劇場公開日 2023年12月15日

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ティルのレビュー・感想・評価

全81件中、41~60件目を表示

4.0【"僕は綺麗な白人女性に口笛を吹いただけなのに。”1955年の夏、アメリカ南部の黒人蔑視の風潮を理解していないシカゴから来た少年の身に起きた事。少年の母の毅然とした態度・行動が沁みる作品。】

2023年12月29日
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悲しい

怖い

知的

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NOBU

5.0自由と平等

2023年12月28日
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WELOVEMOVIES

4.0正義と自由とは…

2023年12月28日
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悲しい

難しい

1955年、黒人差別が特に酷いアメリカ南部地域にて、親戚宅に出かけた14歳の少年が理不尽に殺害されてしまい、苦難と逆境に立たされつつも闘う母親の物語。

14歳のティルは、南部地域での差別事情を解っておらず、白人女性に冷やかしの口笛を吹いてしまい…。

それにしても哀しい現実ですね。

只でさえ、一人息子が亡くなり哀しみの底にいるというのに…。
それでも、この現実を伝えるために立ち上がることを選んだ母親。にもかかわらず彼女に向けられる言葉や目線。絶望が二重にも三重にものしかかってくる展開は見ていて辛い。

被害者でありながら、正義を貫きに行くのにも危険がともなうなんて。おばあちゃんの気持ちもわかりますよね。

法定もまた…。思わずハァ?と声が出てしまいそうになるほど、加害者が守られる空気には怒りがこみ上げる。そしてこの猿芝居。あんたも人の親だろ…。

この時代程でないにせよ、未だに問題は残っているし、自由や正義を声高に叫ぶ国ならば、本当の正義を国全体で貫き通して欲しい、そう願わずにいられない作品だった。

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MAR

3.0Black Lives Matter

2023年12月28日
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観ている最中も、後味も悪い映画だったが、現在も、その事実からは目を背けられない。日本人だって、多かれ少なかれ、差別を受けている。いつになったら、差別の無い日がくるのだろう。

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hanataro2

4.0自分には少しドラマチック過ぎたかな

2023年12月28日
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1955年、シカゴに住む黒人の少年が親戚のいるミシシッピに滞在することに。白人の女性にかけた何気ない言葉が事件につながった。

南部では白人による黒人のリンチ、殺害がまかり通っていた時代。起訴されることはまれで、たとえ裁判にこじつけても陪審員は全て白人だった。

実在の事件「エメット・ティル殺害事件」の映画化とのこと。

この作品にあるような惨殺は日常茶飯事だったろうが、期せずしてアフリカ系アメリカ人の公民権運動と呼応し、運動を大きく前進させるきっかけとなった。

母親を演じたダニエル・デッドワイラーの熱演が光る。ただし自分の好みからすると全体的にドラマチック過ぎたかな。

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エロくそチキン2

4.0大好きでもあるけど大嫌いな1950年代。

2023年12月27日
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アメリカングラフィティなどで描かれた、華やかな1950年代アメリカが大好きで、白人文化に影響を受けてきたけど、大嫌いな面もあるのです。それは白人による黒人の人権分離が合法だった最悪の時代だから。1964年公民権法制定までの間、とてつもない迫害を受けてきた黒人たちのことは、グリーンブックなどさまざまな映画でも描かれてきました。

1955年、白人女性に口笛を吹いただけで拉致され、リンチ殺人をうけた黒人少年。エメット・ティル殺害事件が映画化されたと聞いて、かなり観るのに躊躇ったけど、うん観て良かったです。

無惨な息子の姿をあえて葬儀で公開することで、世間の注目を集める母親。公民権運動への強い原動力になりました。差別主義者の保安官に、全員白人陪審員だった絶望感など、理不尽のオンパレード。実話の強さを改めて感じます。

「天使にラブソングを」の名優ウーピー・ゴールドバーグが、企画プロデューサー兼、ヒロインの母親役です。すっかり太ってしまったけど、確かな演技はさすが。母親のメイミーを演じるダニエル・デッドワイラーの熱演は、数々の映画賞で主演女優賞を受賞。しかし2022年のオスカーはノミネートすら無しで残念。

保守とリベラルの政権が交差するアメリカでは、未だに警察官のリンチ事件などが後をたたない。そんな中、昨年やっと白人から黒人へのリンチを厳罰にする「エメット・ティル・リンチ防止法」が成立したらしい。少年が亡くなってから実に67年後なんて、僕たちには理解できるわけもない根深さを感じます。この作品は、観ておかなければいけない一本だと思います🤔

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Cディレクターシネオの最新映画レビュー

4.5愛情と憎悪

2023年12月26日
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sankou

3.0レンタルで…

2023年12月25日
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悪くはないが良くもない。
インパクトが弱かった。
あの時代の黒人差別はもっと酷かったのではないかと想像していただけに、自分にはしっくりと来なかった。

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ゆうすけ

4.0全てにおいて憧れられる国に!

2023年12月25日
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悲しい

怖い

難しい

この様な差別、迫害的な実話作品は残念ながら多々ありますがこの事件から70年…
なのに今でも解消されない現状…

スポーツやエンタメの世界に憧れアメリカへ!
世界へ!と夢を抱く若人達にこそアメリカの
未来の為に過去から蔓延る陰や悪を学ぶ重要さを伝えるべき作品だと思います

この先、哀しき現状が起こらない
本当の意味で世界中の人たちから憧れられる国になる事を願います

殺された息子の母親役ダニエル・デッドワイラー…彼女の怒りと哀しみ、気高く社会と闘う姿リアル過ぎる圧巻の演技に更に胸が痛くなりました…
加害者の妻役のヘイリー・ベネット
憎らしさが止まらないほど不快にさせてくれる
ベイビー・フェイスなシレッとした演技も中々の物でした

孫を南部に行かせてしまった事を後悔する
祖母を演じたウーピー・ゴールドバーグ
制作にも携わった彼女の強い想いと意義を
知る為にも、何かと忙しないこの時期にこそ
劇場で向き合って観ていただきたい貴重な作品です!

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ねもちゃん

3.5差別について

2023年12月25日
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主人公メイミーの装いが非常にセンスが良く上質で、空軍ってこの時代の黒人女性でもそんなに給料が高いのか?と気になった。
公民権運動の前の時代の実際の黒人差別事件を真正面から描いていて、日本に住む日本人にはそれ以上のものはあまり感じられないと思うのだが、差別については考えた。
今の日本に差別は少ないというのは表面的な見方で実際には差別と戦ったり苦しんだりしている人は多いのだと思うが、それでも昔よりは減ってきている。女性差別なんかは分かりやすく、昔はある程度は許容されていたことが、今は許されなくなっている。教育というのが如何に大事か、どうすれば上手く行くのか、と考えさせられた。

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ミーノ

4.5思ったことをつらつらと

2023年12月25日
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同じ黒人映画のグリーンブックが牧歌的に思えるぐらい当時の黒人差別の酷さ、命の軽さを見た。
事前学習ゼロで見に行ったらフィクションだった。。
「些細な理由で殺される」ことの理不尽さや抗うと全てを敵にまわすことになる
コミュニティで生きることの生きにくさ。
誰かを守るということは自分や自分の家族にも危害が及ぶ。
しかも危害を及ぼす相手が当事者ではなく社会の全てとなれば差別があることを
受け入れてそれでいていかに摩擦を起こさないように穏やかに暮らす(暮らそう)
って間違っている。
戦死するときはアメリカ国民なのにアメリカ国内じゃ黒人なんだよなっていうのは
やっぱり間違っている。

公判も公判内容以前に入廷するとこからすでに差別的であるけど
人は信じたいものを真実であると信じる
あるいは偽りであるとわかっていても信じている(誘導する)
いけしゃあしゃあとよくも嘘とつけるものだと。

50年代の内装や建物や車や服装など生活様式がクラシカルだけどかっこいい

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ニック

4.5論評など、できない。

2023年12月23日
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人間には皆、自己防衛本能の裏返しとして、他者への憎悪の種があるのだと、改めて思わされた。それをコントロールできる人とできない人がいる。もちろん自分にもその種はある。
どんなに文明が進化しても争いや戦争はなくなっていない。それでも1ミリずつ融和に向かってゆこうとするのが人の歴史なのでは。
2時間以上、一瞬、誰とも集中が解けない濃密な作品でした

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Penguin

4.0他の黒人差別や法廷問題についての作品との違い

2023年12月23日
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知的

 本作では、当時の南部の黒人たちが北部とは酷い待遇格差の下に置かれていたことを伝えてくれるものでもある。そうした黒人待遇の南北格差を描いた作品としては、『それでも夜は明ける』『グリーンブック』が思い浮かぶ。
 法廷を白人が圧倒的に支配している条件のなかで、弁護士が黒人の名誉のために奮闘した過程を描いた作品としては、『アラバマ物語』『黒い司法』がある。
 そのような小さな成功に留まらず、人種差別に基づくリンチを憎悪犯罪とするための連邦法が成立するまでに長い年月を要し、典型的な犠牲となった67年前の少年の名前を冠していることを記念して、その事件をわかり易く伝えてくれる作品だということはできるであろう。

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てつ

4.585点ぐらい。観るべき。

2023年12月22日
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事実に基づく映画です。

白人女性に口笛を吹いただけで、黒人少年の身に何が起きたのか…

この映画の基になった出来事を知らない方は、

そのまま、調べないまま、あらすじ読まずに観ても、いいかもですね…

見応えタップリ、引き込まれて観ました。

観やすかったです。

痛ましい話で不謹慎だけど、

舞台が1955年のアメリカ南部で、車、ファッション、街並み、など、超オシャレ。

アメリカの50年代てホントにイカしてる。

この50年代に、黒人のブルースと白人のカントリーが合わさって生まれたのがロックなのにね…

こんな事、赦される事じゃない。

観るべき。

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RAIN DOG

4.0過酷な時代背景

2023年12月21日
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悲しい

怖い

知的

事前にエメットティル事件の概要をwikiで見てから鑑賞。差別問題は今でも世界中で起こっているが当時のアメリカ南部における黒人差別は歴史的な背景も影響して過酷な状況であったと推測されます。日本でも古来から差別問題は存在しており、出自、外見、学歴、性的嗜好等々、多くの差別が今でも潜在的に存在していると思います。本作に関しては映画より事実の方が残酷であったようです。このような作品を通じて差別的な風潮の馬鹿らしさが無くなると良いですね。

食品雑貨店店主、ロイ・ブライアントの妻キャロライン・ブライアント(21歳)に口笛を吹いたと、ロイと兄弟J. W. ミランから因縁をつけられた。二人は、後日ティルの大叔父の家からティルを無理やり連れ出し、納屋に連れ込んでリンチを加え、目玉を一個えぐりだした。その後銃で頭を撃ち抜き、有刺鉄線で70-ポンド (32 kg)の回転式綿搾り機を首に縛りつけて重りにし、死体をタラハシー川に捨てた。ティルの死体は3日後に川から発見され、引き揚げられた。

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tomクルー

4.0母は強し

2023年12月21日
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悲しい結末が想像されるなかでの前半の展開は観ていて辛かったですね。
でも最後には、本当の強さは、腕の力でもなく筆の力でもなく、何かを変えようとする勇気なんだと気付かせてもらいました。

その後、事件発生時になすすべをなくしていた牧師を母親が責められる機会がもてていた場面があったのは、観ていて救いのように感じました。

アメリカだけでなく、いまだ悲しいニュースを聞くことがありますが、子どもに対して「小さくなってなさい」なんて教育しないといけない環境が変わるため、努力を続けないといけないということかと考えさせられました。

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Eiji

3.5キリング・オブ・ケネス・チェンバレンを思い出した

2023年12月21日
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレンを思い出した

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jung

5.0圧倒的な感動

2023年12月20日
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堅実な中に時折挟まれるドラマチックな映像と極めて重いストーリーを軽快に進める演出。
お母さんの圧倒的な演技力に圧倒的な感動です。

しかし、アメリカの黒人差別って未だに根深いんですね。

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越後屋

4.0事実より相当ソフトな映像表現。

2023年12月20日
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それでも胸が痛む。

50年以上前にディランのLPに入っていた実話。

残念ながら母親の全歯ホワイトニングが気になってイマイチ没入出来なかったな。

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すったもんだだよ

4.0母の深い深い愛

2023年12月20日
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かなり重い作品です
こういうテーマの作品を何作も観ていますが、今作も本当にひどい差別が描かれていました
14才というまだ中学生の男の子に
今はというか、日本では想像もできない事です
最初息子を心配するメイミーが過保護のようにも思いましたが、それくらい心配するのが当然のような社会だったのでしょう
平等な世界を実現させるために多くの方々の命懸けの努力の積み重ねで今のようになったのですが、そのための犠牲が大きすぎます
エンドクレジット前の説明でメイミーの努力が報われたようにも思えますが、あまりに時間が掛かりすぎた事や完璧ではない正義、それでも息子は帰ってこない事に虚しさも感じました
変わり果てた息子との対面、裁判での証言、ラストのスピーチ、涙がポロポロでした
その息子との対面のシーン、最初泣いていたメイミーが泣くのをやめて戦いを決意したのが伝わってきました
平等な社会のためにというよりは、息子への愛から始まったメイミーの戦い
だんだんと差別のない社会に進んでいっているアメリカだけど、過去の悲しすぎる出来事があっての今と思うと本当に悲しくなります
ストーリーとは全然関係ないけど、あの頃のワンピース、手袋、帽子、イヤリングのコーディネート、どれもステキでした

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小町