「そこそこ怖いので注意。謎のヒントはたくさんあるタイプの映画です。」死を告げる女 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
そこそこ怖いので注意。謎のヒントはたくさんあるタイプの映画です。
今年367本目(合計642本目/今月(2022年12月度)20本目)。
今日はこちらをチョイス。韓国映画です。
最初こそホラー映画の要素が強いものの、後半からは謎解きパートというような雰囲気の2層の構造を持ちます。ただこの「答え合わせ」にはかなりのヒントが序盤に混ざっているし、比較的わかりやすい(韓国は日本の隣国でもあり、いろいろ文化を推測しやすいなどもあります)という点があるかなと思います。
なお、「そこそこ怖い」映画です(映倫はなぜか一般指定扱い?)。特に血液関係の描写が該当し、PG12か下手するとR15くらっても仕方なし…というシーンがいくつかあります(明確に、直視が難しいかなと思えるシーンも1か所だけだがあり。後半)。
ヒントとして提示されるものが、ほとんど日本と同じ文化のもとにある韓国映画で作られている事情なので、その「ヒントの理解」もしやすいので、いわゆるホラー映画の体裁をとりつつも「謎解き」のスタイルも取ります。この点にこだわるのもおすすめです。
…としても、日本でいえば…、そうですね。「自分の夢をかなえるために、すること」ということがテーマあります(映画の趣旨的にいろいろ書くとネタバレになりかねないので注意)。ほか、架空のテレビ局?のようですが、「韓国ではどのようにテレビ放送をやるのか、CMはどうやっていれるか?」といった「身近だけど、実は意外と知らない」ことまで扱っているので、そういった「文化好き」な方にもおすすめです。
減点対象としては特に見出しにくいのでフルスコアにしています。
今後見られる映画館が増えるといいですね。
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(参考/減点なし/音声がきれいなのだけど…)
・ 私はシネマートで見たのですが、シネマートはミニシアターです。なので、音響はいくつかの場所に分散しておかれています。この音響は映画の趣旨から、「そこで鳴らしたほうがよいだろう」という場所で流れます。
一方でこの映画は「狭い」映画で(一部の例外除く。ネタバレ回避)、そんなに野原を走ったり何だのという「広大なソウル市内をうんぬん~」という趣旨の映画では「ない」のですが、その観点でいうと、ただ単に「後ろで音が鳴っている」「だけ」で後ろ側の音響が使われるなど、やや混乱しそうです(そこから声が流れるとは思わないので…)。
※ この点は、ミニシアター特有の論点かもしれません。
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