、大戸島から本土に来る間にデカくなって、突然上陸すれば人々が逃げ遅れるのも納得できる。結局最後の作戦も特攻で撃破という結果になるならいらないわけだし。戦後直後なら零戦とか戦艦も残ってて、インディペンデンスデイの展開になっても納得できる。主人公とヒロインは本土で出会ってアキコはその途中で拾うくらいにすればいい。
庵野ゴジラと比較されるのは仕方ない。だがおそらくシンゴジラの影響でゴジラとの邂逅と2度の上陸という展開がまったく同じ。だが、シンゴジラはきちんと1度目上陸のあと海へ戻ったのも設定をしっかり作り込まれてあって、きちんと納得のいくもの。だが山崎ゴジラは?もうデカくなってるし、そもそも縄張りがなんだの設定からいえば、じゃあなんでまた海へ戻ったの??wとやはりツッコミたくなった…海が主な住処とか言いそうだけど、飛行機1機に誘導されるくらい単純なんだから、もっと破壊行動するでしょってw
映像や音楽、迫力があってもちろん映画としては良かった。だが無駄に家族とか戦後日本というテーマを詰め込み前面へ出した結果、間延び感とツッコミどころ満載の展開になっていて正直ストーリーが納得できなかった…