離ればなれになってものレビュー・感想・評価
全42件中、41~42件目を表示
出会い、別れ、再会。
イタリア映画と言っても、こないイタリア語がハマってる映画は、無いんでは。 やはり、大きく考えるより、小さく考えて行動する方が無難やったんですね。
だから言ったでしょ❗️大きく見ようよ‼️
まず認識しておかなければいけないのは、この映画のあらすじ紹介は、多くの人をミスリードするのでは⁈というくらい、ジェンマにより過ぎだし、ジェンマの描かれ方を誤読しているように思えることです。 これから鑑賞する方はタイトルと紹介文は読まずに(ネタバレはありませんが、このレビューも読まずに)、なるべく真っさらな状態で、ご覧になってください。 たぶん、見て良かったと思える映画です。 40代以降の男性の方なら8割くらいの確率で、女性の方でもたぶん6割くらい?は… 男3人と女1人のやんちゃな思春期、社会への巣立ち、成功と挫折、野心と後悔、そして気が付いてみれば、承継と血統の物語。 ※ここで言う〝血統〟にはサラブレッドからイメージされるような選良とか差別化という意味合いは含みません。 劇中、友達の彼女を寝取った男が寝取られたほうに、「大きく考えよう!、なっ⁈大きく考えればいいんだ」みたいなことをいけしゃあしゃあと言うシーンがありましたが、この映画自体が4人の小さな世界の話として綴られながら、いつの間にか、ちょっとした年代記になっていて、見ているこちらまで同じ世界を同じ時間に生きているんだ、と巧みに同期させられていきます。 だから言ったでしょ❗️大きく見ようよ‼️ 家族関係のアレコレも、リアルではありますが、それぞれに分散して描かれるので、重暗くならずに見ることができます。 人に誇れるような特別な人生ではないけれど、 それぞれに特別な思いはあるけれど、 年越しの花火が平和で満たされた心で見られるのが毎年ではないけれど、 確実に次の世代に承継されていく思いがある。 年末にいい映画に出会えました。 ありがとうございます。
全42件中、41~42件目を表示