「失敗も成長の過程」チョコレートな人々 てつさんの映画レビュー(感想・評価)
失敗も成長の過程
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会社を経営している夏目氏は、小学生時代の苦い後悔を抱え、若い頃から高賃金を目指したパン屋を経営していたが、経営者夫婦は無給で、一人の女性は作業の遅れのために仲間と上手くいかず、辞めてしまった。確かにパンは廃棄率も高く、無駄も多かったようである。パンフレットによると、辞めた人との再会の予定を撮影者は把握していたらしい。今の会社でも、大口注文に対応するための生産管理業務が上手くいかず、責任を果たしたとは言えない業務運営振りが描かれていたり、重度者のための作業場では、一日5時間労働で月給約5万円出せる段階がやっとというところも報告されていた。一企業で超人的な努力をしなくても、あるいは働けない人にも所得保障を整えていくことを考えてほしいものである。チョコレートは有名シェフ店と肩を並べるほどの評判のようなので買って食べてみると、軟らかめでナッツの感触もあり、美味しかった。
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