「ハルちゃんは意外と悪女」銀平町シネマブルース uzさんの映画レビュー(感想・評価)
ハルちゃんは意外と悪女
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『アルプススタンド〜』以降、名前だけで足を運ぶようになった城定監督。
潰れかけの映画館が舞台ということで、『浜の朝日の嘘つきどもと』を連想しつつ。
本作は館より人へのフォーカスが強いが、映画愛に溢れるところは同じ。
話としては地味だし、善人が多すぎるし、都合もよすぎる。
でも、そこが気になったり不快にはならない。
こんな作品をわざわざ観に行くような人は、絶対にそうはならない、確かな愛とユーモアがある。
撮る側、出る側、映す側、観る側など、様々な立ち位置の人々が一箇所に集まる。
言葉を交わさなくても、そこで通じる空気感がありました。
映写技師や映画好きの中学生など、もっと知りたい人物も多い。
小野莉奈主演のサイドストーリーも観たい。
みなさん書かれているように、終演後のゴミの量は気になりました。
人が死ぬ展開も必要かなぁ、とは思いつつ、それでもあの優しい空間が好きです。
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