レッドシューズのレビュー・感想・評価
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【"再び愛娘と暮らす!"前半は不幸過ぎるシングルマザープロボクサーの姿がキツイが、後半のチャンピオンを目指す試合のシーンは染みた作品。】
- 主演した美しき、朝比奈彩さんの頑張りには、素直に敬服する。だって、ボクサーを演じるのは、生半可な根性では無理であるから。(以前、ボクシングジムに体験入学し、余りの過酷さに驚いたからである。)-
◆感想
・前半は真名美の周囲のパワハラ店長や、高齢者介護施設のセクハラ親父の姿に苛々しながら鑑賞。
- で、真名美はクビになったり、警察に勾留されたり。設定がオカシイだろう!-
・真名美は幼い頃、期待のボクサーの父親と母親を事故で失くし、夫も癌で失くす。
- 不幸過ぎるだろう!-
・彼女の生き甲斐は娘のみ。だが、親権を義理の母親に奪われ、娘を取り戻す為にチャンピオンに成るべくリングに立つが・・
- 彼女のトレーナーであり、ジム経営者を演じた市原隼人の確かな演技が、作品を支えている。流石である。-
<ラストのボクシングシーンは、矢張、力が入る。ボクシング映画の魅力を再認識する。そして、リングに沈んだ真名美に駆け寄り"もういいよ!と涙ながらに叫ぶ娘。
その姿を見て静かに頷き、立ち去る義理の母親。
彼女は試合には負けても、人生の勝者となったのである。>
日本はいつからこんなに貧乏な国になってしまったのだろう、と悲観する...
日本はいつからこんなに貧乏な国になってしまったのだろう、と悲観する程ひとり親世帯の生活の苦しさは社会問題となっています。この作品の主人公も両親を亡くし、夫にも先立たれたシングルマザーです。チャンピオンになったら娘を取り戻せると無謀な挑戦を続ける主人公、それを支えようとするセコンド。
この作品はボクシングをモチーフにした母と娘の話です。その手をけして放すまいと必死になる母の愛の話です。ラストの終わり方もとても良いと思いました。
登場人物の誰にも共感も同情もできない
子供を養育することができないのに、それでも一緒にいようとするのは、いくら子供が可愛いとは言っても、親として無責任なのではないか?
孫に何不自由のない環境を与えてやりたいという思いは理解できるものの、一緒にいたいと願う孫を母親から引き離し、会わせようともしないのは、祖母として、あまりにも無慈悲なのではないか?
主人公が、パワハラ店長のためにバイト先をクビになったり、介護施設のセクハラ老人のために警察に連行されたりするという展開もわざとらしく、そうまでして主人公をどん底に突き落としたいのかと呆れてしまう。そもそも、友人の弁護士は、いったい何をしているのだろうか?
右手が骨折していながら、その傷も癒えないうちに世界タイトル戦に挑もうとする主人公の無鉄砲さも相当なものだが、そのことに気付きながらも、「一緒に勝つ方法を考えよう」と、主人公を煽るトレーナーもいかがなものか?本来であれば、選手生命を考えて、試合を取り止めるか、少なくとも延期するのが、トレーナーとしての使命なのではないか?それとも、単に世界チャンピオンをなめているだけなのか?
と、登場人物の誰にも共感を覚えることも、同情を感じることもできず、現実味も説得力もない話に置いてきぼりを食う。
肝心のボクシングのシーンも、迫力のある「絵作り」には成功しているものの、相当打ち合っているはずなのに、やたらとキレイな顔面には興醒めしてしまう。
タイトルの赤いシューズが、物語に全然活かされていないのも、まったくもって物足りない。
どの観点で見るかによって評価は割れるかな…(評価でネタバレを含みうるので注意)
今年61本目(合計713本目/今月(2023年2月度)27本目)。
ときどき放映される、ボクシングをテーマにした映画です。
もっともボクシング「だけ」をテーマにした映画というのは少なく、その背景にあるものをセットに描くことが多いですが、こちらは「親権の在り方」や「シングルマザーゆえの経済的弱者の救済の在り方」などが背景として見られます。
もっぱらボクシング映画と見る向きもあると思いますが、個人的には背景にあるもの、つまり、この映画では親権の論点やシングルマザーの論点、あるいは、映画内でも示されている「お金さえ払えば何でもできるんだ」というような人に対するメッセージ(例の介護施設の話のところ)等も論点に入っているのだろうと思います。
どうしても法律系資格の資格持ちなので気になる点はいくつかあります。
評価は以下の通りで、4.4を4.5まで切り上げています。
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(減点0.2/介護施設での一幕の部分)
・ あの描写のレベルでは、民法上も刑法上も正当防衛が成立しますから、あのような展開にはなりません(むしろ、暴力を振るわれたとして訴えることすら可能。もっとも、老人を被告に民事訴訟を起こしたところで「まともに」裁判が進むかも微妙ですが…)。
したがってそのあとの展開もそれにつられて変になっていますが、この部分はそうしないと映画のストーリーが成立しないのでやむを得ないというところです。
(減点0.1/弁当屋?惣菜屋?のトラブル)
・ 即時解雇は非常に重い処分になるので、相手方に告知弁解の機会が必要というのが一般的な考え方です(これを欠くと、解雇そのものが無効と判断されてしまいます)。映画内の描写は適切ではないように思えます(ただこれもストーリーの展開…)。
(減点0.3/親権のお話)
・ これは「監護者指定審判事件」と呼ばれるものですが、この決定に対しては即時抗告が可能です(家事事件手続法)。
映画の描写を見ていると弁護士の方が写っていることはわかりますが、即時抗告をしたような雰囲気は見当たらず…。
なお、審判ですから(裁判ではない)、憲法が定める「公開裁判の原則」は適用「されず」、非公開になります(このように親権を争ったり、離婚の有効無効を争うようなプライバシーが強いものは非公開が原則で、当事者以外誰も入れません)。
いいですよ
『いいですよ』個人的にこの一言のセリフがツボ。
昨年の某日本映画でもヒロインに同じセリフがあって印象的だったなと。
地元のシネコンのHPで並び順トップにあったから観てみました。
予告編も観てないまっさらな状態で作品を観る機会って最近なかなか無いので
心構えがなかったせいか、マスクびっちょりになるくらい泣いてしまいました(50歳目前男)。
ハングリー精神に終始、涙が止まらない
シングルマザーの真名美(朝比奈彩)がボクシングを主体にして、娘との絆を描いた物語。
序盤から涙する展開で、圧倒的な熱量を感じました。
朝比奈彩さんのスタイルが良くて、感情移入しやすかったです。
最初から最後まで涙が流れて、こんなに泣ける映画は初めてかもしれません。ずっと涙を流しっぱなしでした。
映画の最後の言葉が最高に温かいです。
個人的には、ケイコやロッキーを超えたかもと思った程でした。
ボクシングうまいねぇ 頑張れ❗️の 負け組応援作。
基本ボクシングの作品。
朝比奈彩、市原隼人が好演。
シングルマザー、収入僅か の苦しみ。
そうだよ、今の時代、負け組に入ってしまうと
負の連鎖 でなかなか 浮上できない。まぁ大別すればワシも、負け組と言える。【好感度アップ作戦】
コンビニ廃棄食品は勿体無いよなぁ・・共感。
しかし金持ちの義母【昔ブイブイ言わせてたトレンディー松下由樹】
しっかし、孫を取り上げるのでは無く、援護するのが当然だと思うが
チトストーリーとして不自然。
あっ金持ち=いい家に住んでるとこから推測
主人公の女性ボクサーシングルマザー
【頑張れぇ❗️頑張れぇ❗️】作品。共感
ただしワシの独断と偏見の自説
なのだが、男子ボクサーはヘビー級除き、例外なく細マッチョで
上腕二頭筋、力こぶが例外なく尋常じゃない「ハリ」がある
その点は映像的に不足だが、ボクシングの🥊アクション的には、合格点と思う。
子供にとってお母さんは一番大事。頑張れお母さん。
オール北九州市ロケーション
せんだみつお さんお久しぶり。
ただ間の状況で、杖が咄嗟に当たったしまった
のは 緊急避難、ないし、過失 だから 警察連行は無いと思う。
女性ボクシングのしなやかさ、激しさ、シングルマザーの奮闘を感じる作品。
朝イチではみない方が良い。目をパッチリ【死語!】明けて無いとこの作品の良さが半減。そういう作品。
2022年最後の劇場鑑賞作品
北九州ロケということで、
ワクワクしながらの鑑賞。
ただ、舞台挨拶のチケットは取れず…
シングルマザーの主人公が子供を
取り戻すためにファイトマネーや
パートをしながら頑張る映画。
ボクシング作品という肩書きだけど、
内容は親子愛が強烈に伝わる。
ポケットマネーからファイトマネーを知らず知らず貰ったり、廃棄弁当奪取を感ずかれて
新しい弁当を買ってもらったりと、周りに気を使われながら生活してるどん底から徐々に
這い上がる姿は応援したくなる。
脚本に詰め込み過ぎ感はあるものの、
自分にはボクシングしかない!って頑張る
姿は感涙…そして、監督の北九州愛!
照明などでの賑やかさやぼっち演出など、
うまくロケーションを生かしてたと思う。
お気に入りシーンは、タイトル戦で会場入りの前に、ポスターにある自分の姿と向き合うカット!あれ大好き!
さらには、エンドクレジットの「北九州市◯◯区のみなさん」でいい所をボランティア一人一人名前がブワァー!
監督も多分漏れてないと思いますって言ってたから、全員出たんでしょう!
ただ、あんなスポーツマンシップの無い
タイトルホルダーは嫌だなぁ…
どん底でも希望が詰まった映画
前半、ここまで底辺にいるのかと目を覆いたくなる。
見ていくとますますのどん底。
セクハラ、パワハラ、差別がてんこ盛り。
生い立ちも不幸で戦後の昭和を纏う内容。
でも後半はボクシングに前を向き、直面する暗闇を抜けていこうと踏ん張る姿は清々しい。
よくありそうなストーリーながら、気持ちが入っていくのはこの酷い状況の中に、あっ、全く同じとは言えないが、自分も近い状況を心の奥に感じるから。誰も悩みや問題は少なくてもある。どこか共通するものを感じられるのでは?
主演の朝比奈彩さんが体当たりで演じてるのもいい。美形なので脇の登場の佐々木希さんと一緒でも負けてないし😃
久々泣ける映画でした
こういう映画が観れるので映画鑑賞止められないのだと実感しました。雑賀監督最高!シングルマザーの母娘愛、師弟愛(市原隼人さん最高!)、孫を思う気持ち、友情、北九州の風景。女子ボクシング映画と言うとミリオンベイビーダラーのトラウマが払拭出来ないのですが、この映画は‥この作品が大ヒットするようだと邦画は安心ですが。最後に挨拶があり、朝比奈彩さん拝見しましたが、顔が小さいので、ビックリしました。何れにせよ公開されたら、また是非観に行きます!
にじみ出る愛に未来を感じる
「レッドシュ一ズ」は、シングルマザーの主人公と一人娘の現実と未来に思いを寄せたくなる映画。ボクシングのトレ一ニングシ一ン、ファイトシ一ンも美しい。北九州の街の味わい、孤独の中ににじみ出る愛。劇場を出て歩きながら、登場人物の未来の人生を思い描く映画体験は、実に心地よい。
?
監督が悪いのか?脚本が悪いのか?
話の設定は良いのにもったいない。
女子ボクシングで世界チャンピオンになっても他に仕事しないと生活出来ないよね。ファイトマネーで生活を立て直すのは無理でしょう。
最後はクビになった惣菜屋さんが弁当でサポートしたり、介護施設のせんだみつおさんが元社長の肩書きだったのでスポンサーになって支えるのかと思いきや、伏線でもなんでもなかった。
町の設定が北九州市ではないので良いが、北九州市の人はもっと温かいよ。
北九州市民として北九州市をきれいに撮ってくれてうれしいが素直に喜べない内容でした。
北九州から世界へ、、、感動の作品🥊
シングルマザーが子供を取り返すために必死に戦う姿、何度も何度も立ち上がる姿に涙が出てきます。また、子役も素晴らしく本当に感動の作品です。
主演の朝日奈さんがボクシング🥊も本格的に時間をかけて鍛錬しているので見応えも有ります。ボクシング経験者の市原隼人さんのトレーナー役も凄い❗️
この作品は、オール北九州ロケ作品🎥で北九州市全ての地域で撮影されており、文化遺産と
して残すべき所や、夜景、風景など素晴らしいです✨
広い世代、男女問わず、そして何より、北九州を離れて生活している方々には是非是非映画館で観て、感動し、北九州を思い出し、涙するに違い無いお勧めの作品だと思います。
涙我慢出来ない
歳のせい?かもしれませんが、主人公のもどかしさ、寄り添う身近な人達の想い、そして対峙する義母の意地、全てが正解です。最初から見てて最後のクライマックスまでたどり着くと勝ち負けはもう関係ない気持ちになりました。試合に負けても自分に勝って、勝ち取ったものは素晴らしいものですね。映画の後のストーリーは一回り逞しくなった主人公が見えました。
ストーリーも風景も素晴らしかった!
単に女子ボクシングと言って欲しくないほど、ヒロインのボクシングは女優の域を超えている。
しかも、脇役に市原隼人、佐々木希、松下由樹、観月ありさなど主役級の贅沢な役者さん、
ストーリーは胸を打つ、衝撃的なラスト、
正直あまり期待していなかったが、良い意味で裏切られた。
子役の女の子がこれまた凄い❗
一緒に行った友人も、もう一度見たいと言っていた。
家族の為には強くなれる!前に進める!
シングルマザーの真名美と義母、お互いに家族を思うがゆえ、強い気持ちを持つ!それぞれの思いを感じるシーンは、思わず涙がでました。
ボクシングのシーンは、すごい迫力!
事前に練習して臨んだだけあって、ドキドキしました。トレーナーもド迫力!
全42件中、21~40件目を表示