レッドシューズのレビュー・感想・評価
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惜しい点も若干あるが、朝比奈彩の熱演が光る
朝比奈彩という女優をドラマ版「チア☆ダン」で初めて認識し(チアのパフォーマンスも良かった)、その後バラエティ番組で高校まで陸上部だったと知り、その身体能力を活かした映画主演作が決まるといいなと思っていたが、ボクサーとは意外。そのスタイルの良さから、ダンサー役とか、スポーツでももっと華のある競技を予想していたが、顔と体を殴り合う、どちらかと言えばワイルドで泥臭いイメージの格闘技で奮闘する役に起用されたことに意表を突かれた。
ボクシングの演技は相当にトレーニングを積んだことがうかがわれ、試合場面などでは撮影の工夫も相まって臨場感があり、迫力もなかなか。「ケイコ 目を澄ませて」の岸井ゆきのもそうだったが、女優たちがハードな格闘技の演技に真摯に取り組む姿勢には心から敬意を表する。
全編北九州ロケとのことで、有名な若戸大橋など港湾風景をバックにしたシーンが印象的だが、深刻な言葉が交わされているのに背景に気を取られてしまう難点も。
脚本もところどころ気になる点が。たとえば老人介護施設で起きた騒動は、トラブルが発生した直後、観月ありさらが演じる職員たちがどう対処するのかがおそらく見所になったはずなのに、そこを省略していきなり結論めいた場面に飛んでしまうのはもったいない。描く部分と省略する部分のバランスが悪いのか、本編121分がやや長く感じられた。
脚本、演技、演出いずれも惜しい点はいくつかあるが、映画初主演を果たした朝比奈彩のさらなる飛躍を大いに期待したい。
ボクシングシーンは迫力あり
朝比奈彩さん演じるシングルマザーの奮闘記といった内容で、次から次に降りかかる災難は展開的にややベタな感じで、これでもか、と言うぐらい不幸やトラブルが続きます。
主人公はそんな境遇に自暴自棄になったり泣き言を吐いたりするものの、愛する娘の為に立ち直り、世界タイトルのかかった試合に臨む、というストーリー。
昔観たハリウッド映画「チャンプ」の女性版という感じです。
主人公は思い込みが強く、後先考えずに行動するところがあり、やや情緒不安定気味なので、観る人によってはイライラさせられるかも。そんな主人公の感情を、朝比奈彩さんが目つきで演じ分けていて、さすがに表情豊か。これは共演の市原隼人さんにも言えることで、各シークエンスごとの主役の二人の表情が実に良い。
朝比奈彩さんはなかなかの熱演で、ボクシングのシーンは相当特訓したのでしょう、迫力もあって見応えは充分です。ただ、クライマックスの試合シーンは少し尺が足りないうらみがあります。死力を尽くしての闘いなので、もう少しじっくり見せて欲しかった。
ストーリー的にやや詰め込みすぎた感があるので、試合シーンや義母との葛藤(特にその原因)辺りはもう少し描いて欲しかったですね。
あと、ロケ地として北九州市の風景が出てきますが、いかにも観光地っぽい場所が出てくる訳でもなく、それでいて物語を盛り上げています。中でも港や波止場が、海のきらめきや逆光とともに印象に残ります。北九州市=工業都市のイメージしか無い私には特に印象的でした。
女性ボクサーの物語、と言うことで「ケイコ、目を澄ませて」と比べる方も多いですが、内容もテーマも全く違うので、比較する必要は無いと思います。
ブルーシューズ
ギリギリまで見るかどうか迷ったものの、地元・福岡で撮影されているし、市原隼人も出演しているし、やっぱり見よう!と覚悟を決めて鑑賞したのですが、駄作も駄作でした...笑 なんなんでしょう、この映画は。誰に向けた、何?共感度ゼロでイライラするばかりです。
主人公は、ボクシングを熱く燃えたぎる闘志で続け...ではなく、お金がなく、仕事も転々とし、子どもにご飯も食べさせられず、ボクシングも上手くいかずな、人生どん底シングルマザー。廃棄処分をパクったり、馬鹿げたことで辞めさせられ、その癖して自分は母親だという自信だけは妙にあるバカ野郎。熱い心を持ったレッドシューズではなく、完全に気持ちがブルーな、ブルーシューズ。何も共感できず、腹が立って仕方ありません。人生甘くねぇぞ。娘が居るなら、もっとちゃんとしろや!!
主人公以外の登場人物に対しても、全くもって共感ができません。みんな怒ってばっかり。そして、感情がす〜ぐ変わる。主人公の都合のいいようにコロコロと。作られた物語感が強すぎて、エンタテインメント性もリアリティもこれっぽっちも感じられない。市原隼人はいい演技してましたけど、松下由樹がわざとらしくて笑えてしまう...笑
理由付けもまるでなっていないし、それならボクシングはしない方がいいんじゃね?と思ってしまう始末。別に、彼女がいいと思うならわざわざ止める必要なかったでしょ。どのシーンも浅くてしょうもなく、雑で見てられない。監督は何のためにこの映画を撮ったのでしょうか。何も目新しさはありませんし、なんなら王道ボクシング映画にもなり得ていませんけど。
ただ、ラストのボクシングシーンは流石に良かった。手に汗握ったし、興奮したし、何だかんだで主人公を応援することができた。でも、終わってからが泣け!泣け!って感じがして冷めてしまったが笑 しかも、なんであのタイミングで終わるんだよ笑 予算オーバーかな?
もう、とにかく見て後悔しました。
今年ワースト暫定1位。面白くないにも程があります。でも、市原隼人は大好き。今後もこういう役で映画に出演して欲しいな。
ボクシング映画はそれだけで
「関係ない!ほっといてよ」周りに限りなく迷惑をかけ続ける主人公。
俳優さんたちは光るけど、ストーリーに入り込めない。
それでも、逆光でシャドウボクシングするシーンや、いかにもっていう憎たらしい対戦相手や…
『あぁ、(自分は)ボクシング映画が好きなんだなー』と実感させてもらった。
市原隼人さんはビカイチ。
あと、ほぼ地元の関門海峡や旦過市場(火事になる前)や、若戸大橋が舞台だった。せっかくのボクシング映画なのに地方のお祭りで終わってる感があるのは(監督さんや脚本家さん)惜しいし残念。
シングルマザーの厳しさに
虐待・放置でニュースになる毒親がいる一方、ほとんどのシングルマザーは必死に子どもを守っている 子どもを見守りたくとも、生活を維持するためには働かなくてはならず、母親を支える者がいなくては母子ともに倒れてしまう現実 本作はボクシングを生活の糧にすべく相当厳しい生活を母親は選んでいるが、多くの懸命に生きるシングルマザーの置かれている状況がうかがえる
保育所や小学校など他の子どもと接するようになると、自分の家の経済状態、暮らしぶりもきっと子どももわかってくるだろう それでも母親に遠慮して、言いたいことを我慢する子どもは決して少なくないと思う 母親との暮らしを守るために、母親を困らせたくないという子どもの思いは、決して脚色ではない こんな子どもが出てくるだけで胸が苦しくなるが、ボクシングでなくとも子どもを守る母親の愛情は揺るがない、と信じたくなりました 他の方もかかれていましたが、エンドロールに松浦さんの名前、俳優よりもボクシングの監修で有名になられましたよね
監督は「カノン」でも佐々木希さんを起用されていましたが、おとなしく控えめな前作に比べ、主人公を支える力強さを感じました まわりはいい役者を揃え、見ごたえがありました
(3月2日 イオンシネマ和歌山にて鑑賞)
ボクシングする意味あるのだろうか
シングルマザーで女子ボクサーの真名美は、経済状況が悪く、いらん事して失業し、老人介護施設での事故で、娘の養育を亡き夫の母に任せる事になり、愛する娘を取り戻すため、ボクシングの世界チャンピオンになろうとする話。
事実に基づく話らしいが、女子ボクサーの世界ってしずちゃんもやってたが、浅い世界なんだろうと思う。
朝比奈彩は悪くなかったが、特に共感するほどでもなく、なんだかなぁ、って感想。
ボクシングする意味があるのか、よくわからなかった。
主人公をどんどん嫌いになっていく
2023年劇場鑑賞46本目。
ボクシング映画にはずれなしと思っていたのですがこれはさすがに無理だ。
シングルマザーボクサー(紹介される時必ず名前の前につけられる。失礼じゃない?)が主人公。まぁこの主人公、とにかく周りの人の忠告を聞きません。試合のセコンドや弁護士、医者。特に弁護士の制止はことごとく無視してどんどん自分で自分の首をしめていきます。そもそも亡くなった夫の母親と経済的不安を理由に親権を争っているのですが、同居すれば済む話なんですよ。それをしない理由は一切描かれません。
体つきや動きもなんかボクサーにしては華奢な感じがします。女性なのでそんなもんなのかな、というのは「ケイコ 目を澄ませて」を観る前なら誤魔化せたんでしょうけど・・・。ボクシング映画ってクリーンヒットすると観ているとこちらも「ウッ」となるのですが、この映画は一切感じませんでした。
一番気に入らなかったのは中盤就職する介護の仕事で、ある利用者とのトラブルが理由であることになってしまいます。福祉の現場で働いているものからして、明らかに相手に非があるのに、一方的に責任を取らされているのを見させられると非常に不快で、こんなのでこういうことになるならみんなこうなっちゃうよ、と思いました。
会長それはSハラじゃ?
夫を亡くしバイトをしながらプロボクシングをするシンマの話。
生活に困窮し、娘を義母に渡さなくてはという状況下話しは始まって、ボクシングもピリッとせず、バイトも余計なことしてクビになり、新しい職場も…ってそんなんでお泊まりになるかよ!なとりあえず主人公を落とすための超ご都合主義が続くけれど、酷く描き過ぎているせいで、そもそもが自分が中心で全てにおいて人の話しは聞かず、状況がみえていないテキトー人間になっちゃってません?
そして中盤の新聞に記された戦績でびっくり、ボクシングなめちゃったってことなのか?
とりあえず、ボクシングに集中します!はわかったけれど、収入は???
そして女子プロボクシングは全く詳しくないけれど、そんなに世界は近いんですかね…(´・ω・`)
それでも試合のシーンは熱くもなったけれど、えっ!?終わり!?
これで終われるのならば、そこまで堕とした設定にせず、どうしてもチャンプになりたいから集中する為にぐらいの方がまだ良かったと思うのだけど。
やり過ぎちゃって安っぽくなってしまった感じ。
期待したんだけどなぁ……………。
観客に向かって泣け泣けと叫ぶ監督の姿が見えてしまう
恵まれない環境下でもがくヒロインがそこから抜け出そうとする姿を描いた作品です。
ヒロインが経済的にどん底に叩き落される姿を見るのはシンドイけど、物語を進めるにあたっては仕方がないかもしれない。でも、親友が法律に詳しい人でしょ。支援する制度使わないのはおかしいね。
困窮する姿を映したいんでしょうけど、なんだかなあ
あと、ご都合主義がいろいろ目立つよ
幼女が一人で2回も会場に行けたり、義母が急に理解ある人になったり・・・・
○○堕ちから間一髪助け出されたり・・・
ブランクある人があっさり世界タイトル戦に挑戦できたり。そんなに選手層が薄いんですか・・・
失礼ながら、観客に向かって泣け泣けと叫ぶ監督の姿が浮かんで見えてしまう。
ヒロイン役の方が頑張っているのはわかるのですが。
満艦飾
面白かった。松下由樹、観月ありさ、絡みはないけどナースのお仕事、懐かしい。せんだみつお氏の警備を学生時代にやったことがあり、お元気な姿を見られて良かった。そして、佐々木希さん華があります。さらにエンドロールで流れるのが岡本真夜という、まさに満艦飾。ある世代にとってはですが。主演の朝比奈彩さん
憂いがあり孤高な感じでてます。筋肉やボクシングのシーンの違和感を言う方もいると思いますが、それを払拭するオーラがあります。市原隼人氏もいい味でています。ただラストはあの終わり方でいいのでしょうが、個人的には後日談が(ハッピーエンドの)観たかった。あと5分長くてもいいからそこが観たい。
名作チャンプを彷彿とさせる感あり
北九州の風景もいい。
子供への愛&ボクシング
お子様の愛は心に沁みますなーギリ泣かなかったけども。なぜか子供が1人で母親のところに来れてしまうのがどうにも気持ち悪くてそこだけ冷めてしまうからなんとかして欲しかったけど、苦しみながら頑張る母は素敵でした。
ボクシングやったことない人がこの映画演じるのはほんと大変でしょうね。朝比奈彩相当頑張ったと思います。市原隼人のセコンドもうまかったな、あれもあれですごい。そしていつ見ても佐々木希は美しい。ナースのお仕事な2人に絡んでほしかった(全然関係ない役だから無理か、笑)
舞台挨拶つきでした。朝比奈彩スタイルよくて綺麗ーデコルテが美でした。市原隼人はそのまんまでしたねークールな感じ。熱い思いが伝わってきてよかったですね。
細かい所は目をつむりましょ
評価が良いので期待して見ました
ストーリーはやや良いと思いますが
それに、まつわる細かい話の出来が
どうなのでしょうか?荒っぽくて
突っ込み所がもの凄く満載です。
やはりスポーツモノは元経験者を
使わないと表現は無理なのでは?
顔も綺麗だし筋肉も無くては・・
あれでタイトル戦は無いでしょう
ただ市原隼人含め脇役は良いと思い
ました。久々のせんだみつおも
久々のスマッシュヒット↓な映画です
日本はいつからこんなに貧乏な国になってしまったのだろう、と悲観する...
日本はいつからこんなに貧乏な国になってしまったのだろう、と悲観する程ひとり親世帯の生活の苦しさは社会問題となっています。この作品の主人公も両親を亡くし、夫にも先立たれたシングルマザーです。チャンピオンになったら娘を取り戻せると無謀な挑戦を続ける主人公、それを支えようとするセコンド。
この作品はボクシングをモチーフにした母と娘の話です。その手をけして放すまいと必死になる母の愛の話です。ラストの終わり方もとても良いと思いました。
登場人物の誰にも共感も同情もできない
子供を養育することができないのに、それでも一緒にいようとするのは、いくら子供が可愛いとは言っても、親として無責任なのではないか?
孫に何不自由のない環境を与えてやりたいという思いは理解できるものの、一緒にいたいと願う孫を母親から引き離し、会わせようともしないのは、祖母として、あまりにも無慈悲なのではないか?
主人公が、パワハラ店長のためにバイト先をクビになったり、介護施設のセクハラ老人のために警察に連行されたりするという展開もわざとらしく、そうまでして主人公をどん底に突き落としたいのかと呆れてしまう。そもそも、友人の弁護士は、いったい何をしているのだろうか?
右手が骨折していながら、その傷も癒えないうちに世界タイトル戦に挑もうとする主人公の無鉄砲さも相当なものだが、そのことに気付きながらも、「一緒に勝つ方法を考えよう」と、主人公を煽るトレーナーもいかがなものか?本来であれば、選手生命を考えて、試合を取り止めるか、少なくとも延期するのが、トレーナーとしての使命なのではないか?それとも、単に世界チャンピオンをなめているだけなのか?
と、登場人物の誰にも共感を覚えることも、同情を感じることもできず、現実味も説得力もない話に置いてきぼりを食う。
肝心のボクシングのシーンも、迫力のある「絵作り」には成功しているものの、相当打ち合っているはずなのに、やたらとキレイな顔面には興醒めしてしまう。
タイトルの赤いシューズが、物語に全然活かされていないのも、まったくもって物足りない。
いいですよ
『いいですよ』個人的にこの一言のセリフがツボ。
昨年の某日本映画でもヒロインに同じセリフがあって印象的だったなと。
地元のシネコンのHPで並び順トップにあったから観てみました。
予告編も観てないまっさらな状態で作品を観る機会って最近なかなか無いので
心構えがなかったせいか、マスクびっちょりになるくらい泣いてしまいました(50歳目前男)。
ハングリー精神に終始、涙が止まらない
シングルマザーの真名美(朝比奈彩)がボクシングを主体にして、娘との絆を描いた物語。
序盤から涙する展開で、圧倒的な熱量を感じました。
朝比奈彩さんのスタイルが良くて、感情移入しやすかったです。
最初から最後まで涙が流れて、こんなに泣ける映画は初めてかもしれません。ずっと涙を流しっぱなしでした。
映画の最後の言葉が最高に温かいです。
個人的には、ケイコやロッキーを超えたかもと思った程でした。
ボクシングうまいねぇ 頑張れ❗️の 負け組応援作。
基本ボクシングの作品。
朝比奈彩、市原隼人が好演。
シングルマザー、収入僅か の苦しみ。
そうだよ、今の時代、負け組に入ってしまうと
負の連鎖 でなかなか 浮上できない。まぁ大別すればワシも、負け組と言える。【好感度アップ作戦】
コンビニ廃棄食品は勿体無いよなぁ・・共感。
しかし金持ちの義母【昔ブイブイ言わせてたトレンディー松下由樹】
しっかし、孫を取り上げるのでは無く、援護するのが当然だと思うが
チトストーリーとして不自然。
あっ金持ち=いい家に住んでるとこから推測
主人公の女性ボクサーシングルマザー
【頑張れぇ❗️頑張れぇ❗️】作品。共感
ただしワシの独断と偏見の自説
なのだが、男子ボクサーはヘビー級除き、例外なく細マッチョで
上腕二頭筋、力こぶが例外なく尋常じゃない「ハリ」がある
その点は映像的に不足だが、ボクシングの🥊アクション的には、合格点と思う。
子供にとってお母さんは一番大事。頑張れお母さん。
オール北九州市ロケーション
せんだみつお さんお久しぶり。
ただ間の状況で、杖が咄嗟に当たったしまった
のは 緊急避難、ないし、過失 だから 警察連行は無いと思う。
女性ボクシングのしなやかさ、激しさ、シングルマザーの奮闘を感じる作品。
朝イチではみない方が良い。目をパッチリ【死語!】明けて無いとこの作品の良さが半減。そういう作品。
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