劇場公開日 2023年2月10日

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「警察が実車中のタクシーを捕まえるなんて許せない!」Sin Clock kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0警察が実車中のタクシーを捕まえるなんて許せない!

2023年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 あの停止線に関しては、パトカーも動いていたから普通なら捕まえない(取り締りしてたら話は別)。多分、「徐行してましたよ」と言ってしまったのが最悪の結果を生んだのだと思う。捕まらないためには「完全停止しましたよ」と言うべき。

 まぁ、そんなこんなでタクシー運転手あるあるの話もあるものの、納得いかなかったのは強奪してナンバーを気にするくらいなら行灯も取り替えてナンバーさえも変えてしまうほうが犯罪者らしくていい。無駄なタクシー交換だったように思えてしょうがない。しかも、空港で走り去ったタクシーのナンバーは「1305」と、サヴァン症候群じゃない(と思う)俺でも覚えてしまった。ちなみにナンバープレートは東神戸のひらがな「ん」・・・とにかく、雑な強奪計画には納得いかなかった。

 久しぶりの窪塚洋介主演映画らしいのですが、個人的には窪塚俊介のほうが演技力は上だと思っていました。ところがどっこい、なかなかいい演技の洋介くん。思わず弟の俊介くんだと勘違いしてしまいました。

 ストーリー的にはプロットそのものは面白かったけど、冒頭にヤクザとか出しているので、ヤクザもクビになってたんだと思い違いしてました。まぁ、行き着く先はタクシー運転手。以前いた会社でも元大工、元教師、元自衛官、その他もろもろの運転手が居ましたよ。社会の底辺みたいな捉え方をせずに、不景気・高失業率・就職難時代の受け皿としての職業と描かれていたらもっと良かったかも。

 それにしても誕生日が同じ3月3日というだけでシンクロニシティと言われたらたまったもんじゃない。その他、時計の合わせ方とか面白かったし、意外なことにアナログ時計(置き時計、腕時計)も全て3時33分を指し示していたことが興味深かった(よく見ないとわかんねぇ)。

kossy