「自分には少しドラマチック過ぎたかな」ティル エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
自分には少しドラマチック過ぎたかな
1955年、シカゴに住む黒人の少年が親戚のいるミシシッピに滞在することに。白人の女性にかけた何気ない言葉が事件につながった。
南部では白人による黒人のリンチ、殺害がまかり通っていた時代。起訴されることはまれで、たとえ裁判にこじつけても陪審員は全て白人だった。
実在の事件「エメット・ティル殺害事件」の映画化とのこと。
この作品にあるような惨殺は日常茶飯事だったろうが、期せずしてアフリカ系アメリカ人の公民権運動と呼応し、運動を大きく前進させるきっかけとなった。
母親を演じたダニエル・デッドワイラーの熱演が光る。ただし自分の好みからすると全体的にドラマチック過ぎたかな。
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