劇場公開日 2023年1月6日

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カンフースタントマン 龍虎武師のレビュー・感想・評価

全32件中、1~20件目を表示

4.0アクション映画の原点がもたらす興奮や感動を思い起こさせてくれる

2023年1月10日
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鑑賞方法:試写会

 1970年代から90年代の香港のカンフー映画やアクション映画が、世界中の映画に多大な影響を与えた理由とその原点を知ることができる貴重なドキュメンタリー。  建設中のビルから爆破による落下、急停止した2階建てバスから窓を突き破っての落下など、見ているだけで痛くて、命を落としてもおかしくないシーンの貴重なメイキングやアーカイブ映像が次から次へと登場。アナログ時代の撮影現場で理不尽にも命を懸けたスタントマンたちの姿には胸が熱くなる。  なぜ世界中の映画に多大な影響を与え続けているのか。それは生身の身体によるアクションという、アクション映画の原点がもたらす興奮や感動を思い起こさせてくれるからだろう。

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和田隆

3.5A Lookback at the Golden Era of Hong Kong Cinema

2022年12月6日
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鑑賞方法:試写会

In the 1980's, Hong Kong action cinema was Asia's shining diamond that lended the world's attention to the East. This documentary is a series of anecdotes told by the misprized stunt performers in these films. The tales of danger are perplexing, and their dauntless will to risk their lives was, no surprise, a way of life. It does beg the question: how many body bags were coming off these sets?

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Dan Knighton

3.5ジャッキーのコメントも欲しかった

2024年7月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

香港映画を支えるスタントマン達の実像に迫るドキュメンタリー。 少年時代、香港3兄弟(サモ・ハン・キンポー、ジャッキー、ユン・ピョウ)に熱狂した私としては、とても興味深く鑑賞出来た作品でした。 資金力で大きく劣る香港映画界。にも関わらず隆盛を極めた当時の香港映画。それを支えたスタントマン達の実力と矜持。それらを、しっかりと感じることが出来ました。 そして、斜陽になった香港映画界とスタントマン達の暗い現状を映し、それでも復活を期して前を向く姿勢を薄日のような明るさで描くきます。 私自身の興味もありますが、それを抜きにしてもとても良い構成のドキュメンタリーだと思いました。 蛇足になりますが、真田広之が龍の忍者に出演した際に「そのスタントを完璧に出来るように目指すのが日本のスタントマン。香港のスタントマンは危険なスタントに挑戦する」という趣旨のコメントをしていました。このドキュメンタリーを観ると、今更ながら納得が出来るコメントですね。 私的評価は普通にしました。

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よし

5.0多謝再見永遠唯一敬

2023年2月1日
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最初から最後まで、 ニューシネマパラダイスのラストを観てるような感じだった。 香港アクションスタントチームが残してくれた事は、 言葉では言い表せない。 あえて簡単な言葉でいうと、 基準とノウハウ、 そして100年後の人たちが観ても驚くアクション作品の数々。 基準は、 これ以上やると危険、 ここまでは安全、 という基準。 ただし、 その基準通りに、 安全の範囲で撮影していたら、 観客は観に来てくれない。 その安全の範囲を、 チームを組んで何をどこまで練習して積み上げていけばいいのか、 そのノウハウを残してくれた。 安全に撮影するノウハウは、 この人たちの命懸けのスタント、 全身傷だらけのアクションの痛すぎる積み重ねに下支えされている。 亡くなった方、 再起不能になった方々の歴史。 ここまでは安全、 これ以上は危険だから、 別の撮影方法を考える、 または、 セーフティの方法を試す。 そんな準備を半年、一年をかけてリハーサルをする。 そんな新しい映画のパラダイスを、 アップデートされたアクションを魅せてくれたひとたちに感謝。 多謝再見永遠唯一敬

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蛇足軒瞬平太

3.5香港カンフー映画界の盛衰記

2023年1月25日
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鑑賞方法:映画館

ブルース・リーが登場前から現在までの香港カンフー映画のドキュメンタリー。色々な映画の舞台裏、時代の流れ分かり楽しめた。 個人的には現在の衰退した話よりもっとNGシーン見たかった。ジャッキーチェンが、あんなことなり、これから香港カンフー映画が、どうなるか?しかし中国でも息ずいているのが分かり安心。ポスクレ後なぜ彼が⁉️

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ムロン

3.5たくさんの楽しい映画をありがとう

2023年1月22日
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前半の懐かし映像と思い出話が面白かった。たくさんの名シーンを映画館のスクリーンで見られてうれしい。 「マースが飛んで死ななかったらジャッキーがやる」 痛そうだなあと思ってたけど、ほんとに痛かったんだなあと改めて痛くなった。 ラムチェインへのオマージュは泣けた。愛されてたんだな。 さらっと「麻痺が残ったり、死んだ者もいる」と言っていて、彼らの人生を想う。せめて補償を…。 サモハンはいつもジャッキーをちくちくdisる。

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hyvaayota26

4.0香港文化の継承

2023年1月19日
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鑑賞方法:映画館

アクションの一要素ではなくもはや香港映画そのものとなったカンフースタント その形成、過去の隆盛、現状、未来を見据えるとってもいいドキュメント 香港と中国はもっと近しいものかと思ってたけどあくまで「香港」のスタントとして成り立たせることに思いを込めているところに愛と矜持を感じた やっぱ武蔵野館はカンフーやってくれなきゃ!

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シモヤン

4.0笑って泣いて手に汗握る

2023年1月19日
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「プロジェクトA」公開当時がハナタレ中学生。感化されないわけがない香港アクション映画。そもそも、TVで繰り返し放映していたカンフー映画の洗礼は受けていたので、邦画そっちのけで貪るように香港映画を観ていたのを思い出しつつ鑑賞。 最高の悲喜交交でした。名前を列挙すると延々とそれだけで終わりそうなので一人だけ。蘇化子サマ!ユエン・シャオティエンその人。画面に満面の笑みで映った瞬間に号泣してしまいました苦笑 去年の一本に迷わず「RRR」を選んだ理由の全てがココに詰まってました。「魂を込めた作品」にはアクションでなくとも出会う事はあるが「命を削った作品」の躍動感と感情を揺さぶる熱量は、何にも変えられないものなのだと。 今の香港映画界にも言及していて、未来への強い眼差しも感じる素晴らしいドキュメンタリー映画でした。ありがとう。

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lynx09b

4.5香港映画史の史料としても極めて重要な一作

2023年1月16日
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鑑賞方法:映画館

香港映画やその特筆すべきアクションを作り上げてきた俳優達についてあまり知識がないまま鑑賞した観客による感想です。 そんな熱心なファンとは言えない観客でも、サモ・ハンの名前は知っていたし、笑いながらハラハラしながら、彼の映画を鑑賞したこともあるので、老境にさしかかりつつ未だ健在な彼の姿を拝見できたことが嬉しかったです。 本作は、サモ・ハンをはじめ、ドニー・イェン、ツイ・ハーク、ユエン・イーピンなど、香港映画のアクションを築き上げてきた、まさに当人達自身が語る証言集となっており、その発言一つひとつが非常に興味深い上、彼らの証言を辿ることで香港映画のスタント、そして香港映画そのものがどのように展開してきたのかが一望できるという巧みな編集となっています。ブルース・リーは誰もが知る、香港映画のみならず映画史上に残る人物ですが、本作では、彼の存在がどのように既存の香港映画を変革していったのかを様々な証言者の語りから浮かび上がらせており、改めて映画俳優としてのリーの功績を実感することができました。 使用されている映像は、実際に上映されたフィルムもあれば、その前後も含めた、いわゆるフッテージ映像も使われています。このフッテージを観ると、映画として演出されていても驚くような激しいアクションを、ほんとに俳優達が身体を張って演技していることが分かり、改めて驚かされます。 ある撮影では、建物の屋根から落下し、途中のひさしが一種のクッションになって地面に落下する、という手順だったところ、ジャンプの角度を間違えて直接地面に落下してしまいます。俳優が衝撃と痛みのあまり起き上がれず、呻き声を上げているところまでカメラは捉えていました。しかしスタント俳優への配慮が十分ではなかった当時ではこうしたアクシデント、怪我は日常茶飯事だったとのこと。鍛え上げられた身体を持っているとはいえ、あまりの過酷な状況に言葉を失ってしまいました。 1997年の香港返還後、香港映画はかつての勢いを失った、という評が流布しましたが(実際、『インファナル・アフェア』(2002)のような傑作は、こうした危機感を持った香港映画人によって製作されています)、本作に登場する熟達のスタントマン(武師)達はそうした苦境を認めつつも、若い映画人達の発掘に力を注いで、さらに次の段階を目指していました。衝撃的な場面も含まれますが、本作は非常に見応えのある作品です。できたらジャッキー・チェンの証言も聞きたかったけど!

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yui

3.0香港アクション映画を支えたスタントマン界の栄枯盛衰

2023年1月14日
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'70~80年代にかけて絶頂期をみせた香港クンフー映画、本国のみならず日本でも一大ブームとなり、当時を小中高生として過ごした私も夢中で観てました 特にジャッキー・チェン作品でのアクションは尋常じゃなく、「ヤングマスター」辺りから急にエスカレートし始め、子供ながら この撮影だれか死んでるんじゃないのと思うほどの超絶アクションの一途をたどりました 徹底的なライブアクションにこだわっていると思っていたら、本作内のインタビューで香港映画界はハリウッドと違ってお金も技術も無いから危なくても生身でやるしかなかった、と聞いて、やっぱり自分達もやりたくなかったんじゃん、と大いに納得した インタビューで話していたアクター達も主役級だけでなく、当時のジャッキー映画で痛めつけられる常連さんやハリウッドに呼ばれて活躍している名武術監督まで、ほとんど方を知ってました 前半は歴代の香港クンフー映画の名シーンが次々に繰り出されすごく興奮しましたが、後半が尻すぼみで、細々と地味に生きている香港スタントマン協会の現在の活動状況と宣伝みたいに感じました

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Jett

4.0ワンダーウーマン

2023年1月13日
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鑑賞方法:映画館

 インタビューを受けていた一人の部屋にワンダーウーマンのフィギュアが飾ってあったのが印象に残った。思えば一昨年観た『スタントウーマン』(2020)でもワンダーウーマン出てたなぁ~TV版だったけど。  BL映画といえば、今ではボーイズラブ映画のこと。だけど俺にとってはBluce Lee映画だ。中学時代にブルース・リーにハマり、学校帰りに手刀で石を割る訓練をしていたものだ。その後、ギターに目覚めて手を痛めつけることは止めたけど・・・  ウォン・フェイフォンという伝説的武闘家から始まり、ブルース・リーの登場によって香港カンフー映画に革命をもたらした歴史から紹介されるこのドキュメンタリー作品。彼の死は5年間のカンフーアクションのブランクをも生み、やがてコメディアクションを取り入れたジェッキー・チェンの登場となる。『ドランクモンキー酔拳』での師匠・ユェン・シャオティエンも偉大な武闘家だったんだなぁ・・・感慨無量。  ブルース・リーもジャッキー・チェンもハリウッドにまで影響を与えた。そしてその映画を支えていた数多くのスタントマンの存在がクローズアップされる。彼らはバイトから始まり、生計を立てるまでになるが、ギャンブル好きだったりして現役を引退すると何も残ってない者が多い。しかし、彼らにはスタントマンとして映画を支えたという矜持があるのだ!  思わず有料パンフを購入。そこで興味深い系譜が紹介されていて、大きくは武術系と京劇系に分かれ、京劇系には4つの学院があるということ。この系譜のページは得した気分。カンフー映画ファンなら是非購入を・・・Don't think. Buy!!。その京劇学院の訓練の内容なんてのは『七小福』(1988)を観ればよくわかる(オススメ)。  腰を強打したり、首の骨が折れていそうな痛々しい映像や高所からの飛び降りという過激な映像のオンパレード。そこまでするか!?と、CGがある現代からは考えられないようなスタントの連発なのです。『ファーストミッション』なんてもう一度見たくなる。  それにしてもブルース・リーは偉大。ジャッキーもサモ・ハンもエリック・ツァンもみんな憧れていたんだろうなぁ~アーカイブとして登場した映画を全て再鑑賞したくなった(未見作品もあり)。

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kossy

3.5懐かしい

2023年1月12日
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鑑賞方法:映画館

萌える

香港映画全盛期を支えたスタントマンたちの起源から、体を張ったアクションをCG無しでやりきる映像の数々をその当時の指導者・役者・監督の話を交えて流す。そして今の香港映画の現状、これからを語る。 全盛期どストライクの自分のとっては、登場する人に『あ。見たことある』と思いつつその後映される当時の映像・その解説、ワイヤーなしで高所からの落下等何度も息を飲んだ。今では考えられないほど壮絶なアクション。 昔は良かったとは思わないが、この偉人たちがいたおかげでハリウッドにも負けない映画の一時代を築けたのは間違いない。 同じ世代の方にはオススメ。懐かしく観れました。 とても面白かったです。

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chitto

3.5パワハラからのスタント

2023年1月12日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

70~90年代のカンフー映画に出演した者達の過去を振り返る動画&コメント集。 何気なく観てたこの時代のカンフー映画。 当時から凄いな!と思っていたけど今観たらありえないでしょ!今の時代なら完全アウト!(笑) 過去作の数々の名シーン、色々鮮明に覚えてるけど人それぞれ好きな作品、好きなシーンは生きた時代によって違うと思うけど皆さんは何が好きですか!? 私が今でも好きな作品はジャッキー・チェンなら「スパルタンX」「大福星」、特に大福星のアラレちゃんの着ぐるみ着てのお化け屋敷は名シーン!今でも大好き! ブルースリーなら「ドラゴン危機一髪」です。 後、驚いたのはやはりあの俳優さん芸人のホンコンに似てるなと思いました(笑)

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SAKURAI

4.0観てほしい、1人でも多く!

2023年1月11日
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「武師」、広東語でスタントマンです。 広東語で! 香港スタントマンの間では決死のスタントを成功させたあと、 「今のは良くなかった、もう一度だ」 と言うと 「龍虎武師!」(意訳「スタントマンの鑑」) とスタッフから称賛の声が上がるそうだ。 だからって 「よし、じゃあもう一回」 なんて監督が言おうものなら (…空気読めやこら。) となるのだろうけど。 この作品、80年代の香港映画を観て来た世代にはぶっ刺さる事間違い無しだ。 ここでこんなレビューを書かなくとも、この作品の上映を知ったならたとえ片道3時間かかっても、きっと劇場へ足を運ぶだろう。自分は往復で3時間だったが。 当時ジャッキー映画から香港映画にハマり出し、玉石混淆の香港映画郡を浴びるように観た。 その中には映画としての完成度を語るに及ばない作品も有ったが、アクションシーンに関しては目を見張るスタントやアクロバットが必ず有った。 そんな時代を作り上げたスタントマンと香港映画の栄枯盛衰をこの作品は描いています。 正直自分は知っているネタも多かったのだが、それだけに観ていてニヤニヤが止まらなかった。 そしてかつてのゴールデン・ハーベスト社の跡地を巡り、寂しそうに笑うマースの姿にちょっと切なくなった。 この映画は香港スタントマン協会の協賛で作られた香港映画です。 決して最近多く公開されてる中国映画ではありません。 現代アクションの礎を築いたのはハリウッドでは無く、巨大資本をバックに台頭してきた中国でもインドでも無く、命懸けのアクションをこなして来たこの映画に出て来る香港映画人達です。 それ程香港映画に詳しくなくても、映画好きなら、あれ?この人見た事有るなあ。っていう出演者がきっと居るでしょう。 ドキュメンタリー映画は苦手な方も居るでしょう。 でも観て頂きたい。 かつて香港映画に熱中していたかた。 現在も香港映画を愛して止まないかた。 あまり興味無いというかたも。 1人でも多く!1日でも早く! STANTMEN NEVERSAY NO!

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MAKO

4.0勉強が嫌いならスタントをやれ

2023年1月11日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

文字通り体を張って映画を作ってきた香港のスタントマンたち。凍てついたスケートリンクに背中から落下する。爆発とともにみんなでビルの7階から飛び降りる。ガラスのテーブルや窓に突っ込んで叩き割る。もうめちゃくちゃ。痛たた!と思わず声が出る。そんなスタントシーンの連続は必見で、アチョーとか声を出すのは技のタイミングを伝えるためとか、なるほどと思った。ブルース・リーに始まった本格香港アクション映画の流れも概観できて、かなり楽しめた。 ミッション:インポッシブル新作のメイキング映像が劇場でも流れ始めていて、なんでも自分でやっちゃうクルーズさんもすごいけど、マット敷かずに土を掘って地面をやわらかくしただけとか、リハなし命綱なしの一発勝負とか、ハリウッドの俳優組合が100%ボイコットするレベルの彼らのスタントの方に、凄まじさでは軍配が上がるのではないだろうか。 アジア人の命の値段は安すぎるし、多くのスタントマンが小卒で、せっかく稼いだ大金はすぐにギャンブルで使い果たしたなどのエピソードは哀しいけど、陰に日なたに香港映画を支えてきたじいさんたちが、今も映画人やスタントをめざす若者からリスペクトされる文化があるのはすばらしいことだと思う。

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ジョンスペ

3.0確実に頭が〇〇(誉め言葉)

2023年1月11日
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楽しい

興奮

1970~90年代の香港アクション映画界を支えたスタントマン達が当時の事情を語るドキュメンタリー。 時代的にも確かにその通り!な当時台頭してきたブルース・リーの表だけでは無くスタントへの影響や、彼の没後の香港アクションの栄枯盛衰の話しが語られる。 いや~半中華なお国柄だからこその、今の時代では絶対にあり得ないスタントのエスカレート! 武行ではなく武師なんですね! VFXとは異なる迫力はやはり凄かったし、そこに興味がある人には楽しめると思われ!!

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Bacchus

3.5ゴールデンハーベストとかとか…

2023年1月10日
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あれだけ大ヒットとばしていたのにいつのまにか聞かなくなってたな…確かに。サモハンくらいしか新作をみない…。 CGなんてない時代のスタントマンの姿に改めて感嘆。日常道具使ったアクションなんかも必然的にうまれたんだろーなー。 カンフーアクションはすごい、と時代の変遷と共に実感。ジャッキーが本土に行っちゃってるのもしょうがないのか…ちょっと寂しい…。

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peanuts

3.0ブルース・リーさんは、やはり偉大でした!

2023年1月10日
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鑑賞方法:映画館

カンフー映画が、ブルース・リーさんの作品以外は、如何にスタントマンに危険を要求していたのか、そして、香港映画は何故衰退してしまったのかが良く分かりました。でも、香港映画全盛期を知らない人には、退屈な内容かもしれませんね!

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aki007

3.0一瞬のキラメキ

2023年1月9日
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鑑賞方法:映画館

「そうかやっぱりブルース・リーか」とか思って観てたの。 そこまでの作品も面白そうだけど、ブルース・リー作品は一味違うね。 そこからはサモ・ハン礼賛が続いて「デブゴンすごいやつだったんだ」と思ったね。 それでインタビューを観ていて「成功して、このインタビューに出てる人はいいけど、そうじゃない人たちは……」と思うの。『下半身不随になった者もいた』とか出てくると余計に。 香港映画のスタントマン業界はブラックだったね。朝から晩まで働いて、成功すれば大金を手に入れられるけど、身の危険を伴う。「やったら入院するのは間違いない」というスタントを、それもやらなかったら、明日から仕事もない。それで成功しなかったらやりがい搾取でしょ。 でも、この狂った業界だったからこそ、ハリウッドを凌駕する作品が生まれたんだよね。 それを是とするのか非とするのか。 ジャパニメーションとか日本のマンガとかの勢いが凄いけど、業界的には超ブラック。だからこそ、凄い作品も生まれてくるけど、それでいいのかなとか、色々思ったよ。

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Scott

5.0パワハラではない、あるのはプライド

2023年1月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

香港の功夫(カンフー)映画の歴史を、スタントマンという概念から考察していく、まさにファンなら必聴必見のドキュメンタリー。アーカイブとして使われている映画の大半は観ているが、今改めて観るとホントに危険なスタントだったんだなと再確認。 ブルース・リーの存在が想像以上に大きかったとか、スタントチームにも色々あってそれぞれ対抗意識を燃やしていたとか、有名なあの映画のスタントは実はこの人だった…的な初耳なトリビアも満載でビックリする事だらけ。それでいて、香港資本と中国資本の製作体制の違いが浮き彫りになったり、スタントマンの活躍の場が減ってきているという危機的状況を何とか打破しようという取り組みなど、シビアな実情も知る事ができた。 それにしても歴代のスタントマン達の証言がいちいち勾玉もの。「成功確率が50%でも、いや30%でもやった」、「ハリウッドに勝つには肉体アクションしかない」、「スタントマンは決してNoとは言わない」…そこにはパワハラなんて言葉は存在しない。彼らは自分の仕事にプライドを持っているのだ。どことなくプロレスの世界にも通じるのは気のせいではない。 観ていて「ああ、あの俳優だ」とたくさん気付けた自分を褒めてやりたい。余談だがTシャツが買えなかったのは残念至極。

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regency