「一瞬のキラメキ」カンフースタントマン 龍虎武師 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
一瞬のキラメキ
「そうかやっぱりブルース・リーか」とか思って観てたの。
そこまでの作品も面白そうだけど、ブルース・リー作品は一味違うね。
そこからはサモ・ハン礼賛が続いて「デブゴンすごいやつだったんだ」と思ったね。
それでインタビューを観ていて「成功して、このインタビューに出てる人はいいけど、そうじゃない人たちは……」と思うの。『下半身不随になった者もいた』とか出てくると余計に。
香港映画のスタントマン業界はブラックだったね。朝から晩まで働いて、成功すれば大金を手に入れられるけど、身の危険を伴う。「やったら入院するのは間違いない」というスタントを、それもやらなかったら、明日から仕事もない。それで成功しなかったらやりがい搾取でしょ。
でも、この狂った業界だったからこそ、ハリウッドを凌駕する作品が生まれたんだよね。
それを是とするのか非とするのか。
ジャパニメーションとか日本のマンガとかの勢いが凄いけど、業界的には超ブラック。だからこそ、凄い作品も生まれてくるけど、それでいいのかなとか、色々思ったよ。
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