「SHINJIDAI」クリード 過去の逆襲 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
SHINJIDAI
前2作を予習してから鑑賞。26日公開作品は前作がある作品が多かったので予習に直走りました。
引退の花道を飾ったアドニス・クリードが昔の友達でムショ上がりのデイムとリングで合間見えるという作品になっています。両者ともにマーベル作品のヴィランとして名を馳せたマイケル・B・ジョーダンvsジョナサン・メジャースという、キルモンガーvsカーンという見方もできるのもなんだか味があって良かったです。
マイケル・B・ジョーダンは今作が初監督作品であり、その影響か、全体的に手堅くまとめて作られているなと思いました。前2作ほど手に汗握るバトルやドラマは今作では薄かったかなと思います。
アドニスの父親としての面や指導者としての面が強く描かれており、選手としての魅力が発揮できていたかというと少し微妙なラインです。
ただ、いざ試合になるとガチムチな男2人の熱いタイマン勝負が堪能できるのでそこは最高でした。
デイムが唐突にヴィランと化すので、ガタイのいい兄ちゃんから急にモンスターになるまでの過程が描かれないというのもどこかもどかしいところがありました。
しっかりと強いんですが、その強さが急にリミッターを振り切ったかと思いきや、ちょっと強いくらいの実力になるのも違和感がありました。
それでも日本のアニメを意識したバトルシーンが多く描かれており、「はじめの一歩」はその中でもより色濃く描かれていたかなと思います。それほどまでに日本のアニメが世界に大きな影響を与えているんだなと思うと嬉しくなります。
エンドロール後のマイケル・B・ジョーダンが製作を務めたアニメ「CREED:SHINJIDAI」のPV的なものが流れます。
これが個人的には結構ハマって、クリードからはかけ離れて日本のサイキックバトルものみたいな感じにはなっていましたが、これ映画でもアニメシリーズでもどこかの媒体で見たいなと思いました。しっかりと吹替まで用意していましたし、アニメのクオリティも高そうでしたし、短編で良いから観れたらなと思いました。
ロッキーの出ないロッキーシリーズ、少し寂しいところはありますが、新時代へと一歩踏み出したんだなぁと前向きに考えることにしました。クリードシリーズはここで一旦終了なのかな…。ここで何度も現役に復帰してもなとは思いますが笑
鑑賞日 5/26
鑑賞時間 12:00〜14:15
座席 F-8