劇場公開日 2023年1月6日

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「観てほしい、1人でも多く!」カンフースタントマン 龍虎武師 MAKOさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0観てほしい、1人でも多く!

2023年1月11日
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「武師」、広東語でスタントマンです。
広東語で!

香港スタントマンの間では決死のスタントを成功させたあと、
「今のは良くなかった、もう一度だ」
と言うと
「龍虎武師!」(意訳「スタントマンの鑑」)
とスタッフから称賛の声が上がるそうだ。

だからって
「よし、じゃあもう一回」
なんて監督が言おうものなら
(…空気読めやこら。)
となるのだろうけど。

この作品、80年代の香港映画を観て来た世代にはぶっ刺さる事間違い無しだ。
ここでこんなレビューを書かなくとも、この作品の上映を知ったならたとえ片道3時間かかっても、きっと劇場へ足を運ぶだろう。自分は往復で3時間だったが。

当時ジャッキー映画から香港映画にハマり出し、玉石混淆の香港映画郡を浴びるように観た。
その中には映画としての完成度を語るに及ばない作品も有ったが、アクションシーンに関しては目を見張るスタントやアクロバットが必ず有った。

そんな時代を作り上げたスタントマンと香港映画の栄枯盛衰をこの作品は描いています。
正直自分は知っているネタも多かったのだが、それだけに観ていてニヤニヤが止まらなかった。
そしてかつてのゴールデン・ハーベスト社の跡地を巡り、寂しそうに笑うマースの姿にちょっと切なくなった。

この映画は香港スタントマン協会の協賛で作られた香港映画です。
決して最近多く公開されてる中国映画ではありません。
現代アクションの礎を築いたのはハリウッドでは無く、巨大資本をバックに台頭してきた中国でもインドでも無く、命懸けのアクションをこなして来たこの映画に出て来る香港映画人達です。

それ程香港映画に詳しくなくても、映画好きなら、あれ?この人見た事有るなあ。っていう出演者がきっと居るでしょう。
ドキュメンタリー映画は苦手な方も居るでしょう。

でも観て頂きたい。
かつて香港映画に熱中していたかた。
現在も香港映画を愛して止まないかた。
あまり興味無いというかたも。
1人でも多く!1日でも早く!

STANTMEN NEVERSAY NO!

MAKO
NOBUさんのコメント
2023年1月13日

今晩は。
 ”ミシェール・ヨー姐さんとチャン・ツィーさんも体操出身のはずですねえ。”
 知りませんでした。有難うございます。
 ミシェール・ヨーさん、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でゴールデン・グローブ賞取りましたね。
 3月3日が楽しみです。では。

NOBU
kossyさんのコメント
2023年1月13日

MAKOさん、いつもありがとうございます。
カンフー映画にはハマった人間です。
李小龍の死後も追い求めていたのですが、その衰退期に観たいくつかのカンフー映画が思い出せません。覚えているのは『燃えよドラゴン』の模倣シーンがいくつもあったことくらい。

kossy