死を告げる女のレビュー・感想・評価
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70点ぐらい。思ってたのと違った(笑)
死を予告する電話を受けた女性キャスターが主役ってことで、
女性キャスターと猟奇犯と刑事とバッチバチの対決を期待して観たんだけど、思ってたのと違った(笑)
『コピーキャット』的なのが観たかったんだけどな…(笑)
なんか、あの映画的だな…
ネタバレるんで、この辺で(笑)
主演の女性は『コクソン』にも出てた。
『コクソン』は名作です(笑)
美しきニュースキャスター
ちょっとホラー風味のサスペンス映画で、特に好んで観るジャンルではないんだが、チョン・ウヒが主演してるんで観た。原題は直訳すると『アンカー』で、ニュース番組のキャスター(アンカーウーマン)のこと。ちょっとホラーっぽくて、不気味だったりちょっとびっくりさせられたりするシーンもあるんだが、基本的には心理サスペンス。途中でなんとなくネタが割れるというか、仕掛けが見えてくるきらいはあるが、非常に丁寧に作り込まれており、なかなか面白かった。
とにかく主演のチョン・ウヒが良い。高圧的な母親の精神的支配下にあり自らも他人を蹴落としてでも地位を保とうとする女性を演じていて、いつも通りの演技派っぷりである。役柄やストーリー上、笑顔のシーンはほとんどなく、冷たい顔か怯えた顔ばっかりなのだが、むしろそれがかえって彼女の美しさを映し出していた。しかしまあチョン・ウヒはいつもシリアスというかハードというか重めの大変な役ばかりやってるなあ。精神科医役の俳優と母親役の俳優も、不気味なようなまともなような絶妙なたたずまいで、これまた見事な演技派っぷりでした。
サスペンス系の映画なんだけど、ホラー要素が多目な韓国映画。 本年度ベスト。
ゆがんでるなー。
映像トリック
気になるところが多いがなんとなくごまかされた感じ
ホラーテイストのサスペンスって観ていて戸惑うことがある。本作では、序盤の遺体を発見するまでの展開に少々違和感があった。なんでそんなところに行くのよ?とか一人で行く?とか気になってしまう。それでホラーっぽい恐怖を演出されても、ホラーじゃないしなーなんて冷めた目で観てしまうことになる。
それでも後半の展開はなかなか面白かったし、決着のつけかたも悪くない。ただ、なんとなくハーピーエンドっぽい終わり方だけど、いろいろと問題は残るんだよな。いや、そんなことはあまり気にしないほうがいいのかもしれない。
ちなみに現代はアンカー、日本で言うところのキャスター。こっちの方がちゃんとしたタイトルなのに、変にホラーテイストな邦題にしてしまうのも問題だよな。
とりあえず通報しようか
本番直前に脅されてる旨を訴えかけてくる女性の電話を受けたTVキャスターが、その女性宅を訪れて巻き起こる話。
放送終了後自宅に戻ったものの、女性宅を訪ねると女性は首を吊り子供は浴槽に浮かび…その事件を追っていくストーリーだと思ったら、警察は自殺って!?
序盤から母親の口ぶりから関係者か元?という感じがあったりして、なかなか上手く振ってはいるけれど、障害はわかるものの1人でそれは無理がある。
自分の好きじゃない夢オチに近い感じもちょっとね。
地下室でそれをみつけてネタが解ってからの流れも何だかチンタラテンポが悪いし、エピローグもタラタラ。
で、4週間前ってストーリー上のどのタイミング?
サスペンスよりも主人公のメンタルにシフトしちゃってるけれど、自分には感情移入出来ずハマらなかった。
恐ろしい子…
いつも思うのだけど、韓国映画はちょっとしたアイディアから始まって意外な展開のあげく、社会的な課題も含めた王道へ着地してゆけるのは何故なんだろう?
日本映画となにが違うのだろう…?課題意識が違うのかな…?
本作も、サイコホラー?→サイコサスペンス?→社会派サスペンス!と観ているうちに印象が変わってゆくし、最終的にはちょっと深イイ話を予感させる。
精神科医役のシン・ハギュンのイメージを上手く利用したりしてドラマのドライブを掛けるが、根幹には女性の社会的な抑圧やシングルマザーの境遇など、骨太なテーマを据えている。
しかし油断しちゃいけないね。韓国映画では「え、なんかそれ無くない?」と思うような違和感はたいてい伏線なのだ。恐ろしい子…
そこそこ怖いので注意。謎のヒントはたくさんあるタイプの映画です。
今年367本目(合計642本目/今月(2022年12月度)20本目)。
今日はこちらをチョイス。韓国映画です。
最初こそホラー映画の要素が強いものの、後半からは謎解きパートというような雰囲気の2層の構造を持ちます。ただこの「答え合わせ」にはかなりのヒントが序盤に混ざっているし、比較的わかりやすい(韓国は日本の隣国でもあり、いろいろ文化を推測しやすいなどもあります)という点があるかなと思います。
なお、「そこそこ怖い」映画です(映倫はなぜか一般指定扱い?)。特に血液関係の描写が該当し、PG12か下手するとR15くらっても仕方なし…というシーンがいくつかあります(明確に、直視が難しいかなと思えるシーンも1か所だけだがあり。後半)。
ヒントとして提示されるものが、ほとんど日本と同じ文化のもとにある韓国映画で作られている事情なので、その「ヒントの理解」もしやすいので、いわゆるホラー映画の体裁をとりつつも「謎解き」のスタイルも取ります。この点にこだわるのもおすすめです。
…としても、日本でいえば…、そうですね。「自分の夢をかなえるために、すること」ということがテーマあります(映画の趣旨的にいろいろ書くとネタバレになりかねないので注意)。ほか、架空のテレビ局?のようですが、「韓国ではどのようにテレビ放送をやるのか、CMはどうやっていれるか?」といった「身近だけど、実は意外と知らない」ことまで扱っているので、そういった「文化好き」な方にもおすすめです。
減点対象としては特に見出しにくいのでフルスコアにしています。
今後見られる映画館が増えるといいですね。
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(参考/減点なし/音声がきれいなのだけど…)
・ 私はシネマートで見たのですが、シネマートはミニシアターです。なので、音響はいくつかの場所に分散しておかれています。この音響は映画の趣旨から、「そこで鳴らしたほうがよいだろう」という場所で流れます。
一方でこの映画は「狭い」映画で(一部の例外除く。ネタバレ回避)、そんなに野原を走ったり何だのという「広大なソウル市内をうんぬん~」という趣旨の映画では「ない」のですが、その観点でいうと、ただ単に「後ろで音が鳴っている」「だけ」で後ろ側の音響が使われるなど、やや混乱しそうです(そこから声が流れるとは思わないので…)。
※ この点は、ミニシアター特有の論点かもしれません。
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